ダウ30【見通し・予想・動向】オミクロン株に対する過度な懸念が後退して株価がV字回復するという喜劇www テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年12月10日(金)の週を終えて
2021年12月06日(月)から12月10日(金)の週を終えて
アメリカ株式市場とダウ30の最新の動向を解説します。
- アメリカの株式市場とダウ30の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
- テクニカルの分析
- ダウ30とSP500の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説
これらの情報を総合的に分析して
今後のダウ30の相場展開の見通しや予想を立てて行きます。
この記事を最後まで見るメリットは
アメリカの株式市場の最新の動向や
景気に敏感な株価指数を取り扱うので最新の景気の動向をすべて把握できる事です。
もし途中から市場に参加したとしても
ダウ30カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。
それでは、各章を見て行きましょう。
ダウ30 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年12月10日(金)の週を終えて)
解説の流れは以下の通りです。
- ファンダメンタル分析
- テクニカル分析
- ポジション状況
- 週の終値の動向
ダウ30 ファンダメンタルズ分析と値動き
2021年12月06日(月曜日)から12月10日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
この1週間の株価の上げと下げの要因を要約すると
価格が上昇した要因は以下のとおりです。
- オミクロン株に関して感染力は強いものの軽傷化の傾向にあると報道された事
- アメリカの国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長がオミクロン株について現時点では重症化の度合いはそれほど高くないと発言した事
- 中国準備銀行が銀行の預金準備率(RRR)を引き下げると発表した事
- 新型コロナ抗体治療薬「ソトロビマブ」が初期段階の研究データでオミクロン株すべての変異株に有効と結果が出たと発表された事
- ファウチ所長が、オミクロン株の事について発言し感染力は強いものの毒性は低い可能性があると述べた事
- インテルがモービルアイの株式を2022年に米国に上場させる計画が好感されたという事で半導体銘柄全体的に上昇
- ファイザーの新型コロナワクチンが3回目の接種を行うとオミクロン株に対して高い効果がある事が確認されたと発表された事
- オミクロン株への懸念が後退している事
価格が下落した要因は以下のとおりです。
- 株価が伸び切ったから売られた
2021年12月06日(月曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
先週、モデルナCEOがオミクロン株について既存のワクチンでは効果が薄れるみたいな発言で
リスク回避が加速していたが
この日は一変してリスクONになった…。
どうやらオミクロン株に関して感染力は強いものの軽傷化の傾向にあると報道された事や
アメリカの国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が
オミクロン株について現時点では重症化の度合いはそれほど高くないと発言した事で
リスクが和らいだと言われ株が急激に買い戻されている。
また中国準備銀行が銀行の預金準備率(RRR)を引き下げると発表した事も
株が買い戻される支援材料になったと言われている。
でも買い戻しが始まったのって朝方、市場が始まる8時頃なんだよなぁ…。
さらに急激な買いが入ったのはNY市場が始まる23時頃なんだけどさ。
なんだかなぁ…。
安値34569.71 → 終値35269.97(+700.26)
(8時台、19時~20時台)
2021年12月07日(火曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
新型コロナ抗体治療薬「ソトロビマブ」が
初期段階の研究データでオミクロン株すべての変異株に有効と結果が出たと発表された事や
ファウチ所長が、この日もオミクロン株の事について発言し
感染力は強いものの毒性は低い可能性があると述べた事で
オミクロン株にたいする懸念が後退して株価が安堵感から上昇したらしい。
ついでに個別株ではインテルがモービルアイの株式を2022年に米国に上場させる計画が
好感されたという事で半導体銘柄全体的に上昇となっている。
ちなみにモービルアイは自動運転技術を開発しているらしいです。
ゆうて、この日の安値って午前中で朝の市場が始まる時間帯なんだよなぁ…。
材料が出てくる前にそもそも前日の流れを単純に引き継いだだけだよなぁ。
