WTI原油 【見通し・予想】OPECと非加盟国が協調減産の幅を拡大の検討しているらしい事で上昇するが… テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2020年11月06日(金)の週を終えて
2020年11月06日(金)の週を終えて
WTI原油のチャートとCFTCの大口の動向、そして個人のポジション状況を見ながら
相場の分析をして今後のWTI原油の相場の見通しや
価格を予想していきます。
チャンスがあれば海外ハイレバ口座と国内先物口座を利用して、トレードしていくつもりでいます。
それでは、各章の状況を見ながら、相場を予想していきます。
WTI原油 テクニカル分析と大口と個人のポジションから相場の強弱を予想(2020年11月06日(金)の週を終えて)
#WTI原油・俺ニカル分析
2020年11月6日の週を終えてOPECと非加盟国が協調減産の幅を拡大を検討している
との報道で期待感から原油は上昇していました。ただ欧米で広がる新型コロナウイルスの影響や
アメリカの大統領選が不透明なままな事もあり
原油は売りに押されています。目先は下落かな? pic.twitter.com/DCY3efA6CM
— 堅実なる投機家@-461万円・原油相場で負けた分を取り戻し中 (@kenjitutouki) November 8, 2020
上記ツイートで大枠について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて解説していきます。
WTI原油の在庫状況
API在庫の状況
EIA在庫の状況
原油の在庫の状況 考察 まとめ
前の週にAPI、EIAともに原油在庫が増えていましたが
この週はAPI、EIAともに予想外の原油在庫が減っています。
原油価格もそれに反応して上昇したものの
リグ稼働数が増え始めてきているので
生産が増加する事に留意しておく必要があると思います。
WTI原油のCFTCのポシション状況を比較
前の週に引き続き売りが増えています。
ここで買いポジションが大きく減っているのも気になります。
この週はアメリカの大統領選があり不透明感から
ポジション整理をしている可能性がありますね。
WTI原油の個人のポジション状況
アメリカの大統領選が始まった週ですが
バイデン氏の当選が確実との報道で
株価が大きく上昇していますが
原油は上昇はしたものの40ドルを超えきれない感じにあっています。
個人投資家のポジション状況は大口とは違い
買いポジションが多めなので
そこまで上昇に期待できないかもしれません。
WTI原油 テクニカル分析
サポートラインの1週間のダイジェスト
- 週の始めにボリンジャーバンドの-3σで下髭を付けてボリンジャーバンドの-2σバウンドする
- そこから25日SMAまで反発上昇をしたものの、そこで頭打ちとなって下落して週を終えました
直近のサポートライン
33.25 ピンクのライン
日足ダブルボトムの36.66を下割れたものの
直近ではボリンジャーバンドの-3σで大きくバウンドして買い戻されているので
この付近に買いサポートがあるのかなと思われます。
直近のレジスタンス
25日SMAおよび40ドル付近
36.66を超えて戻ってきたものの
25日SMAで打ち返されており
また雲の上限が40ドルあたりにあるので
この辺はレジスタンスとして意識されるのではないかと思います。
WTI原油 ファンダメンタルズ分析
2020年11月02日(月曜日)から11月06日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
11月02日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
先週に引き続き、新型コロナウイルスの感染が欧米で広がっている事から
売り込まれていた原油ですが
株式市場で買い戻しの動きが出始めると
つられて買い戻されました。
アメリカの大統領選を翌日に控えて持ち高調整の動きが出たのと
アメリカの10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が
2018年以来の高水準になった事で安いところで買い戻しが入ったようです。
安値33.63 → 終値37.07(+344pips上昇)
11月03日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
ユーロドルのドル安によって
ドル建て商品の割安感から買い戻しが強まりました。
ロシアのノバク・エネルギー相が2021年の1月~3月期まで延長する可能性を協議した事や
OPEC加盟国のアルジェリアが1月に計画されている減産緩和の先送りを支持した事が
好感されて原油は買われました。
安値36.56 → 終値38.12(+156pips上昇)
11月04日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
EIAの原油在庫が予想外の減少幅となった事に反応して
原油価格は上昇しました。
またOPECと非加盟国が協調減産の幅を
来年の始めからさらに拡大を検討していると報道された事が好感され
原油価格を押し上げました。
安値37.24 → 終値39.12(+188pips上昇)
11月05日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
アメリカの大統領選が不透明感の状態から
売られて終わりました。
高値39.34 → 終値38.50(-84pips下落)
11月06日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
欧米で新型コロナウイルスの感染が増加している事を受けて
下落して週を終えました。
高値38.60 → 終値37.38(-122pips下落)
週の終値を比較
2020年3月07日 41.51 ←次のターゲット?
2020年3月13日 33.25 ←ターゲットクリア
2020年3月21日 23.40 ←ターゲットクリア
2020年3月27日 21.80
2020年4月03日 28.79 ←ターゲットクリア
2020年4月09日 23.18 ←ターゲットクリア
2020年4月17日 18.44
2020年4月24日 17.31 ←史上初のマイナス取引となった週の終値
2020年5月01日 19.70 ←U字回復を期待できる所まで回復した
2020年5月08日 26.10 ←暴騰w
2020年5月15日 29.79 ←押し目待ちに押し目なしで高止まりからの踏み上げ!
2020年5月22日 33.56
2020年5月29日 35.19 ←3月13日の終値をクリア!
2020年6月05日 39.07 ←ターゲットに届かず折り返す…
2020年6月12日 36.50
2020年6月19日 39.42
2020年6月26日 38.17
2020年7月03日 40.23
2020年7月10日 40.57
2020年7月17日 40.58
2020年7月24日 41.24 ←ターゲットまであと30pipsぐらい
2020年7月31日 40.44
2020年8月07日 41.53 ←3月7日の終値を+2pips上回った状態
2020年8月14日 42.20 ←3月7日の終値を上回った状態
2020年8月21日 42.27 ←3月7日の終値を上回った状態
2020年8月28日 42.93 (+66pips上昇) ←42.34を上回った状態
2020年9月04日 39.42 (-351pips下落) 暴落の構え
2020年9月11日 37.30 (-212pips下落) 下落2週目
2020年9月18日 40.88 (+358pips上昇)
2020年9月25日 40.09 (-79pips下落)
2020年10月02日 37.01 (-308pips下落) ← トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染
2020年10月09日 40.55 (+354pips上昇) ← トランプ大統領が新型コロナウイルスから復帰
2020年10月16日 40.74 (+19pips上昇)
2020年10月23日 39.72 (-102pips下落)
2020年10月30日 35.72 (-400pips下落)
2020年11月06日 37.38 (+166)
まとめ
WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。
- ロシアのエネルギー相が協調減産を来年の1~3月まで延長するとの発言で原油価格は反転上昇しました
- 石油在庫統計で原油の在庫が予想外の大幅な減少を受けて上昇に弾みをつけました
- OPECと非加盟国の協調減産の幅を拡大する検討を行っているとの報道で原油価格は上昇しました
- ただアメリカの大統領選が不透明な事と新型コロナウイルスの感染が欧米で広がってる事から売られています
協調減産の幅が広がるのが頼りなのもあるけど
なぜか40ドルを超えれないんだよなぁ…
目先はやっぱり下落なのかな?
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