ドル円 【予想・見通し・動向】結局のところドル高は続くと思う 長期的にユーロドルSで攻めます テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2021年6月25日(金)の週を終えて
2021年6月21日(月)から6月25日(金)の週を終えて
ドル円の最新の動向を解説します。
- ドル円の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
- テクニカルの分析
- ドル、ユーロ、円の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説
これらの情報を総合的に分析して
今後のドル円の相場展開の予想や見通しを立てて行きます。
この記事を最後まで見るメリットは
ドル円の最新の動向や
ドル全体の最新の動向をすべて把握できる事です。
もし途中から市場に参加したとしても
ドル円カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。
それでは、各章を見て行きましょう。
ドル円 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年6月25日(金)の週を終えて)
#ドル円・俺ニカル分析
2021年6月25日の週を終えて株式市場と同様に
前の週の巻き戻しが入った感じになってる巻き戻しが入ったとはいえ
FRBはテーパリングと利上げは、いずれするだろうし
日銀とECBは最後までテーパリングや利上げなんて
しないだろうから結局のところドル高に向かうと思う pic.twitter.com/gQ2yZqRiW9
— 旭(あきら)@生涯収支-533万円・石油トレーダー (@akira_asahi_38) June 26, 2021
上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。
解説の流れは以下の通りです。
- ファンダメンタル分析
- テクニカル分析
- ポジション状況
- 週の終値の動向
ファンダメンタルズ分析と値動き
2021年6月21日(月曜日)から6月25日(木曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
この1週間のドル安とドル高の要因を要約すると
ドル高の要因は以下のとおりです。
- 市場全体的に先週ちょっと売り過ぎちゃいましたね(テヘペロ)からの買い戻しとなってる(ドル円・クロス円)
- FRBパウエル議長の発言で、インフレが上昇で予防的な利上げはしないと発言した事で、性急な利上げは無いと判断されたようで安堵感から買い戻しが継続(ドル円・クロス円)
- ホールデン委員が辞任するという事で、テーパリングを主張するメンバーが居なくなったことでハト派一色となり、ポンドが売られた
- 個人消費支出PCEデフレーターが前年同月比では1992年4月以来の29年ぶりの伸びとなっておりインフレが懸念が台頭している
- ローゼングレン・ボストン連銀総裁の発言で、利上げの上限が2022年に整いそうだの発言で夜中に少しドル高となっている
ドル安の要因は以下のとおりです。
- 市場全体的に先週ちょっと売り過ぎちゃいましたね(テヘペロ)からの買い戻しとなってる(ドルストレート)
- FRBパウエル議長の発言で、インフレが上昇で予防的な利上げはしないと発言した事で、性急な利上げは無いと判断されたようで安堵感から買い戻しが継続(ドルストレート)
- 個人消費支出PCEデフレーターが市場の予想より少し低かった事
2021年6月21日(月曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
前の週のドル高、円高の反動を利用して
ドル安、円安の流れとなっている。
東京時間12時台で底打ちしてリバ開始
ロンドン時間からNY時間にかけてひたすら上昇する
市場全体的に先週ちょっと売り過ぎちゃいましたね(テヘペロ)からの買い戻しとなってるようです。
23時20分頃に連銀総裁の発言があり
テーパリングを始めたほうがいいとの発言をしている。
ブラード米セントルイス連銀総裁
「パンデミックの収束が明確になりつつあり、我々はテーパリングの議論を始める時期にきている」
カプラン米ダラス連銀総裁
「テーパリング開始は遅いよりは早い方が良い」
ただECBのラガルド総裁は以下のような発言をしており
アメリカとは正反対な感じとなっている。(たぶんEUは最後まで利上げとかはしないんだろうなって思う)
「引き締めは時期尚早であり、進行中の経済回復とインフレ見通しにリスクをもたらす」
「基礎的なインフレ圧力による上昇効果は、予想されるエネルギー価格の低下によってほぼ相殺されるだろう」
「必要ならECBには利下げする余地がある」
安値109.710 → 終値110.127(+41.7pips上昇)
(12時台)
2021年6月22日(火曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
この日も前日に引き続きドル安、円安の流れが継続
FRBパウエル議長の議会証言があり、インフレが上昇しているなかで
予防的な利上げはしないと発言した事で、性急な利上げは無いと判断されたようで
