WTI原油 【見通し・予想】OPEC協調減産の補填計画で上昇再開!テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2020年6月19日(金)の週を終えて
2020年6月19日(金)の週を終えて
WTI原油のチャートとCFTCの大口の動向、そして個人のポジション状況を見ながら
相場の分析をして今後のWTI原油の相場の見通しや
価格を予想していきます。
チャンスがあれば海外ハイレバ口座と国内先物口座を利用して、トレードしていくつもりでいます。
それでは、各章の状況を見ながら、相場を予想していきます。
WTI原油 テクニカル分析と大口と個人のポジションから相場の強弱を予想(2020年6月19日(金)の週を終えて)
#WTI原油・俺ニカル分析
2020年6月19日の週を終えてCFTCを見ると大口が買いの一部を利確したように思う
あと週末にアップルが新型コロナウイルスの第2波を警戒して一部の店舗を閉鎖すると報道されたのも気になる
最近のショックの傾向を見るとアップル主導が多いからね
警戒するに越した事はない pic.twitter.com/NmrAoGLH8b— 堅実なる投機家@-491万7112円・原油相場で負けた男 (@kenjitutouki) June 20, 2020
上記ツイートで大枠について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて解説していきます。
WTI原油の在庫状況
API在庫の状況
EIA在庫の状況
原油の在庫の状況 考察 まとめ
EIAの在庫が過去最高を更新し続ける中で
原油価格は上昇を続けています。
いちおう、ネタとしては取り扱われていますが
十字足程度にしかなっていません。
これがいつ、ネタにされて下落を始めるのか
今のところ無視され続けているのが怖いところです。
WTI原油のCFTCのポシション状況を比較
全体的にポジションが減りました。
特に目立つのが大口の買いポジションの減少で
結構な量を減らしている事から
一部、利益確定売りが出ているのかなと思われます。
WTI原油の個人のポジション状況
36ドル~39ドルの間で
売りと買いが交差しているのを見ると
この辺りで一区切りついたように思います。
39ドルで高値掴みした人が36ドルに落ちて
ドテン買いした結果、39ドルまで戻ってきて
少しあたふたしているのではないでしょうか。
WTI原油 テクニカル分析
先週引いたサポートラインのおさらい
- 日足の25SMA付近で買い支えられて再び上昇を再開しました
- ボリンジャーバンドの+2σで打ち返されて週を終えています
直近のレジスタンス
41.51と42.34の赤いライン
41.51は3月07日の週の終値です。
次に42.34ですが、ここは2018年のブラッククリスマスの最安値のラインです。
現状は、40.42と40.49のダブルトップを形成しているように思うので、
ここが直近のレジスタンスだろうと思うのですが
ここを上に抜けてきたら、41.52と42.34のラインを目指すのではないかと思います。
ちょうどボリンジャーバンドの+3σと重なるので
それなりに抵抗はあると思いますが、
40.42と40.49のダブルトップを上に抜けてきた場合
上昇の勢いがつく可能性があるので
売りで入る場合は気をつけておく必要があると思います。
直近のサポートライン
不明です。
深く押さない押し目の無い相場が延々と続き
上昇を続けている中で、どこがサポートになるのか見当がつきません。
移動平均線で買い支えられているので
各移動平均線に着目したほうがいいと思われます。
WTI原油 ファンダメンタルズ分析
2020年6月15日(月曜日)から6月19日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
6月15日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
先週、原油在庫が過去最高を更新して需給改善が危ぶまれる中で
需給回復期待とOPEC加盟国、非加盟国の協調減産を順守する期待から
買い支えられて終わりました。
安値34.34 → 終値37.06(+272pips)
6月16日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
アメリカの5月の小売売上高が前月比+17.7%となり
1992年以来で最大の増加幅となった事で
新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいた経済の状況が
回復するとの見通しから石油需要の回復が期待されて
原油は上昇を再開しました。
安値36.37 → 終値37.92(+155pips)
6月17日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
EIAの在庫統計で原油の在庫が増加し過去最高をさらに更新しました。
このネタを元に、上昇は薄れましたが
結局のところ十字足で終わってるのを見ると
そこまでネタとして重要視されてないのかなと思われます。
始値37.92 → 終値37.67(-25pips)
6月18日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
この日、OPEC合同閣僚監視委員会の会合を開催しました。
イラクやカザフスタンなど減産目標を達成できなかった国々による
補填計画を協議した事が好感され、原油は再び上昇を再開しました。
5月全体の順守率は86%だそうです。
安値37.09 → 終値38.82(+173pips上昇)
6月19日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
前日のOPEC合同閣僚監視委員会で減産木鳳を達成できなかった国が
未達成分を今後相殺すると約束した事が引き続き好感され
原油価格を押し上げています。
しかし、新型コロナウイルスの第2波が警戒される中で
株価が下がっている状況で、原油価格は上値を抑えられる形で週を終えました。
安値38.37 → 終値39.42(+105pips下落)
週の終値を比較
2020年3月07日 41.51 ←次のターゲット?
2020年3月13日 33.25 ←ターゲットクリア
2020年3月21日 23.40 ←ターゲットクリア
2020年3月27日 21.80
2020年4月03日 28.79 ←ターゲットクリア
2020年4月09日 23.18 ←ターゲットクリア
2020年4月17日 18.44
2020年4月24日 17.31 ←史上初のマイナス取引となった週の終値
2020年5月01日 19.70 ←U字回復を期待できる所まで回復した
2020年5月08日 26.10 ←暴騰w
2020年5月15日 29.79 ←押し目待ちに押し目なしで高止まりからの踏み上げ!
2020年5月22日 33.56
2020年5月29日 35.19 ←3月13日の終値をクリア!
2020年6月05日 39.07 ←ターゲットに届かず折り返す…
2020年6月12日 36.50
2020年6月12日 39.42 (+292pips上昇)
まとめ
WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。
- 原油在庫が過去最高を更新する中で、原油価格は再び上昇を再開する
- 主に、OPEC加盟国と非加盟国の協議で、減産目標を達成できなかった国々が補填する計画を発表をした事が好感されている
- 週末は新型コロナウイルスの第2波を警戒して上値を抑えられる形で終える
40.42と40.49のダブルトップを抜けるかどうかの勝負になりそうです。
抜けたら上昇幅を広げるかもしれません。
今のところ新型コロナウイルスの第2波の影響は株価のみで
原油は上値を抑えられた形程度なので
あまり意識されてないのかなと思われます。
とりあえず40.4を上抜けるか36を下抜けるかを見極める感じになるでしょう。
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