ダウ30【見通し・予想・動向】ディズニーの株価が急騰!!アメリカ経済は本当に暗いのか!? テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2020年12月11日(金)の週を終えて
2020年12月7日(月)から12月11日(金)の週を終えて
アメリカ株式市場とダウ30の最新の動向を解説します。
- アメリカの株式市場とダウ30の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
- テクニカルの分析
- ダウ30とSP500の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説
これらの情報を総合的に分析して
今後のダウ30の相場展開の見通しや予想を立てて行きます。
この記事を最後まで見るメリットは
アメリカの株式市場の最新の動向や
景気に敏感な株価指数を取り扱うので最新の景気の動向をすべて把握できる事です。
もし途中から市場に参加したとしても
ダウ30カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。
それでは、各章を見て行きましょう。
ダウ30 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2020年12月11日(金)の週を終えて)
#ダウ30・俺ニカル分析
2020年12月11日の週を終えてアメリカの株式市場は新型コロナウイルスの感染拡大で
ロックダウン措置が取られる情報をもとに下落またフェイスブックの独占禁止法などの情報や
中国の軍事関連企業の投資ができないように
アメリカの株価指数から外された情報で下げたが続く
— 堅実なる投機家@-461万円・原油相場で負けた分を取り戻し中 (@kenjitutouki) December 12, 2020
上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。
解説の流れは以下の通りです。
- ファンダメンタル分析
- テクニカル分析
- ポジション状況
- 週の終値の動向
ダウ30 ファンダメンタルズ分析と値動き
2020年12月7日(月曜日)から12月11日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
この1週間でインパクトがあった出来事は
- フェイスブックが独占禁止法で提訴された事
- アメリカが中国の軍事関連の企業に対して投資できなくする措置を取り、アメリカの指数から外された事
- イギリスとEUの通商合意が纏まらず、合意無き離脱の可能性が高まった事
- アメリカで新型コロナワクチンの承認が期待された事
- ディズニーの株価が急騰
ネガティブな情報は出ていますが
足元では経済の回復が期待されており
安いところで押し目買いが入り、株価は下落してはいるものの下髭の多い1週間となりました。
12月7日(月曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
新型コロナウイルスの感染拡大によりアメリカのカルフォルニア州でロックダウン措置が
取られる事になり、リスク回避の流れから株価が高値で売られる事になりました。
またアメリカが中国の軍事関連の企業に対して投資をできなくする措置を取ったり
中国当局者に対して制裁を課す計画があると報道されたりして
リスク回避の流れから株価が下落していきました。
高値30273.47 → 終値29998.32(-275.15pips下落)
12月8日(火曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
J&J(ジョンソンエンドジョンソン)が開発中の新型コロナワクチンの後期臨床試験の結果が
予想より早い来年2021年の1月に出そろう可能性があり株価が上昇しました。
またアメリカ食品医薬品局(FDA)がファイザーとビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンについて
緊急使用承認に向けた基準を満たす内容だったとする報告書が公表され
期待感から株価が上昇しました。
さらに、イギリスで新型コロナワクチンの接種が始まる報道を受けて
新型コロナワクチンの終息が期待され株価が上昇しました。
SP500は最高値を更新しましたが、ダウは最高値付近まで上昇した感じで
この日を終えています。
安値29862.68 → 終値30185.53(+322.85pips上昇)
12月9日(水曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
新型コロナワクチンの早期実用の期待感から
ダウ30は史上最高値を更新後に反落してしまう。
フェイスブックが独占禁止法(反トラスト法)違反で
首都ワシントンの連邦地裁に提訴された報道が背景にあり
リスク回避で売られたようです。
またアメリカの経済対策が纏まるとの期待感もあるようで
安値では買い戻される動きとなっています。
高値30313.22 → 終値30063.07(-250.15pips下落)
12月10日(木曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
アメリカの新規失業保険申請件数が前の週より増えている事が嫌気されて
株価は下落したものの、
アメリカの新型コロナ追加経済対策についてムニューシン財務長官やペロシ下院議長などが
進展している発言を繰り返した事が期待され株価は安値から買い戻される動きとなりました。
また、原油価格が急騰した事もあり、足元では経済の先行きは明るい見通しが期待され
株価が買い戻されているようです。
高値30149.87 → 終値30011.72(-138.15pips下落)
12月11日(金曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
イギリスとEUの通商交渉が纏まらず日曜日に持ち越された事で
合意無き離脱の可能性が高まり、リスク回避の動きが市場全体で起きました。
しかし、日本時間の真夜中にディズニー株が急騰し、株価が大きく買い戻され週を終えました。
ディズニーは投資家説明会で動画配信サービスの『ディズニープラス』の契約者数が
急速に伸びる見通しを発表しました。
また、コンテンツ拡大に向けて、マーベルやスターウォーズの新シリーズを配信すると発表しました。
これを受けてディズニー株が急騰し、この1社だけでダウ30の下げ幅を一気に解消した形となりました。
安値29722.09 → 終値30051.95(+329.86pips下落)
ダウ30 テクニカル分析
ダウ30の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。
1週間の価格動向ダイジェスト
- 週の初めは下落したものの、そこから高値を更新したのち下落
- その後、29987.22を割れたものの、25日SMAで反発し29987.22のラインの上まで買い戻されて週を終えました
直近のレジスタンス
最高値を更新したので、どこがレジスタンスか不明です…。
