WTI原油 【見通し・予想】 大口のやる気がないようなので夏枯れ相場きたかも? テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2020年8月21日(金)の週を終えて
2020年8月21日(金)の週を終えて
WTI原油のチャートとCFTCの大口の動向、そして個人のポジション状況を見ながら
相場の分析をして今後のWTI原油の相場の見通しや
価格を予想していきます。
チャンスがあれば海外ハイレバ口座と国内先物口座を利用して、トレードしていくつもりでいます。
それでは、各章の状況を見ながら、相場を予想していきます。
WTI原油 テクニカル分析と大口と個人のポジションから相場の強弱を予想(2020年8月21日(金)の週を終えて)
#WTI原油・俺ニカル分析
2020年8月21日の週を終えて大口の買いポジが大きく減り始めてるし
売りポジも減ってるしで
価格の推移を見ると夏枯れ相場かなって感じがする先週から+7pipsしか上昇していない
個人は買いが76%に膨れ上がってる狭いレンジで遊ぶ以外、やる事が無いかも pic.twitter.com/EPUX7b6SHo
— 堅実なる投機家@-491万7112円・原油相場で負けた男 (@kenjitutouki) August 23, 2020
上記ツイートで大枠について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて解説していきます。
WTI原油の在庫状況
API在庫の状況
EIA在庫の状況
原油の在庫の状況 考察 まとめ
原油在庫は減っているようですが
API在庫のガソリンが大幅に増えた事により
新型コロナによってエネルギー需要が減っているとの見方から
原油が売られる場面が見られました。
しかしEIA在庫でガソリンが減っているのを見て
多少なりにエネルギー需要の減退懸念は収まったようですが
価格に影響が出始めている事から少し気にしておいたほうがいいかもしれません。
WTI原油のCFTCのポシション状況を比較
前の週から見るに
大口はヤル気がないのかポジションを減らしている一方です。
ここ最近の価格も下がったり上がったりと
狭い値幅で動いているので
盛り上がりに欠ける展開が続くのかなと予想しています。
WTI原油の個人のポジション状況
大口がポジションを手仕舞いして暇相場が続く中で
個人の買いポジションが膨れ上がっているのが気になります。
夏の需要が過ぎ去って、調整下落がここで入るか?
少しだけ警戒した方がいいのかなと思いました。
WTI原油 テクニカル分析
先週引いたサポートラインのおさらい
43ドルまで登ったものの高止まりして下落。
その後41.51のサポートラインで買い支えられて週を終える。
直近のレンジゾーン
41.51と42.34の赤いライン
41.51は3月07日の週の終値です。
次に42.34ですが、ここは2018年のブラッククリスマスの最安値のラインです。
ここ最近、この2点間をうろちょろしている事が多いです。
大口が手仕舞いしてヤル気のなさから
このレンジゾーンをずっとウロウロしています。
終値で見るとジワジワ上げてるのですが
高値を更新するわけでもないので
微妙な相場が続くのかなと思ってます。
WTI原油 ファンダメンタルズ分析
2020年8月17日(月曜日)から8月21日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
8月17日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
この日は3つの支援材料で原油が買われました。
- ドル安を背景にドル建てで取引される原油が割安感から買われました
- OPECと非加盟国の協調減産の順守率が高い水準だったことが好感され原油が買われました
- 中国政府系の石油会社が8月から9月の間にアメリカ産の原油を輸入するためのタンカーを仮予約した事が好感され原油が買われました
テクニカルで見ると42.34の赤いラインを上抜けて終了しました。
安値41.78 → 終値42.78(+100pips上昇)
8月18日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
前日の原油支援材料をネタに買われていたものの
翌日にOPECプラスが実施する合同閣僚監視委員会での会議を控えて
利益確定売りの流れに押されて終了しました。
高値42.97 → 終値42.52(-45pips下落)
8月19日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
この日は強弱マチマチの展開で横ばいで終わりました。
API在庫の発表でガソリン在庫が約500万バレル増加したのを受けて
新型コロナウイルスの影響でエネルギー需要が減退している懸念が浮上。
しかしEIA在庫の発表でガソリンが約300万バレル減少した事から
APIによるエネルギー需要減退懸念が、ある程度、持ち直しました。
ただ、アメリカの新型コロナウイルスの経済対策が進展していない事から
この日の原油相場はイマイチな形で終わりました。
始値42.52 → 終値42.74(+22pips)
8月20日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
OPEC加盟国と非加盟国の見解によると
新型コロナウイルスの感染が長引く事で
石油需要の回復が当初の予想よりも遅いとの見解を示しました。
この事が嫌気されて原油は下落しました。
しかし、下落したところでテクニカルポイントに差し当たった所で
買い戻しが強く、結局は横ばいで終わる形となりました。
始値42.74 → 終値42.74(±0)
8月21日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
この日のネタは乏しく
ただのドル高で原油価格は下落して
テクニカルポイントに差し掛かったあたりで買い支えられて終了しました。
高値42.93 → 終値42.27(-66pips下落)
週の終値を比較
2020年3月07日 41.51 ←次のターゲット?
2020年3月13日 33.25 ←ターゲットクリア
2020年3月21日 23.40 ←ターゲットクリア
2020年3月27日 21.80
2020年4月03日 28.79 ←ターゲットクリア
2020年4月09日 23.18 ←ターゲットクリア
2020年4月17日 18.44
2020年4月24日 17.31 ←史上初のマイナス取引となった週の終値
2020年5月01日 19.70 ←U字回復を期待できる所まで回復した
2020年5月08日 26.10 ←暴騰w
2020年5月15日 29.79 ←押し目待ちに押し目なしで高止まりからの踏み上げ!
2020年5月22日 33.56
2020年5月29日 35.19 ←3月13日の終値をクリア!
2020年6月05日 39.07 ←ターゲットに届かず折り返す…
2020年6月12日 36.50
2020年6月19日 39.42
2020年6月26日 38.17
2020年7月03日 40.23
2020年7月10日 40.57
2020年7月17日 40.58
2020年7月24日 41.24 ←ターゲットまであと30pipsぐらい
2020年7月31日 40.44
2020年8月07日 41.53 ←3月7日の終値を+2pips上回った状態
2020年8月14日 42.20 ←3月7日の終値を上回った状態
2020年8月21日 42.27 (+7pips上昇)←3月7日の終値を上回った状態
まとめ
WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。
- ドル安を背景に割安感から買われる
- OPECと非加盟国の協調減産順守率が高くて買われる
- 中国の石油会社がアメリカから石油を輸入するのにタンカーを借りたという情報で買われる
- API在庫のガソリン在庫が大幅に増えた事で原油は売られる
- EIA在庫のガソリン在庫が減って買われたものの高値更新するまでには至らず
- OPECが新型コロナウイルスの感染が長引く事で石油需要の回復が当初の予想よりも遅いとの見解を示した事で原油は売られる
- 大口は手仕舞いを始めたのかポジショニングが冴えない
- 個人の買いが膨れ上がっている
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