ダウ30【見通し・予想・動向】SP500が年初来のポジション解消に動く 残ったのは個人投資家のショーターだけ…ストップ狩り上昇警戒! テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年3月26日(金)の週を終えて
2021年3月22日(月)から3月26日(金)の週を終えて
アメリカ株式市場とダウ30の最新の動向を解説します。
- アメリカの株式市場とダウ30の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
- テクニカルの分析
- ダウ30とSP500の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説
これらの情報を総合的に分析して
今後のダウ30の相場展開の見通しや予想を立てて行きます。
この記事を最後まで見るメリットは
アメリカの株式市場の最新の動向や
景気に敏感な株価指数を取り扱うので最新の景気の動向をすべて把握できる事です。
もし途中から市場に参加したとしても
ダウ30カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。
それでは、各章を見て行きましょう。
ダウ30 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年3月26日(金)の週を終えて)
#ダウ30・俺ニカル分析
2021年3月26日の週を終えてSP500は大口も個人も持ち株を大量にぶん投げた
年初来でとんでもない数の持ち株の処分😇週末に株価は爆上げしたが
果たしてここから株価は上がるのか?
という疑問が残るダマシじゃないよね?
ただダウ30は個人の売りが多いので狩りに来るかも pic.twitter.com/dyw3uiwVLq
— 堅実なる投機家@-524万円 フリーランス人生終了・就活はじめました (@kenjitutouki) March 28, 2021
上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。
解説の流れは以下の通りです。
- ファンダメンタル分析
- テクニカル分析
- ポジション状況
- 週の終値の動向
ダウ30 ファンダメンタルズ分析と値動き
2021年3月22日(月曜日)から3月26日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
この1週間の株価の上げと下げの要因を要約すると
価格が上昇した要因は以下のとおりです。
- アーク・インベストがテスラの株価が2025年までに3000ドル近く上昇との見通し示した事
- バイデン大統領が就任100日目を迎える4月末までに2億回の新型コロナワクチンの接種を目指すと発言した事(従来は1億回)
- FRBが銀行の配当支払いと自社株買いに対する制限について6月に行う次回のストレステスト後に大半の銀行を対象に解除する方針を示した事
- バイデン大統領がインフラ計画が経済成長に期待が寄せられてる事
価格が下落した要因は以下のとおりです。
- ドイツが新型コロナウイルス感染抑制のためのロックダウン措置の延長を発表した事
- 欧州各国で新型コロナ第3波を警戒した経済不安が台頭している事
- バイデン政権が検討しているインフラ投資について資金を賄うための歳入増加や増税を巡る懸念
2021年3月22日(月曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
テスラ株を保有するアーク・インベストがテスラの株価が2025年までに3000ドル近く上昇する
との見方を示した事でテスラの株が上昇しSP500やハイテクグロース株の上昇を牽引しました。
ダウもリスクONの流れを受けて上昇しました。
安値32451.51 → 終値32785.99(+334.48pips上昇)
2021年3月23日(火曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
ドイツが新型コロナウイルス感染抑制のためのロックダウン措置の延長を発表した事で
欧州各国で新型コロナ第3波を警戒した経済不安が台頭。
これに足を引っ張られた感じになっています。
またバイデン政権が検討しているインフラ投資について資金を賄うための歳入増加や
増税を巡る懸念が台頭し株価は売りに押されて終わりました。
高値32825.37 → 終値32468.03(-357.34pips下落)
2021年3月24日(水曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
FRBパウエル議長とイエレン財務長官の議会証言があり
アメリカの景気回復に楽観的な見通しを示したものの
高いところでは頭が重く利食い売りに押されて終了しました。
高値32805.82 → 終値32477.16(-328.66pips下落)
2021年3月25日(木曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
バイデン大統領が就任100日目を迎える4月末までに
2億回の新型コロナワクチンの接種を目指すと発言した事で、
ワクチン接種進展による経済成長の期待感から株価が安値から大きく買い戻されました。
もともとは1億回だったらしい。
安値32088.28 → 終値32694.07(+605.79pips上昇)
2021年3月26日(金曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
FRBが銀行の配当支払いと自社株買いに対する制限について6月に行う次回のストレステスト後に
大半の銀行を対象に解除する方針を示した事で銀行株が上昇。
エネルギー株もスエズ運河の大型コンテナ船の座礁が長期化するとの懸念で原油価格上昇からの
株価上昇につながっているようです。
大半のセクターに幅広い買いが入っています。
前日のバイデン大統領の新型コロナワクチン接種やインフラ政策の期待感が入って
大幅な上昇を見せてるようです。
安値32634.07 → 終値33108.09(+474.02pips上昇)
ダウ30 テクニカル分析
ダウ30の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。
1週間の価格動向ダイジェスト
- 週の始め、リバウンドをみせましたが前の週の下落の流れを引き継いで32294のラインを下抜けるまで下落
- その後、基準線付近から一気に買い戻され33000ドルまで戻って行って来いしただけの週になりました
直近のレジスタンスライン
33158ドル台 水色のライン
最高値を更新して何処まで行くのか分からないので
目安として抵抗ラインを引いてみました。
32000~30800の値幅的に約1100ドルくらいなので
だいたいこの辺かなと。
とりあえず高値更新でここまで到達しましたが
その後、綺麗に撃ち落とされていったのを見るとレジスタンスとして意識されていると思われます。
直近のサポートゾーン
32224.59 オレンジのライン
31968.33 オレンジのライン
1時間足を見た時に出来高多めで陽線を出した価格帯サポートです。
直近ではこのあたりが意識されると思います。
日足レベルだと
32000ドル台もしくは深く押して75MAだと思われます
ダウ30とSP500のCFTCのポジション比較
SP500の大口と個人ともに売りと買い両方のポジションを大量に解消している…。
何これ…?
