ドル円 【予想・見通し・動向】個人投資家が高値でショート損切りドテンロング!これは天井のサインか!? テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2021年4月09日(金)の週を終えて
2021年4月05日(月)から4月09日(金)の週を終えて
ドル円の最新の動向を解説します。
- ドル円の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
- テクニカルの分析
- ドル、ユーロ、円の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説
これらの情報を総合的に分析して
今後のドル円の相場展開の予想や見通しを立てて行きます。
この記事を最後まで見るメリットは
ドル円の最新の動向や
ドル全体の最新の動向をすべて把握できる事です。
もし途中から市場に参加したとしても
ドル円カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。
それでは、各章を見て行きましょう。
ドル円 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年4月09日(金)の週を終えて)
#ドル円・俺ニカル分析
2021年4月9日の週を終えてバフェット氏が率いるバークシャーハサウェイの
円建て社債報道を受けてから
円高ドル安が進んでいる米長期金利の低下もあり利確売りが入った模様
個人投資家はドル円ロング、ユーロドルをショート
つまり
ドル円ショート天井損切お疲れ様😇 pic.twitter.com/xzn94q84Vb
— 旭(あきら)@生涯収支-528万円・石油トレーダー (@akira_asahi_38) April 10, 2021
上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。
解説の流れは以下の通りです。
- ファンダメンタル分析
- テクニカル分析
- ポジション状況
- 週の終値の動向
ファンダメンタルズ分析と値動き
2021年4月05日(月曜日)から4月09日(木曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
この1週間のドル安とドル高の要因を要約すると
ドル高の要因は以下のとおりです。
- アメリカと中国の物価指数が上昇した事で米長期金利が上昇した事
ドル安の要因は以下のとおりです。
- ジョンソン首相がイングランドで新型コロナウイルスの検査を誰もが週に2回行える体制を整えると表明したこと
- バフェット氏が率いるバークシャーハザウェイが円建ての社債の発行を準備していると報道された事
- 豪ドルはRBAが経済の見通しは今年と来年はトレンド上回る経済成長を見込むとの事
- FRBパウエル議長の発言で過度なインフレ懸念が和らいでアメリカの長期金利が下落した事
- 英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズなどが東芝に買収提案した事
2021年4月05日(月曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
欧州がイースターマンデーで休場の中で閑散とした相場になるかと思いきや
意外と動いてドル安の流れで終了しました。
ポンドはジョンソン首相がイングランドで新型コロナウイルスの検査を
誰もが週に2回行える体制を整えると表明したことを好感して上昇しました。
バフェット氏が率いるバークシャーハザウェイが円建ての社債の発行を準備していると報道され
著名投資家が円を欲しているという事で円高の流れが優勢となり始める。
高値110.747 → 終値110.174(-57.3pips下落)
2021年4月06日(火曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
この日もドル安を継続でドル円は続落。ユーロドルも強気で上昇。
ポンドドルはドル安の中で冴えない動き。
とくにポンドドルの下落にネタは無く、ポンド円も下がった事から
クロス円も売られる結果となる。
豪ドルはRBAが経済の見通しは
今年と来年はトレンド上回る経済成長を見込むとの事で上昇を継続。
高値110.548 → 終値109.729(-81.9pips)
2021年4月07日(水曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
過度なインフレ懸念が和らいでアメリカの長期金利が下落した事を背景にドル円は下落。
英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズなどが東芝に買収提案した事を背景に
ポンドが売られて円が買われている可能性が浮上
4月6日の夜中2時ぐらいに出ていたので、これがポンド売りの要因になった可能性もある。
そして7日の午前中に買収額は2兆円超となる見通しと報道される。
また欧州当局がアストラ製ワクチンと血栓の関連性を指摘した事が嫌気されポンドの下落が加速する。
始値109.729 → 終値109.842(+11.3pips)
2021年4月08日(木曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
ドル円は大きく下落。
FRBパウエル議長が年内に物価上昇する公算が大きいものの
持続的なインフレとはならない見解をしめし
過度なインフレ懸念が後退した事から長期金利が大きく下落。
これを背景にドル円も大きく下落して終了しました。
高値109.899 → 終値109.257(-64.2pips下落)
2021年4月09日(金曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
ドル円は週末に反発して終了。
アメリカと中国の物価指数が上昇した事で米長期金利が上昇し
ドルが買い戻されたようです。
アメリカの3月の卸売物価指数PPIは前年同月比で4.2%上昇
2011年9月以来、9年ぶりの伸びだそうです。
中国の3月生産者物価指数PPIは前年比4.4%上昇し、
約3年ぶりの伸びだそうです。
これを受けてインフレの高まりから米長期金利が上昇してドルの買い戻しが起きたようです。
安値109.172 → 終値109.658(+48.6)
週ベースでは陰線引けで108.9pips下落して週を終えました。
(週高値 – 週終値)
ドル円 テクニカル分析
ドル円のテクニカル分析をしていきます。
1週間の価格動向ダイジェスト
- 週の初めからドル安の流れを受けて下落していく
- その後、一旦下げ止まったものの底抜け、そこから基準線まで下がる
- 週の終わりに基準線で買い支えられ反発して週を終えました
直近のレジスタンス
109-69x 緑のライン
高値から打ち返されて、ここまで下がってきて反発したものの
戻り高値を売られている。
ここが一旦のレジスタンスラインかなと思われます。
また109.96xあたりにショートボリュームが多いラインで戻り高値を売られているので
ここを突き抜けて行かないと上昇は厳しいのではないかと思われます。
直近のサポート
109 週足200MA
日足で下髭をつけて反発しているのを見ると
サポートとして機能していると思います。
円のCFTCの大口のポジション状況
週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。
また、ドルインデックスやユーロドルのポジション状況を比較する事で
ドル全体の相場を把握して、ドル安なのかドル高なのか方向性を占っていきます。
基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。
円のCFTCのポジション比較
大口の円売りの流れが止まりつつあり
円が少しずつ買われ始めてるかなという感じですね。
ドル円の個人のポジション状況
個人投資家が売りを損切りしてドテン買いしている。
ドル円ここが天井か!?
