ダウ30【見通し・予想・動向】株価が史上最高値を更新!!またヘッジファンドが破綻する所が出るかも… テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年4月09日(金)の週を終えて
2021年4月05日(月)から4月09日(金)の週を終えて
アメリカ株式市場とダウ30の最新の動向を解説します。
- アメリカの株式市場とダウ30の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
- テクニカルの分析
- ダウ30とSP500の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説
これらの情報を総合的に分析して
今後のダウ30の相場展開の見通しや予想を立てて行きます。
この記事を最後まで見るメリットは
アメリカの株式市場の最新の動向や
景気に敏感な株価指数を取り扱うので最新の景気の動向をすべて把握できる事です。
もし途中から市場に参加したとしても
ダウ30カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。
それでは、各章を見て行きましょう。
ダウ30 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年4月09日(金)の週を終えて)
#アメリカ株式市場・ダウ30・俺ニカル分析
2021年4月9日の週を終えてSP500 史上最高値更新
ダウ30 史上最高値更新
ナスダック100 史上最高値更新まであと一歩個人投資家 売りで阿鼻絶叫
大口投機 売りナンピン追加控えめに言って
どスケベ・ショーターは終わりです😇 pic.twitter.com/c86NJ9hQKZ— 旭(あきら)@生涯収支-528万円・石油トレーダー (@akira_asahi_38) April 10, 2021
上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。
解説の流れは以下の通りです。
- ファンダメンタル分析
- テクニカル分析
- ポジション状況
- 週の終値の動向
ダウ30 ファンダメンタルズ分析と値動き
2021年4月05日(月曜日)から4月09日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
この1週間の株価の上げと下げの要因を要約すると
価格が上昇した要因は以下のとおりです。
- 3月のISM非製造業総合指数が63.7となり統計開始以来の高水準を記録
- アメリカ疾病対策センター(CDC)がコロナワクチンの接種を完了した人は、低リスクで旅行できると発表した事
- FRBパウエル議長の発言で過度のインフレ懸念が遠のき、アメリカの長期金利が低下した事
価格が下落した要因は以下のとおりです。
- 企業決算を来週に控えて警戒感から調整が入った事
2021年4月05日(月曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
ダウ30、SP500、ナスダック100の3指数が大幅上昇しました。
3月のISM非製造業総合指数が63.7となり統計開始以来の高水準を記録しました。
欧州はイースターマンデーという事もあり休場で閑散相場になると思いましたが
アメリカ株式市場は堅調で指標を好感して株価はブチ上げて終了しました。
アメリカ疾病対策センター(CDC)がコロナワクチンの接種を完了した人に対する指針を改定して
低リスクで旅行できると発表した事で経済再開で恩恵を受ける銘柄が好調だったようです。
とくに航空株などの上昇を牽引している模様。
安値33283.76 → 終値33553.44(+269.68pips上昇)
2021年4月06日(火曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
IMFが今年の世界経済の成長率予想を5.5%から6%に上方修正して
1976年以降で最も高い成長率予想をした事を背景に株価が上昇すると思いましたが
この日は決算発表を控えて様子見ムードから株価はイマイチな形で終了しました。
リフィニティブによるとSP500構成銘柄の企業で第1四半期の利益は
前年同月比で24.2%増える見通しのようです。
高値33581.33 → 終値33454.98(-126.35pips)
2021年4月07日(水曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
FOMCの議事録は特に変化はなく、経済は改善しているがFRBの目標達成までには程遠く
利上げ着手までは忍耐強く対応するとの事。
とくに目立ったネタもなく株価は微上げで終了しました。
始値33454.98 → 終値33479.02(+24.04pips)
2021年4月08日(木曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
この日はSP500が史上最高値を更新、ナスダック100が大幅上昇しました。
FRBパウエル議長がIMFのバーチャルセミナーで年内に物価が上昇する公算は大きいものの
持続的なインフレにはならないだろうと発言。
また景気支援を縮小する段階には程遠いとの見方を示しました。
インフレ懸念がここ最近行き過ぎたものだったとの評価で米長期金利が大きく下落。
長期金利の上昇で痛手を負っていたハイテクグロース株に買い戻しが入り
ナスダック100が大きく上昇し史上最高値に一歩近づいた形で終わりました。
安値33352.27 → 終値33580.59(+228.32pips上昇)
2021年4月09日(金曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
ダウ30とSP500が史上最高値を更新して週を終えました。
FRBパウエル議長のハト派発言によって市場参加者のインフレ懸念が後退しはじめており
米長期金利の下落からハイテクグロースが引き続き相場を牽引しているようです。
安値33496.56 → 終値33767.00(+270.44)
週ベースでは陽線引けで+483.24上昇して週を終えています。
(週の終値 – 週の安値)
ダウ30 テクニカル分析
ダウ30の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。