安値35206.15 → 終値35786.15(+580pips上昇)
(8時台~9時台)
2021年12月08日(水曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
ファイザーの新型コロナワクチンが3回目の接種を行うと
オミクロン株に対して高い効果がある事が確認されたと発表された事が好感され
オミクロン株に対する懸念が和らぎ前日に引き続き株価が上昇した事になっているが…十字足で終わってるんだよな。
ちなみにオミクロン株に対応するワクチンが必要であれば
来年2022年の3月には提供が可能になる見通しを発表している。
結局、先週のモデルナCEOの発言はなんだったんだという感じだよね(怒)
始値35786.15 → 終値35748.87(-37.28pips)
(安値:夜0時台~2時台)
(高値:20時台~21時台)
2021年12月09日(木曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
ダウ30は十字足で終わったが
SP500とナスダック100の下げが目立つ。
なんか株価が伸び切ったから売られたという理由しか出ていない。
他のリスク要因としてはFXや原油の方で出ている。
- イングランドでオミクロン株の感染抑制に向けた厳格な措置を実施すると発表された事
- これに続いてデンマークも飲食店や学校などの閉鎖を計画していると発表された事
- ついでにフィッチが中国恒大集団が一部債務不履行(デフォルト)に陥ったと認定した事が挙げられる
これらも売りのネタに絡んでるんじゃないかと見ている。
始値35748.87 → 終値35741.77(-7.1)
(安値:22時台~23時台)
(高値:夜3時台~夜4時台)
2021年12月10日(金曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
だらだらと2日間やってたから下がると思いきや反発して週を終えました。
この日、注目されていた米CPIが39年ぶりの伸び幅だーー!となり
早期利上げきちゃうかぁ…と思いきや
市場予想と一致した事で織り込み済みと捉えられ
またオミクロン株を巡る懸念が後退している事から株価が反発したと言われている。
ちなみにSP500は終値ベースでは最高値を更新した。
ほんとデータで勝負ではなく
ただの雰囲気とポジショントークで相場が動いている…。
安値35705.11 → 終値35977.01(+271.9pips上昇)
(10時台、14時台)
ダウ30 テクニカル分析
ダウ30の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。
直近のレジスタンスライン
36091.37
V字回復したし、ここを明確に超えてから
しっかり終値が乗った事を確認してからの37380ドル台を目指すかどうかって感じ
RSIも伸びしろあるし、VIXももう少し下に落とせそうだし
抜けてくるんじゃないかなぁ~。
この辺で個人投資家のショーターが増えてきたらSは止めたほうがいいだろうね。
直近のサポート
35200台
34900台
このV字回復で押し目を付けるとしたら
34900~35200台だろうと思う。
転換線と基準線+75MAがあるので
直近の押し安値34000を割らない程度に押してくるなら
この辺なんじゃないかなと見てる。
ただRSIの伸びしろがありそうだし、VIXも下がりそうなんで
そんなに深く押してこないかも。
俺が判断に迷ったとして押し目買いするなら
陰線2~3本目から押し目買いするかなぁ~。
ダウ30とSP500のCFTCのポジション比較
個人投資家のロンガーだけが損をした印象。
あとはSP500のSが大量に入っているのを見ると
踏みあげられちゃった人たちが大勢いるかもしれん…。
ダウ30とSP500の個人のポジション比較
ダウ30はロングからショートに切り替わっている。
チャートを見ればわかるように綺麗なV字で底Sで捕まった人と
戻りを売ろうとして捕まった人の2種類だろう…。
SP500はロンガーがだいぶ損切ってフラットに近づきつつある。
つまり…。
ダウ30のポジション状況 まとめ
個人投資家のロンガーがだいぶ損切ったので
ここから上昇トレンド再開だろうな…。
やっぱ株は調整下落して個人投資家が損切ったのを確認して買っとけばええわ。
データとか関係ないわ…。
ファンダメンタルとかただのポジショントークで動かしてるだけで
結局、それに巻き込まれた個人投資家が損をしてから
流れが変わるって感じになってる。
週の終値を比較
2020年12月04日 30169.22 (+230.43pips上昇) 最高値を更新!30000ドルを突破!新型コロナワクチンの実用化期待と追加経済対策が速まるとの期待感で