安堵感から買い戻しが継続となりました。
安値110.126 → 終値110.614(+48.8pips上昇)
(9時台)
2021年6月23日(水曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
この日も円安が続いた。
ドルベースだとポンドの無理やり買ってきた感が凄い
全体的に買い戻しの圧力が強くて月、火、水と来てる感がある。
この日はカプラン米ダラス連銀総裁が以下のような発言をしている
「最初の利上げは2022年と予想」
「テーパリング開始は遅いよりは早い方が良い」
安値110.604 → 終値110.947(+34.3pips上昇)
(6時台)
2021年6月24日(木曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
この日は20時にイギリスの政策金利発表があり注目されていた。
結果は据え置き。8対1で資産購入規模の8750億ポンド据え置きが決定された。
発表直後にポンドが爆下げ。
ホールデン委員がテーパリングを主張したが
辞任するという事で、テーパリングを主張するメンバーが居なくなったことで
ハト派一色となり、ポンドが売られたようです。
ドル円は小幅に下落って感じです。
始値110.948 → 終値110.862(-8.6pips)
(安値22時台・23時台)
(高値9時台)
2021年6月25日(金曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
21時30分の個人消費支出PCEデフレーターの発表があり
これが予想を下回った事によってドル安になったが
結局のところ、前年同月比では1992年4月以来の29年ぶりの伸びとなった事で
インフレ懸念がなんだかんだで台頭している雰囲気となっている。
夜中の3時29分頃ローゼングレン・ボストン連銀総裁の発言で
「ドッドチャートの22年利上げについての言及は避けるが、その頃に引き上げ条件が整う可能性はある」
利上げの上限が2022年に整いそうだの発言で夜中に少しドル高となっている。
高値110.979 → 終値110.686(-29.3pips下落)
(9時台)
ドル円 テクニカル分析
ドル円のテクニカル分析をしていきます。
1週間の価格動向ダイジェスト
- 週の初めに基準線で買い支えられて上昇していった
- その後はボリンジャーバンドの+2σで頭打ちとなって5日線に落ちて週を終える
直近のレジスタンス
110.962 前回の週足の高値の山
ピンバーを抜けて前回の週足の高値の山まできたけど
まだ明確には抜けていない。
ここを抜けたら111.6あたりまでは抵抗がないので
その辺まで行くと思う。
直近のサポート
転換線もしくは基準線
月曜日に基準線でしっかり買われて反転上昇しているので
ここはサポートとして機能するとおもいます。
あとは110.195のピンバーを上に抜けたので
このあたりでレジサポ転換するのか見ておけばいいのかなと思います。
円のCFTCの大口のポジション状況
週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。
また、ドルインデックスやユーロドルのポジション状況を比較する事で
ドル全体の相場を把握して、ドル安なのかドル高なのか方向性を占っていきます。
基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。
円のCFTCのポジション比較
利上げ前倒しの発表があってから1週間経過
妙に円の売りと買いが増えている。
普通、円売りの方が大量に増えてると思うのに
円の買いも大量に増えてるのは謎。
ドル円の個人のポジション状況
111円行ってからドテンショートが増えた感じ。
ドル自体のポジション状況を比較
大口のユーロ売りが多め
ユーロドルの個人投資家のポジションは50%にフラットになってる。
ECBラガルド総裁が必要であれば利下げすると発言しているし
それに反してアメリカはテーパリングの議論や利上げについての発言が連銀総裁やFRBの要人発言で
出始めてきている。
この感じを見ると、ECBや日銀は最後まで利上げやテーパリングはやらないだろうから
だらだらしている間にアメリカがテーパリングや利上げして
結局のところドル高と円安が進行すると思う。
↑この見方で僕はドルを買って行こうと思ってる。
とくに伸びしろがありそうなユーロドルで。
週の終値を比較
2020年12月04日の終値 104.180 (+18.4pips上昇)
2020年12月11日の終値 103.925 (-25.5pips下落) イギリスとEUが通商協議でもめて合意無き離脱の可能性が高まる
2020年12月18日の終値 103.260 (-66.5pips下落) FRBが緩和とゼロ金利維持 アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日の終値 103.594 (+33.4pips下落) イギリスで新型コロナウイルスの変異種が発見される
2020年12月31日の終値 103.304 (-29pips下落) イギリスとEUが通商協議で合意、アメリカで9000億ドル規模の新型コロナ追加経済対策法案が可決
2021年01月08日の終値 103.954 (+65pips上昇) アメリカの長期金利が1%台を回復したのを受けてドル買いに
