ドル円 【予想・見通し・動向】大口が年初来の円売りを仕掛けてきてる!!110円を狙う動きか!? テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2021年3月26日(金)の週を終えて
2021年3月22日(月)から3月26日(金)の週を終えて
ドル円の最新の動向を解説します。
- ドル円の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
- テクニカルの分析
- ドル、ユーロ、円の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説
これらの情報を総合的に分析して
今後のドル円の相場展開の予想や見通しを立てて行きます。
この記事を最後まで見るメリットは
ドル円の最新の動向や
ドル全体の最新の動向をすべて把握できる事です。
もし途中から市場に参加したとしても
ドル円カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。
それでは、各章を見て行きましょう。
ドル円 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年3月26日(金)の週を終えて)
#ドル円・俺ニカル分析
2021年3月26日の週を終えてドル円、クロス円全般的に
個人投資家の売りが多すぎ問題控え目に言って助からないと思うなぁ😇
ドル円はショート出来高多めラインを
ことごとく上にブチ抜いているショーターにとって悲惨な状況😇 pic.twitter.com/TUTLF5npiz
— 堅実なる投機家@-524万円 フリーランス人生終了・就活はじめました (@kenjitutouki) March 28, 2021
上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。
解説の流れは以下の通りです。
- ファンダメンタル分析
- テクニカル分析
- ポジション状況
- 週の終値の動向
ファンダメンタルズ分析と値動き
2021年3月22日(月曜日)から3月26日(木曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
この1週間のドル安とドル高の要因を要約すると
ドル高の要因は以下のとおりです。
- トルコ中銀総裁が突然の解任された事
- ドイツが新型コロナウイルスの感染拡大阻止のためロックダウン措置の期間を延長した事
- 欧州で新型コロナワクチンの接種状況が遅れている事
- イギリスの消費者物価指数の内容が悪かった事でイギリス中銀の緩和政策が続くとの見方
- アストラゼネカ製のワクチンの治験データの完全性を巡る疑念
- EU当局者が新型コロナウイルスワクチンの輸出制限を24日に強化する見通し
- 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁が、2023年に利上げを開始できるとの見方
- ユーロドルがOPバリアが1.180が狙われた事
- スイス中銀の介入の可能性やフランの弱さを歓迎と発言した事
- バイデン大統領が新型コロナワクチン接種目標を倍増させると表明
ドル安の要因は以下のとおりです。
- 株価上昇によるリスクONの流れで買い戻し
2021年3月22日(月曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
トルコの中央銀行総裁が突如解任された報道を受けて
FX市場は窓開けスタートした。
ドル円は30pipsくらいの下窓スタートとなりました。
すぐ落ち着きを取り戻し、元の位置に戻って終了しました。
安値108.552 → 終値108.841(+28.9pips上昇)
2021年3月23日(火曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
この日は円高と欧州通貨などのドルストレートでドル高となりました。
ドイツが新型コロナウイルスの感染拡大阻止のためにロックダウン措置の期間延長を発表しました。
これを背景に欧州での新型コロナ第3波を警戒したリスク回避が台頭しドル高の流れとなりました。
また欧州では新型コロナワクチンの接種も遅れており
それらの状況からドルが買われている状態となっています。
2021年3月24日(水曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
イギリスの消費者物価指数の発表があり、内容が悪かった事から
イギリス中銀の緩和政策が続くとの見方からドル高が進行。
また、アストラゼネカ製のワクチンの治験データの完全性巡る疑念で
アメリカ当局者は臨床試験の古い情報を提示した可能性を知らされたという。
予想外の発表を受けリスク回避のドル買いポンド売りから
ドル高の流れとなっています。
EU当局者が新型コロナウイルスワクチンの輸出制限を24日に強化する見通しと報道された。
イギリスや接種率が高い他の地域への輸出を阻止する可能性があるほか、
ワクチン供給が契約期間の終盤にずれ込むメーカーの製品も輸出制限の対象になるみたいです。
この流れを受けてリスク回避のドル高が欧州通貨で広がりました。
米アトランタ地区連銀のボスティック総裁が、
連邦準備理事会(FRB)が2023年に利上げを開始できるとの見方を示したことも
ドル高の要因となっています。
安値108.446 → 終値108.726(+28pips上昇)
2021年3月25日(木曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
ユーロドルがOPバリアが1.180にあり株価の下落と共に突破!
これもあってドル高の流れを受けてドル円も上昇基調をキープして高値を更新
スイス中銀が介入への考えが変わらない事やスイスフランの軟化を歓迎発言したあたりから
ポンドスイスの上昇やユーロドル、ドル円の上昇が始まった感じを見ると
介入したのかな?と思わせる節があるので
もしかしたらスイス銀の介入があったのかもしれませんね。
安値108.698 → 終値109.181(+48.3pips上昇)
2021年3月26日(金曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
この日はドル円の爆上げが半端なかったです。
109.3のレジスタンスを突破し、ストップを巻き込んで109.8円台まで上昇していきました。
バイデン大統領が新型コロナワクチン接種目標を倍増させると表明しアメ株が上昇し
日経225も上昇したのを背景に円安の流れとなりました。
安値109.127 → 終値109.509(+38.2pips上昇)
ドル円 テクニカル分析
ドル円の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。
1週間の価格動向ダイジェスト
- 週の始めに下窓スタートして下落すると見せかけて水曜日から反転上昇
- 109.3円台の高値レジスタンスを上に突き抜け109.8円台まで上昇して週を終えました
直近のレジスタンス
109.68x 緑のライン
週足の200MAがある108.96xを明確に上に抜け
ついでに109.3を突き抜けてストップを巻き込んで109.8x円台まで上昇しました。
一旦、売りに押されてるのを見ると
週足レベルでは高値で打ち返される数が多かった場所になるので
このあたりに抵抗帯があるのかなと思われます。
直近のサポート
108.3xx 直近の押し安値
108.3~108.4で押し安値を作って反転上昇して高値を突き抜けているので
当面はここを下抜けるまではダウ理論で上昇トレンドが続くのではないでしょうか。
109.2xのラインで陰線を付けた出来高が多かった価格帯レジスタンスがあるので
ここがレジサポ転換するのかどうかも見ておいた方がいいと思います。
円のCFTCの大口のポジション状況
週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。
また、ドルインデックスやユーロドルのポジション状況を比較する事で
ドル全体の相場を把握して、ドル安なのかドル高なのか方向性を占っていきます。
基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。
円のCFTCのポジション比較
大口の円売りが加速!!