ドル自体のポジション状況を比較
大口のユーロの売りポジションが増えて、買いが減っている。
個人はユーロの買いを辞めて、ドテンショートしている。
大口も個人も売りで捕まっている印象。
つまり、個人投資家がドル円やユーロドルでドル買いをして捕まっているのを見ると
このままドル安の展開が来る可能性あるかも!?
週の終値を比較
2020年12月04日の終値 104.180 (+18.4pips上昇)
2020年12月11日の終値 103.925 (-25.5pips下落) イギリスとEUが通商協議でもめて合意無き離脱の可能性が高まる
2020年12月18日の終値 103.260 (-66.5pips下落) FRBが緩和とゼロ金利維持 アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日の終値 103.594 (+33.4pips下落) イギリスで新型コロナウイルスの変異種が発見される
2020年12月31日の終値 103.304 (-29pips下落) イギリスとEUが通商協議で合意、アメリカで9000億ドル規模の新型コロナ追加経済対策法案が可決
2021年01月08日の終値 103.954 (+65pips上昇) アメリカの長期金利が1%台を回復したのを受けてドル買いに
2021年01月15日の終値 103.861 (-9.3pips下落) バイデン氏の刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りで市場はリスク回避の流れになった
2021年01月22日の終値 103.740 (-12.1pips下落) バイデン大統領就任式完了!女性初の財務長官に任命されたイエレン氏はバイデン大統領の経済対策を支持する意向
2021年01月29日の終値 104.691 (+95.1pips上昇) ロビンフッダーが暴れた週
2021年02月05日の終値 105.306 (+61.5pips上昇) バイデン大統領が1兆9000億ドルの必要性を改めて表明
2021年02月12日の終値 104.909 (-39.7pip下落) テスラがビットコインに投資するって言ってドル安が加速
2021年02月19日の終値 105.417 (+50.8pips上昇) 日経225が30年ぶりに30000万円回復
2021年02月26日の終値 106.530 (+111.3pips上昇) アメリカの長期金利が上昇してSP500の配当利回りを超えた事で株安のドル高が進行
2021年03月05日の終値 108.206 (+167.6pips上昇) FRBパウエル議長は長期金利に介入する気はない。政策路線の変更もなし。市場参加者は失望してドル買いに
2021年03月12日の終値 108.979 (+77.3pips上昇) アメリカで1兆9000億ドルの経済対策法案が成立しました
2021年03月19日の終値 108.870 (-10.9pips下落) 日銀が長期金利の上下動を許容し、ETF買い入れを日経225からTOPIXに切り替え
2021年04月26日の終値 109.509 (+63.9pips上昇) バイデン大統領が新型コロナワクチンの普及の倍増すると発表(1億回→2億回)
2021年04月02日の終値 110.649 (+114pips上昇)
2021年04月09日の終値 109.658 (-99.1pips下落) バークシャーが円建て社債を発行。イギリスのファンドが東芝の買収を提案(2兆円規模)
まとめ
ドル円の相場状況をまとめると
- バフェット氏が率いるバークシャーハザウェイが円建ての社債の発行を準備していると報道された事で円の需要が高まり円高ドル安となった
- 英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズなどが東芝に買収提案した事でポンドでの円の需要が高まり円高ポンド安となった
- FRBパウエル議長の発言で過度なインフレ懸念が和らいでアメリカの長期金利が下落した事で円高ドル安となる
- アメリカと中国の物価指数が上昇した事で米長期金利が上昇し、週末はドルが買い戻されて終了しました
- 個人投資家はドル円の売りを高い所で損切しドテンショートへ。その後、価格は大きく下落した
- ユーロドルもショートで捕まってる人が多数なのでドル円、ユーロドルともに個人はドル買いをしているのでドル安が続きそうな雰囲気
個人投資家がドテンで捕まってるのでドル安が続きそう。
ポンドドルの1.390のショートポジションは
謎のポンド高があり1.386ぐらいまで上昇したところで危機感を感じ微益で撤退。
その後、ドルスイスをロングして下がってきた所をドル安が来ると思い
ヤバいと感じたのでヘッジでポンドドルのロングと豪ドルUSDのロングを実行する。
しかし、豪ドルもポンドドルも、たいしてドル安にならずポンドドルは下落する有様で
ヘッジとして使い物にならなかった。
そんなこんなでポンドルの下落とドルスイスの下落から海外口座はゼロカットになってしまった・・・。
ドル安ヘッジするならポンドじゃなくてユーロドルにしておけばよかったと後悔。
素直にドル安に動いたのってユーロドルだったんだよね…。
残っているのは国内口座の豪ドルUSDのロングのみ。
でもドル安なのに、イマイチ値動きが鈍いんだよねぇ…。
期待ハズレか…。
0.77くらい普通に来そうな雰囲気なのに、ドル安でも上値が重いのが謎なんだよなぁ。
頑張ってくれ豪ドル!
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