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WTI原油 1万円チャレンジするもコロナウイルスのリスク回避でゼロカット – FBS Markets 17戦目

2020年1月初め。私は決意した。

将来、原油のトレードでお金を稼ぎ、石油王になると。

お正月早々から1万円を握りしめてFBS Marketsに入金しWTI原油を買った。
いや、イメージ的には世界の原油を買い占めたと言ってもいい。

しかし結果はどうだ?

ゼロカットだ…。

これほど無念な事はあるだろうか。

頭の中では、お正月のお年玉を原油で増やすつもりでいた。

気前よく『WTI原油よ、お年玉ありがとう』と言って
意気揚々と過ごしている事を想像していた。

しかし、ゼロカットを食らってしまったのだ。

なぜだ!?いったい、何が起きたというのだ?

これまでの流れをチャートと買った根拠を振り返りながら反省していこうと思う。

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WTI原油 1万円チャレンジ 資産運用結果 ゼロカット FBS Markets 17戦目

ポジショニング
WTI原油 59.83 10バレル 買い (2020年1月9日17:42)
WTI原油 59.68 10バレル ナンピン買い (2020年1月9日20:28)

結果
WTI原油 59.83 10バレル 55.71 強制ロスカット -4518円(2020年1月23日10:24)
手数料-27円 スワップ -154円

WTI原油 59.68 10バレル 55.36 強制ロスカット -4734円(2020年1月23日22:48)
手数料-27円 スワップ -154円

合計 -9614円

ゼロカットにより口座残高が1万円から386円になりました…。
壊滅的なダメージを受けてしまった。

なぜこのようなことになったのか?以降の章で
ポジションを持った時の自身の心理状況や
チャートの流れを追ってみようと思う。

WTI原油 1万円チャレンジ 買いポジからゼロカットまでの流れをチャートを見ながら振り返る

2020年1月9日、忘れもしない。

私はお年玉欲しさに、WTI原油を意気揚々と買ったのだ。

その時の5分足、1時間足、4時間足のチャートは以下のような形をしている。

1-WTI原油10バレル買った時の5分-1時間-4時間チャート - 2020年1月9日17時42分 - FBS Markets17戦目
1-WTI原油10バレル買った時の5分-1時間-4時間チャート – 2020年1月9日17時42分 – FBS Markets17戦目

このチャートを見て買った根拠は3つある。

  • 59.50のサポートを耐えたように買われ始めた
  • 買いが強くて59.95を超えてきたこと
  • RCIが1時間と4時間で底が近いかなと判断したこと

そして2019年1月9日17時42分、WTI原油59.83で10バレル買ったわけだ。

その約3時間後にナンピン買いをする失態までしている。
なんでこんな狭い値幅でナンピンで攻めようと思ったのだろうか…。

今でも訳が分からない自分に呆れている。

以下の画像が10バレルナンピン買いした時のチャートだ。

2-WTI原油10バレルナンピン買いした時の5分-1時間-4時間チャート - 2020年1月9日20時28分 - FBS Markets17戦目
2-WTI原油10バレルナンピン買いした時の5分-1時間-4時間チャート – 2020年1月9日20時28分 – FBS Markets17戦目

このチャートを見て買った根拠は
1時間足が良い感じに横でRCI短期が底から上に反転しそうだから。

そして2019年1月9日20時28分、WTI原油59.68で10バレル買ったのだ。

だがRCIの反転はむなしく、ポジションはことごとく強制ロスカットの運命を辿った。

原油が買われるネタは十分にあった。

それは以下の5つである。

  • イランがイラクの首都空港にミサイル打ち込む
  • イランがウクライナの飛行機をミサイルで撃墜
  • リビアで暴動が起き、石油所が停止する騒ぎに
  • イランが追加ミサイル発射
  • イラクでデモがあり油田が停止する騒ぎに

さて、イランのミサイル問題でアメリカ側が
イランに追加制裁を行うと発表したが、貴金属や繊維などが制裁対象で
石油がらみの発表はみられず、上昇したのは貴金属銘柄だった…。

またアメリカ側も戦争をする気はなく
強いミサイルはあるけど打たないという声明により市場は安堵し
原油が買われるような事にはならなかった。

そして上昇トレンドチャネルの下限まで落ちて来て反発を見せた。

3-WTI原油-朝8時ごろイラクのデモで価格上昇-2020年1月20日-13時30
3-WTI原油-朝8時ごろイラクのデモで価格上昇-2020年1月20日-13時30

このチャートで反転を期待し、買いポジションはそのままにしていた。

その後、結局は上昇チャネルの下限を下に抜けてゼロカットという結末を迎える。
以下のチャートがその時の様子だ。

3-ゼロカット-2020年1月23日22時50分-fbs-17戦目
3-ゼロカット-2020年1月23日22時50分-fbs-17戦目

原油の無慈悲な下落を横目に、口座残高は386円という現実を突きつけられた瞬間だった。

この下げはいったい何が原因で下げたのだろうか?

WTI原油の新たな下げの要因は、中国でコロナウイルスによる被害が出たことだ。

ゼロカットから3日後の1月27日、チャートはどのような形になったのかというと以下のとおりだ。

4-WTI原油-下落継続-コロナウイルスの影響で-1時間足-日足-2020年1月27日
4-WTI原油-下落継続-コロナウイルスの影響で-1時間足-日足-2020年1月27日

日足レベルでは雲を下に抜けてしまい50ドルを割りにいく勢い。

結局、2月4日に50ドルを割れてしまうのであった。

たった1か月たらずで1500pipsも下落しているのである。

原油の値動き、恐るべし…。

おわりに

2020年早々にゼロカットとは、何と嫌なスタートを切ったのだろうか。

今回のトレードで分かった事が3つある。

  • 1回のトレードでゼロカットしないこと。せめて後2回~3回くらい再トレードできるように、損切り設定をする
  • ナンピンの値幅があまりにも早すぎる。もう少し値幅を広げるか、1ポジ目はお試しポジションという扱いで入り、損切りライン決めて、自分の思惑通りに動くか見て追加ポジションを持つか決めたほうが良い
  • ポジションを持った後に別口座で同じ位置でポジションを握るのをやめる。せめて値幅を効かせてから別口座でポジションを持つべきか考えて決める

次回の勝ちへ繋げたい。

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