1週間の価格動向ダイジェスト
- 週の始めから株価は堅調に上昇して一旦、ボリンジャーバンドの+2σで高値から売りに押されたものの、5日MA付近で買い支えられる
- 最終的に史上最高値を更新して週を終えました
直近のレジスタンスライン
34022 水色のライン
32994から33158のレジスタンスの幅を計算した場所
33158のレジスンタスを明確に抜けたと仮定した場合
次を目指すであろう仮想レジスタンスのラインを設定しました。
34565.78ドル 水色のライン
前回の押し安値(3月5日の始値)から直近の高値の山の終値(3月17日)で計算した幅を
直近の押し安値(3月24日の終値)に足した場所をN値のMAXと仮定した場合のラインです。(2088ドル幅)
上昇トレンドの波が続くのであれば、N値のMAXを目指して株価は上昇してくるのではないでしょうか。
直近のサポートゾーン
32940 ~ 33111.61 ショート出来高多めのブラックライン
1時間足チャートで見ると陰線で出来高多めのラインを明確に上に抜けたので
このあたりがレジサポ転換するかどうかを見ればいいのかなと思われます。
日足レベルだと前回の高値レジスタンスのラインが
レジサポ転換するかどうか。
ダウ30とSP500のCFTCのポジション比較
ダウ30は大口の買いが新規で多めに入ってきたが売り保有がまだ多めの状況。
SP500は大口の新規の売り買いが入ってきた。小口の買いの多さも目立つ。
しかし、株価が無慈悲に史上最高値を更新してきているのを見ると
ショート勢は劣勢だと思われます。
ダウ30とSP500の個人のポジション比較
ダウ30は史上最高値を更新していく中で個人投資家は売りナンピンで捕まってる様子。
SP500もダウ30と同様に史上最高値を更新していく中で個人投資家はナンピン売りで含み損を抱えてるようです。
ダウ30のポジション状況 まとめ
さよなら。ショーター。
週の終値を比較
2020年12月04日 30169.22 (+230.43pips上昇) 最高値を更新!30000ドルを突破!新型コロナワクチンの実用化期待と追加経済対策が速まるとの期待感で
2020年12月11日 30051.95 (-117.27pips下落) イギリスで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月18日 30284.56 (+232.61pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月25日 30231.38 (-53.18pips下落) 新型コロナウイルスの変異種が確認されEU各国でロックダウン措置が取られる
2020年12月31日 30420.14 (+188.76pips上昇) 最高値を更新 9000億ドル規模の新型コロナ追加対策法案が可決
2021年01月08日 31147.76 (+727.62pips上昇) 最高値更新 バイデン氏が次期大統領に承認される。上院決選投票で民主党が勝利。上院下院+大統領ともに民主党となる
2021年01月15日 30780.08 (-367.68pips下落) バイデン氏の景気刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りのネタに使われて終わる
2021年01月22日 31029.06 (+248.98pips上昇) バイデン氏の大統領就任式後に頭打ちで下落。女性初の財務長官イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持
2021年01月29日 29987.22 (-1041.84pips下落) ロビンフッダーがヘッジファンドを追い込み損失計上で株価が暴落
2021年02月05日 31193.50 (+1206.28pips上昇) バイデン大統領の経済対策が縮小される事はなく、従来の規模で行くと表明した
2021年02月12日 31493.05 (+299.55pips上昇)
2021年02月19日 31482.60 (-10.45pips下落) 長期金利が約1年ぶりに1.3%回復 バンクオブアメリカがドットコムバブル級の過熱感を警戒
2021年02月26日 30902.16 (-580.44pips下落) 長期金利が1.6%に達してSP500の配当利回り1.48%を超えて株の魅力が薄れて株価が下落
2021年03月05日 31515.09 (+612.93pips上昇) SP500の大口が大人買い。ショーターが大量に踏みあげられて週を終える
2021年03月12日 32795.54 (+1280.45pips上昇) 1.9兆ドルの新型コロナ追加経済対策法案が成立!景気敏感株主導でダウ30が最高値を更新!
2021年03月19日 32626.71 (-168.83pips下落)
2021年03月26日 33108.09 (+481.38pips上昇) バイデン大統領が2億回の新型コロナワクチンの普及を目指す。そしてインフラ投資を計画中!
2021年04月02日 33325.69 (+217.60pips上昇) ISM製造業景気指数が37年ぶりの高水準。雇用統計も予想を上回る結果を受けて株価は史上最高値更新中!
2021年04月06日 33767.00 (+441.31pips上昇)
まとめ
ダウ30の相場状況をまとめると
- 3月のISM非製造業総合指数が63.7となり統計開始以来の高水準を記録した事で株価がリスクONで上昇
- アメリカ疾病対策センター(CDC)がコロナワクチンの接種を完了した人は、低リスクで旅行できると発表した事が好感され航空企業の株価が上昇する
- FRBパウエル議長の発言で過度のインフレ懸念が遠のき、アメリカの長期金利が低下した事でハイテクグロース株が買い戻される
- 企業決算を来週に控えて警戒感から調整が入ったけど、結局はリスクONで株価が上昇しました
- SP500は新規に売り買いが活発化
- ダウ30、SP500共に個人投資家が売りで捕まり、大口も一緒に大量に捕まってる模様
先週に引き続きショーターは苦しい状況が続く。
たぶん大口のロスカットでショーター全滅の予感・・・。
これ、またヘッジファンドが破綻するところが出てきそうだな…。
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