2021年01月15日の終値 103.861 (-9.3pips下落) バイデン氏の刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りで市場はリスク回避の流れになった
2021年01月22日の終値 103.740 (-12.1pips下落) バイデン大統領就任式完了!女性初の財務長官に任命されたイエレン氏はバイデン大統領の経済対策を支持する意向
2021年01月29日の終値 104.691 (+95.1pips上昇) ロビンフッダーが暴れた週
2021年02月05日の終値 105.306 (+61.5pips上昇) バイデン大統領が1兆9000億ドルの必要性を改めて表明
2021年02月12日の終値 104.909 (-39.7pip下落) テスラがビットコインに投資するって言ってドル安が加速
2021年02月19日の終値 105.417 (+50.8pips上昇) 日経225が30年ぶりに30000万円回復
2021年02月26日の終値 106.530 (+111.3pips上昇) アメリカの長期金利が上昇してSP500の配当利回りを超えた事で株安のドル高が進行
2021年03月05日の終値 108.206 (+167.6pips上昇) FRBパウエル議長は長期金利に介入する気はない。政策路線の変更もなし。市場参加者は失望してドル買いに
2021年03月12日の終値 108.979 (+77.3pips上昇) アメリカで1兆9000億ドルの経済対策法案が成立しました
2021年03月19日の終値 108.870 (-10.9pips下落) 日銀が長期金利の上下動を許容し、ETF買い入れを日経225からTOPIXに切り替え
2021年03月26日の終値 109.509 (+63.9pips上昇) バイデン大統領が新型コロナワクチンの普及の倍増すると発表(1億回→2億回)
2021年04月02日の終値 110.649 (+114pips上昇)
2021年04月09日の終値 109.658 (-99.1pips下落) バークシャーが円建て社債を発行。イギリスのファンドが東芝の買収を提案(2兆円規模)
2021年04月16日の終値 108.769 (-88.9pips下落) 米長期金利の大幅下落で。NZとポンド主導でドル安に
2021年04月23日の終値 107.876 (-89.3pips下落) バイデン大統領が富裕層を対象にキャピタルゲイン増税の案を出してくる。日本が緊急事態宣言
2021年04月30日の終値 109.320 (+144.4pips上昇) 早期テーパリング懸念でドル買い圧力 → FRBパウエル議長はテーパリング議論は否定している
2021年05月07日の終値 108.573 (-74.7pips下落) 非農業部門雇用者数変化が市場予想よりもかけ離れた低い数値が出た事でテーパリングや早期利上げの可能性が遠のいた
2021年06月25日の終値 109.197 (+62.4pips上昇) CPIと求人統計の上昇でインフレ懸念が台頭
2021年05月21日の終値 108.951 (-24.6pips下落) ビットコインの急落とFOMC議事録要旨でテーパリングの議論の可能性が浮上した事
2021年05月28日の終値 109.724 (+77.3pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画の報道で一気にリスクONの流れ
2021年06月04日の終値 109.399 (-32.5pips下落) 5月非農業部門雇用者数変化が予想より悪かった事で急激なドル安に
2021年06月14日の終値 109.629 (+23pips上昇) 5月の米CPIが1年9カ月ぶりの伸びだったのに発表後はドル安。次の日、来週FOMCがあるしインフレ上がってるからという理由を蒸返して急激なドル高で終わる
2021年06月18日の終値 110.217 (+58.8pips上昇) ★FOMCが利上げの前倒しを発表(2022年~2023年中。従来は2024年だった)
2021年06月25日の終値 110.686 (+46.9pips上昇) 先週ちょっと売り過ぎちゃいましたね(テヘペロ)で全市場で巻き戻しの動きとなった
まとめ
ドル円の相場状況をまとめると
- 前の週にFOMCの利上げ前倒し発表で下げた分の買い戻しが月火水と入った感じ
- 残りの木金で巻き戻した分の利確売りとかで下げた感じ
- アメリカがテーパリングや利上げの議論をしてるなかでECB総裁は必要であれば利下げする発言をしている
- 日銀も粘り強く緩和すると発言している
- 個人投資家はドル円を111円台で売り
- 大口はユーロ売り多め
ECBも日銀も最後まで利上げやテーパリングはしないと思うので
そうこうしている間にアメリカがテーパリングや利上げを始めて
ドル高に向かうと見てます。
なので伸びしろがあり、素直な動きをするユーロドルのショートで攻めて行こうと思います。
さっそくだけどGemforexで0.1枚ショートさせてもらったわ。
こっからピラミッティングしていくでぇ~^^
1000pips取れるとええなぁ~^^
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