ドル円 【見通し・予想】ECBが12月に追加緩和の可能性を示した事で大きくドル高に傾く テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2020年10月30日(金)の週を終えて
2020年10月30日(金)の週を終えて
FX ドル円のチャートとCFTCの大口の動向、そして個人のポジション状況を見ながら
相場の分析をして今後のドル円の相場の見通しや
価格を予想していきます。
チャンスがあれば国内FX口座を利用して、
ドル円をトレードしていくつもりでいます。
それでは、各章の状況を見ながら、相場を予想していきます。
ドル円 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2020年10月30日(金)の週を終えて)
#ドル円・俺ニカル分析
2020年10月30日の週を終えて以下のリスク回避要因でドル高の1週間でした
欧州で新型コロナウイルスの感染を防止する為
ロックダウン措置が取られた事ECBが理事会で追加緩和を匂わせる発言をした事
アメリカの大統領選が接戦との見方から
リスク回避でドルの需要が高まる pic.twitter.com/KJUNcR1pTj— 堅実なる投機家@-461万円・原油相場で負けた分を取り戻し中 (@kenjitutouki) November 1, 2020
上記ツイートで大枠について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて分析していきます。
円のCFTCの大口のポジション状況
ドル円の個人のポジション状況
ドル円のポジション状況 まとめ
リスク回避の1週間でしたが
大口はポジションを売りも買いも外してきているようです。
一方、個人はというと買いナンピンして耐えてる様子。
現状リスク回避のドル高が優勢なので
円高になっても安いところで拾われる事が多いようです。
ただ、高値を更新するかと言われれば
その限りではないので、安値拾いで決済できる人が優勢なのかなと思います。
ドル円 テクニカル分析
ダイジェスト
- ドルの相場はドル高の1週間でしたが、ドル円はボリンジャーバンドの-2σにそって下落していきました
- その後、ドル高の影響もあって104円前半で安値拾いの買いが入り、ボリンジャーバンドの-2σで反転し5日SMAまで戻って週を終えました
直近のレジスタンス
75日SMA 105.6x
25日SMAを上抜けた後は、だいたい75日SMAで頭打ちになり
下落している事が多いのを見ると
ここがレジスタンスとして意識されるラインだと思います。
直近のサポート
104.7x 赤いライン
リスク回避のドル高の1週間で
このラインを下割れたものの、安いところで買われて
ドル高の流れで戻ってきているので
まだまだサポートとして意識されるのではないかと思います。
あとはドル高の影響がどれだけドル円に反映されるか
こればかりは神のみぞ知る感じですね。
ファンダメンタルズ分析と値動き
2020年10月26日(月曜日)から10月30日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
10月26日(月曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
アメリカ、ロシア、フランスなどで新型コロナウイルスの1日の感染者が
過去最悪の水準に増加している事を受けて
リスク回避でドル高となりました。
またアメリカの新型コロナ追加経済対策の協議が
この日に何かしらの反応が出るとペロシ下院議長が言ったものの
何も出ず、ムニューシン財務長官とペロシ下院議長が協議を続けている事から
不透明感からドルが買われる状態となっています。
安値104.616 → 終値104.830(+21.4pips上昇)
10月27日(火曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
トランプ大統領が新型コロナ追加経済対策の協議は
大統領選の後になる公算が大きいと発言した事で
株価が大きく下落した事でリスク回避の円高となりました。
ただドルの相場自体は小幅なドル安となっています。
高値104.855 → 終値104.409(-44.6pips下落)
10月28日(水曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
ドイツやフランスが新型コロナウイルスの感染抑制策で
ロックダウン措置をとる報道でリスク回避によるドル高となりました。
ドル円は小幅な円高となって終了しています。
高値104.554 → 終値104.314(-24pips下落)
10月29日(木曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
この日はECBの理事会があり
ユーロ圏の政策で12月に追加緩和をする可能性を示しました。
これを受けて大きくドル高で反応しました。
安値104.019 → 終値104.565(+54.6pips上昇)
10月30日(金曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
ドイツやフランスの他にスペインの一部でロックダウンが実施された事を背景に
リスク回避のドル高が進みました。
またアメリカの大統領選を控えてドルの需要が高まっている事と
前日にECBの追加緩和がネタにされドル高が進みました。
ドル円は安い所で買い支えられて下髭陰線で引けています。
高値104.738 → 終値104.529(-20.9pips下落)
週の終値を比較
3月20日の終値 110.681 ←市場では110.5のロスカ設定があるしターゲットになりやすいかも?
3月27日の終値 107.806 ←ここを下割れたらヤバイかも?
4月03日の終値 108.490
4月10日の終値 108.350
4月17日の終値 107.437 ←3月27日の終値を割れたからドル安が進むかも??
4月24日の終値 107.448
5月01日の終値 106.861
5月08日の終値 106.605
5月15日の終値 107.034
5月22日の終値 107.587
5月29日の終値 107.755 ←108円のレンジを超えそうな雰囲気
6月05日の終値 109.541
6月12日の終値 107.344
6月19日の終値 106.830
6月26日の終値 107.170
7月03日の終値 107.400
7月10日の終値 106.883
7月17日の終値 106.992
7月24日の終値 106.115 ←レンジ下抜け
7月24日の終値 105.709 ←104.8xのサポートで反転上昇した形
8月07日の終値 105.876
8月14日の終値 106.586
8月21日の終値 105.806
8月28日の終値 105.353
9月04日の終値 106.226 (+87.3pips上昇) ←雲の中に突入
9月11日の終値 106.146 (-0.8pips下落)
9月18日の終値 104.571 (-157.5pips下落) ※雲を下抜け下落トレンドを描いた1週間
9月25日の終値 105.504 (+93.3pips上昇)
10月02日の終値 105.262 (-24.2pips下落) ※トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染
10月09日の終値 105.600 (-33.8pips下落) ※トランプ大統領が新型コロナウイルスから復帰
10月16日の終値 105.345 (-25.5pips下落)
10月23日の終値 104.630 (-71.5pips下落)
10月30日の終値 104.529 (-10.1pips下落)
まとめ
ドル円の相場状況をまとめると
- アメリカの新型コロナ追加経済対策案が大統領選前に決まらない可能性がある事からリスク回避でドル高に
- ECBが12月に追加緩和をする可能性を示した事で大きくドル高となり、ドル円もその流れを引き継いでドル高となりました
ECBが追加緩和を匂わせる発言をしたことで
ドル安の流れから一変して大きくドル高となっています。
あとは大統領選とアメリカの追加経済対策案の協議次第で
どっちに動くか分からない感じになりましたね。
ただ、流れ的にはドル高に傾きそうな雰囲気を感じます。
イベント消化までは様子見が無難だと思います。
それかテクニカルまで引き付けてからの押し目買いか。
どちらかですね。
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