でも株価はむちゃくちゃリバって行って来いしたんだよね…。
何か起きる前兆かな?怖いなぁ…。
ダウ30とSP500の個人のポジション比較
SP500は大口と同様に買いポジションを解消している。
残すはダウ30だけが売りで捕まってる状態。
ダウ30のポジション状況 まとめ
とりあえず取り残されたダウ30の個人投資家の売りポジを刈ろうかって感じになりそう。
週の終値を比較
2020年12月04日 30169.22 (+230.43pips上昇) 最高値を更新!30000ドルを突破!新型コロナワクチンの実用化期待と追加経済対策が速まるとの期待感で
2020年12月11日 30051.95 (-117.27pips下落) イギリスで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月18日 30284.56 (+232.61pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月25日 30231.38 (-53.18pips下落) 新型コロナウイルスの変異種が確認されEU各国でロックダウン措置が取られる
2020年12月31日 30420.14 (+188.76pips上昇) 最高値を更新 9000億ドル規模の新型コロナ追加対策法案が可決
2021年01月08日 31147.76 (+727.62pips上昇) 最高値更新 バイデン氏が次期大統領に承認される。上院決選投票で民主党が勝利。上院下院+大統領ともに民主党となる
2021年01月15日 30780.08 (-367.68pips下落) バイデン氏の景気刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りのネタに使われて終わる
2021年01月22日 31029.06 (+248.98pips上昇) バイデン氏の大統領就任式後に頭打ちで下落。女性初の財務長官イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持
2021年01月29日 29987.22 (-1041.84pips下落) ロビンフッダーがヘッジファンドを追い込み損失計上で株価が暴落
2021年02月05日 31193.50 (+1206.28pips上昇) バイデン大統領の経済対策が縮小される事はなく、従来の規模で行くと表明した
2021年02月12日 31493.05 (+299.55pips上昇)
2021年02月19日 31482.60 (-10.45pips下落) 長期金利が約1年ぶりに1.3%回復 バンクオブアメリカがドットコムバブル級の過熱感を警戒
2021年02月26日 30902.16 (-580.44pips下落) 長期金利が1.6%に達してSP500の配当利回り1.48%を超えて株の魅力が薄れて株価が下落
2021年03月05日 31515.09 (+612.93pips上昇) SP500の大口が大人買い。ショーターが大量に踏みあげられて週を終える
2021年03月12日 32795.54 (+1280.45pips上昇) 1.9兆ドルの新型コロナ追加経済対策法案が成立!景気敏感株主導でダウ30が最高値を更新!
2021年03月19日 32626.71 (-168.83pips下落)
2021年03月26日 33108.09 (+481.38pips上昇) バイデン大統領が2億回の新型コロナワクチンの普及を目指す。そしてインフラ投資を計画中!
まとめ
ダウ30の相場状況をまとめると
- 欧州の新型コロナ第3波を警戒した流れで株価は週の中盤まで上げ下げを繰り返しながら安値を更新
- その後はバイデン大統領が新型コロナワクチンを1億回から2億回の普及を目指すと発表しリスクONの流れで安値から一気に買い戻される
- バイデン大統領のインフラ投資計画や新型コロナワクチンの普及からアメリカの経済回復が期待され週末に大きく買い戻されて33000ドルに戻って来て週を終えました
- SP500は個人も大口も売り買いポジションを大量に解消している(年初来の大きさで凄まじい量)
- ダウ30の個人投資家のショートだけが残ってる状態…
とりあえずダウ30の個人投資家のショーターを狩りそうな雰囲気なのは否めないな…。
グッバイショーター ノシ
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