年初来の円売りの増加です!!
そりゃぁドル円が上がる訳だ…。
ドル円の個人のポジション状況
大口が年初来の円売り(ドル円で見ると買い)の多さの中で
個人投資家は売りで捕まってる人が多い。
これは110円目指す展開か?
ドル自体のポジション状況を比較
大口のユーロのポジションに変化はあまり見られない。
気になるのが個人投資家の買いが増えてる事。
1.18のOPバリア突破して1.17に落ちたからなぁ…。
ドル円は売りで捕まってる人が多くて
ユーロドルは買いで捕まってる人が多い。
つまり、個人投資家はドル売り目線…。
こうなるとドル高が進みそうだなぁ。
週の終値を比較
2020年12月04日の終値 104.180 (+18.4pips上昇)
2020年12月11日の終値 103.925 (-25.5pips下落) イギリスとEUが通商協議でもめて合意無き離脱の可能性が高まる
2020年12月18日の終値 103.260 (-66.5pips下落) FRBが緩和とゼロ金利維持 アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日の終値 103.594 (+33.4pips下落) イギリスで新型コロナウイルスの変異種が発見される
2020年12月31日の終値 103.304 (-29pips下落) イギリスとEUが通商協議で合意、アメリカで9000億ドル規模の新型コロナ追加経済対策法案が可決
2021年01月08日の終値 103.954 (+65pips上昇) アメリカの長期金利が1%台を回復したのを受けてドル買いに
2021年01月15日の終値 103.861 (-9.3pips下落) バイデン氏の刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りで市場はリスク回避の流れになった
2021年01月22日の終値 103.740 (-12.1pips下落) バイデン大統領就任式完了!女性初の財務長官に任命されたイエレン氏はバイデン大統領の経済対策を支持する意向
2021年01月29日の終値 104.691 (+95.1pips上昇) ロビンフッダーが暴れた週
2021年02月05日の終値 105.306 (+61.5pips上昇) バイデン大統領が1兆9000億ドルの必要性を改めて表明
2021年02月12日の終値 104.909 (-39.7pip下落) テスラがビットコインに投資するって言ってドル安が加速
2021年02月19日の終値 105.417 (+50.8pips上昇) 日経225が30年ぶりに30000万円回復
2021年02月26日の終値 106.530 (+111.3pips上昇) アメリカの長期金利が上昇してSP500の配当利回りを超えた事で株安のドル高が進行
2021年03月05日の終値 108.206 (+167.6pips上昇) FRBパウエル議長は長期金利に介入する気はない。政策路線の変更もなし。市場参加者は失望してドル買いに
2021年03月12日の終値 108.979 (+77.3pips上昇) アメリカで1兆9000億ドルの経済対策法案が成立しました
2021年03月19日の終値 108.870 (-10.9pips下落) 日銀が長期金利の上下動を許容し、ETF買い入れを日経225からTOPIXに切り替え
2021年03月26日の終値 109.509 (+63.9pips上昇) バイデン大統領が新型コロナワクチンの普及の倍増すると発表(1億回→2億回)
まとめ
ドル円の相場状況をまとめると
- トルコ中銀総裁が突然の解任された事で窓開けスタートしました
- ドイツが新型コロナウイルスの感染拡大阻止のためロックダウン措置の期間を延長した事でドル高に
- 欧州で新型コロナワクチンの接種状況が遅れている事でドル高に
- イギリスの消費者物価指数の内容が悪かった事でイギリス中銀の緩和政策が続くとの見方でドル高に
- アストラゼネカ製のワクチンの治験データの完全性を巡る疑念でドル高に
- EU当局者が新型コロナウイルスワクチンの輸出制限を24日に強化する見通しでドル高に
- 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁が、2023年に利上げを開始できるとの見方でドル高に
- ユーロドルがOPバリアが1.180が狙われた事でドル高に
- スイス中銀の介入の可能性やフランの弱さを歓迎と発言した事でドル高に
- バイデン大統領が新型コロナワクチン接種目標を倍増させると表明で円安ドル高に
とにかくドル高が横行した1週間だった。
ドルストレートは途中で買い戻されたけどね。
豪ドルUSとポンドドルの高い所から売ってるポジションを決済しようか迷う。
とりあえず100pipsくらいの利益なので、もう少し待ってみて買い戻しで上昇が加速してくるようなら
有無を言わさず決済しようと思います。
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