2020年12月11日 30051.95 (-117.27pips下落) イギリスで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月18日 30284.56 (+232.61pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月25日 30231.38 (-53.18pips下落) 新型コロナウイルスの変異種が確認されEU各国でロックダウン措置が取られる
2020年12月31日 30420.14 (+188.76pips上昇) 最高値を更新 9000億ドル規模の新型コロナ追加対策法案が可決
2021年01月08日 31147.76 (+727.62pips上昇) 最高値更新 バイデン氏が次期大統領に承認される。上院決選投票で民主党が勝利。上院下院+大統領ともに民主党となる
2021年01月15日 30780.08 (-367.68pips下落) バイデン氏の景気刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りのネタに使われて終わる
2021年01月22日 31029.06 (+248.98pips上昇) バイデン氏の大統領就任式後に頭打ちで下落。女性初の財務長官イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持
2021年01月29日 29987.22 (-1041.84pips下落) ロビンフッダーがヘッジファンドを追い込み損失計上で株価が暴落
2021年02月05日 31193.50 (+1206.28pips上昇) バイデン大統領の経済対策が縮小される事はなく、従来の規模で行くと表明した
2021年02月12日 31493.05 (+299.55pips上昇)
2021年02月19日 31482.60 (-10.45pips下落) 長期金利が約1年ぶりに1.3%回復 バンクオブアメリカがドットコムバブル級の過熱感を警戒
2021年02月26日 30902.16 (-580.44pips下落) 長期金利が1.6%に達してSP500の配当利回り1.48%を超えて株の魅力が薄れて株価が下落
2021年03月05日 31515.09 (+612.93pips上昇) SP500の大口が大人買い。ショーターが大量に踏みあげられて週を終える
2021年03月12日 32795.54 (+1280.45pips上昇) 1.9兆ドルの新型コロナ追加経済対策法案が成立!景気敏感株主導でダウ30が最高値を更新!
2021年03月19日 32626.71 (-168.83pips下落)
2021年03月26日 33108.09 (+481.38pips上昇) バイデン大統領が2億回の新型コロナワクチンの普及を目指す。そしてインフラ投資を計画中!
2021年04月02日 33325.69 (+217.60pips上昇) ISM製造業景気指数が37年ぶりの高水準。雇用統計も予想を上回る結果を受けて株価は史上最高値更新中!
2021年04月09日 33767.00 (+441.31pips上昇)
2021年04月16日 34188.09 (+421.09pips上昇) 長期金利が大幅下落でグロース株に資金が集まる
2021年04月23日 34025.92 (-162.17pips下落) バイデン大統領が富裕層を対象にキャピタルゲイン税の増税案を出す見通し。日本が緊急事態宣言、インドの首都でロックダウン
2021年04月30日 33924.47 (-101.45pips下落)
2021年05月07日 34811.25 (+886.78pips上昇) 非農業部門雇用者数変化が予想より低い数値を出したことで利上げやテーパリングはムリという流れで株高
2021年05月14日 34331.89 (-479.36pips下落) インフレ懸念でパニック売りからのインフレ懸念後退で買い戻し
2021年05月21日 34252.23 (-79.66pips下落) インフレ懸念とビットコインの急落、テーパリングの議論が出たが株価にあまり影響はなかった
2021年05月28日 34567.93 (+315.7pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資案が報道され一気にリスクONの流れに
2021年06月04日 34748.00 (+180.07pips上昇) 週末の5月の非農業部門雇用者数変化が予想より悪くて株価がブチ上げ
2021年06月14日 34461.81 (-286.19pips下落) しつこい戻り売りの1週間だった。5月の米CPIを警戒した事や来週のFOMCを警戒したポジション整理
2021年06月18日 33304.73 (-1157.08pips下落) FOMCでまさかの利上げ前倒し予想を発表(2022年~2023年中。従来は2024年だった) 年初来の下げ幅を記録
2021年06月25日 34495.54 (+1190.81pips上昇) 先週は売り過ぎちゃたで買い戻し。バイデン大統領と超党派のインフラ投資計画が合意したとの報道で買いが強くなる