とりあえず直近のレンジ幅を抜けたら、次のターゲットもそのレンジ幅になりうると考えると
30900ドル~31000ドルあたりがレジスタンスになると思いますが
あくまでも目安なので過信しすぎないようにしましょう。
直近のサポートゾーン
29594~29987
29987を割れても、すぐ買い戻されるし
安値を買いで拾ってくる場面が多々あります。
日足を見ると分かると思いますが
下落しても下髭だらけなのでショートしている人は
冷や冷やしている場面が多いのではないでしょうか。
現状は25日SMAで買われ、大きく反発しているので
このあたりで足場を固めて上昇再開するかもしれません。
ダウ30とSP500のCFTCの大口のポジション比較
週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。
ここでSP500のポジション状況と比較しているのは
ポジションの量がダウ30と比べて多い事とチャートの形もさほど変わらない事から
母数の多いSP500と比較する事で流れを掴みやすくする為です。
基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。
ダウ30とSP500のCFTCのポジション比較
売りがすこぶる増えてる…。
前の週でも説明しましたが、最高値を更新してから売りが多すぎる…。
とくに11月24日の週で株価が高騰してからの売りが多い。
つまり高値の売りで捕まってる大口が多すぎるって事。
しかし、株価は下げても押し目で買われまくって下髭が多い状態です。
ダウ30に至っては週末に下髭からの陽転してるんですよねぇ…。
市場では11月に大きく上げたんだから12月はそんなに上がらないと言われていますが
下手したら大口のロスカットを巻き込んで大きく上昇するかもしれないので
警戒が必要だと思います。
ダウ30とSP500の個人のポジション比較
売りポジションが少し減っていますが
株価がかろうじて下落しているので、利確して逃げたようにしか見えませんね。
株価はダウ30、SP500ともに最高値を更新していってる状況であり
大口投機も売りで大量に捕まっているし
ダウ30にいたっては陰線から一気に下髭陽線に持って行ったので
新規で売りで入る場合は、この状況を知った上で売ってくださいね…。
僕は売りポジ持っていましたが
ドテンLを検討しているところです。
ダウ30のポジション状況 まとめ
SP500、ダウ30が最高値を更新し、
個人投資家と大口投機はSP500、ダウ30共に売り目線で高値で売って捕まってる状態。
辛うじて株価は下落してきたものの下髭が多く
この状況を見て売りポジが少し逃げてる感じはしますが
まだまだ売りで捕まってる人が多いのを見ると高値更新の警戒は必要だと思います。
11月で大幅な株価の上昇があり、12月は落ちるもしくは急激な上昇のラリーは無いとの情報で
売っているようなので、その逆になるかもしれないので警戒はしておく必要があると思います。
また新型コロナワクチンの情報が出尽くして売りだという情報も出回っている事もあり
これらの情報で売っている個人投資家や大口投機の売りが多いのを見ると
逆に行きそうで怖いです。
とりあえず新規で売りで入る場合は、自分が不利な状況に持っていかれやすい
という事だけ念頭にいれてからポジションを持った方がいいと思われます。
週の終値を比較
02月21日 29017 ←クリア(2020年11月13の終値)
02月29日 25534 ←ここを超えると上昇に弾みがつきそう
03月13日 23017 ←ここを明確に超えてきた
03月20日 19198 ←ここを底打ちと判断
03月27日 21549
04月03日 21053
04月09日 23792
04月17日 24269
04月24日 23776
05月01日 23730
05月08日 24391
05月15日 23604
05月22日 24476
05月29日 25505
06月05日 27089
06月12日 25548
06月19日 25669.02
06月26日 25090
07月03日 25747.36
07月10日 26100.60
07月17日 26633.92
07月24日 26436.68
07月31日 26442.10 (+5.42pips上昇)
08月07日 27428.27 (+986.17pips上昇)
08月14日 27873.87 (+445.6pips上昇)
08月21日 27912 (+38.13pips上昇)
08月28日 28647.36 (+735.36pips上昇)
09月04日 28095.96 (-551.4pips下落)
09月11日 27620.05 (-475.91pips下落)
09月18日 27741.48 (-121.43pips下落)
09月25日 27184.74 (-556.74pips下落) ※下落4週目 反転上昇して引け
10月02日 27694.43 (+509.69pips下落) ※トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染
10月09日 28644.35 (+949.92pips上昇) ※トランプ大統領が新型コロナウイルスから復帰
10月16日 28526.56 (-117.69pips下落)
10月23日 28299.23 (-227.33pips下落)
10月30日 26545.21 (-1754.02pips下落) ※新型コロナ追加経済対策の協議が纏まらない事と大統領選前の不透明感から大暴落
11月06日 28349.67 (+1804.46pips上昇) ※アメリカの大統領選があった週
11月13日 29482.67 (+1133pips上昇) 新型コロナワクチンの有効性が90%を超えると発表される
11月20日 29195.77 (-286.9pips下落)
11月27日 29938.79 (+743.02pips上昇) 最高値更新!バイデン氏の次期政権移行プロセスを容認した事
12月04日 30169.22 (+230.43pips上昇) 最高値を更新!30000ドルを突破!新型コロナワクチンの実用化期待と追加経済対策が速まるとの期待感で
12月11日 30051.95 (-117.27pips下落) イギリスで新型コロナワクチンの接種開始
まとめ
ダウ30の相場状況をまとめると
- イギリスで新型コロナワクチンの接種を開始した事で経済の正常化が期待されている
- フェイスブックが独占禁止法の提訴に合うが安値では買い戻される動き
- アメリカで新型コロナワクチンの早期承認の期待や経済対策の合意の期待が合わさり、安値では買い戻される動き
- 週末はディズニーの株価が高騰し、ダウ30を陰線から陽線下髭に買えるほどの高騰を見せる
- 大口も個人投資家も売りで捕まってる感じ
土日にアメリカで新型コロナワクチンの承認がされたし
個人投資家も大口も売りまくりだし…
最高値を再び更新してロスカットを巻き込んで株価が暴騰しそう…。
俺もショートポジションを捨てて、ドテンロングしようか考えるわ。
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