2021年07月02日 34790.03 (+294.49pips上昇) 雇用統計が良くてもFRBが早急な対応に迫られる事はないだろうとの見方でこじつけ感満載で株価が上昇
2021年07月09日 34897.85 (+107.82pips上昇) 景気回復のピークアウトで買われた債券が一服感で売られて株価が反転上昇
2021年07月16日 34694.44 (-200.41pips下落) デルタ株の感染拡大が警戒されている
2021年07月26日 35064.11 (+369.67pips上昇) デルタ株の感染拡大が警戒されて月曜日に953ドルも下落したが、火曜日に速攻で買い戻されて気づけば3指数最高値を更新した
2021年07月30日 34985.89 (+78.22pips上昇) パウエル議長の発言でテーパリングを始めるには問題が残ってる事や利上げには程遠い発言で緩和継続との見方でドル安株高となった
2021年08月06日 35213.04 (+227.15pips上昇) 失業率の改善や非農業部門雇用者数が良くて謎のポジティブで買われる(テーパリングや利上げ連想にならなかった)
2021年08月13日 35513.23 (+300.19pips上昇) 1兆ドル規模のインフラ法案を上院で可決。おまけに社会福祉や気候変動に対応した3.5兆ドル規模の財政支出法案についても予算決議を可決
2021年08月20日 35109.21 (-404.02pips下落) ダラス連銀総裁がデルタ株などで経済が失速するなら自身の金融政策の考えを調整すると匂わせ発言で買い戻し
2021年08月27日 35455.09 (+345.88pips上昇) アメリカでファイザーとビオンテック共同開発の新型コロナワクチンが正式に承認された。パウエル議長のジャクソンホール発言でハト派と受け取られて株高ドル安に
2021年09月03日 35354.98 (-100.11pips下落)
2021年09月10日 34651.30 (-703.68pips下落) 法人税21%から26.5%に引き上げ。中国の大手不動産問題が嫌気
2021年09月17日 34525.35 (-125.95pips下落)
2021年09月24日 34829.25 (+303.90pips上昇) 恒大の過度なリスクが後退して株価が激リバw
2021年10月01日 34367.72 (-461.53pips下落) インフレ懸念とアメリカの債務上限問題
2021年10月08日 34762.35 (+394.63pips上昇) アメリカの債務上限の合意で株が買い戻される
2021年10月15日 35321.12 (+558.77pips上昇) FOMC議事録で11月にテーパリング着手が分かり何故か買うネタとなる。あとは銀行系の決算が予想よりも良くて安堵感が広がる
2021年10月22日 35617.11 (+295.99pips上昇) 決算シーズンの期待感で買われたが、インテルが市場予想に届かずゴミのように売られている
2021年10月29日 35851.82 (+234.71pips上昇)
2021年11月05日 36302.75 (+450.93pips上昇) テーパリング11月開始で決定。織り込み済みで株価が上昇し、ファイザーの新型コロナ飲み薬の有効性が発表されてリスクONで最高値更新!
2021年11月12日 36154.20 (-148.55pips下落) バイデン大統領が掲げる1兆ドル規模の法案が可決したが、インフレ懸念とテスラ株の売却ツイートとディズニーの動画配信契約者数が低調で利益確定売りの流れ
2021年11月19日 35636.55 (-517.65pips下落) 欧州で再び新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されている。オーストリアは来週22日からロックダウン
2021年11月26日 34740.51 (-896.04pips下落) 南アフリカで新型コロナウイルスの変異株が発見され、再び猛威を振る可能性がある事からリスク回避で大暴落
2021年12月03日 34569.71 (-170.8pips下落) モデルナCEOのオミクロン株が既存のワクチンで効かない可能性を示唆してリスク回避が加速!!
2021年12月10日 35977.01 (+1407.3pips上昇) オミクロン株の過度な懸念が過ぎ去ってV字回復
まとめ
アメリカ株
ダウ30
SP500リスクは過ぎ去った
ここからは押し目買いで
来年くらいにまた最高値を更新するだろう俺には分かる
なぜなら俺のポジションを刈ってから
俺の建値に戻ってきたからだ買いたい奴は直近の押し安値程度までの下げには
耐えられる資金で買えばいいと思う pic.twitter.com/Xmapg5yk8J— 旭【あきら】😇生涯収支-560.6万円😇 (@akira_asahi_38) December 7, 2021
わたし…いいましたよね…?
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