WTI原油 【見通し・予想】節目を超えたものの利益確定売りに押されるが上昇の余地は残る テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2020年8月07日(金)の週を終えて
2020年8月07日(金)の週を終えて
WTI原油のチャートとCFTCの大口の動向、そして個人のポジション状況を見ながら
相場の分析をして今後のWTI原油の相場の見通しや
価格を予想していきます。
チャンスがあれば海外ハイレバ口座と国内先物口座を利用して、トレードしていくつもりでいます。
それでは、各章の状況を見ながら、相場を予想していきます。
WTI原油 テクニカル分析と大口と個人のポジションから相場の強弱を予想(2020年8月07日(金)の週を終えて)
#WTI原油・俺ニカル分析
2020年8月7日の週を終えて新型コロナの追加刺激策の協議が
適切な方向に向かっているとの事で期待感で原油が買われまた原油在庫も予想を上回る大幅な減少もあり
43.5ドルをつけましたその後は利益確定で売られる
終値で見ると41.51を+2pips上で終えている上がるかも? pic.twitter.com/oi9b5GTJQ6
— 堅実なる投機家@-491万7112円・原油相場で負けた男 (@kenjitutouki) August 8, 2020
上記ツイートで大枠について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて解説していきます。
WTI原油の在庫状況
API在庫の状況
EIA在庫の状況
原油の在庫の状況 考察 まとめ
原油在庫は前週に引き続き
予想を上回る減少を見せています。
ガソリンや留出油など増加を見せていますが
市場の評価は原油在庫の大幅な取り崩しを見ていて
価格もそれに反応して上昇を見せています。
WTI原油のCFTCのポシション状況を比較
大口の売り買いが激しくなってきた感ありますね。
どちらもポジション量が多く
42ドルの節目を上抜けたあと、売りで押されているので
節目の攻防を繰り広げているように思います。
ギリレンジの範囲内にいるので
どちらに抜けるのかの勝負になりそうです。
WTI原油の個人のポジション状況
個人の買いが増えているのを見ると
価格が43.5まで噴き上げた時に追っかけ商いしたように思います。
一旦、200日SMAで戻り売りをされているので
ここをもう一度、試しに来れるかどうかが鍵となると思います。
終値で見ると3月7日の41.51を+2pips上回ってるので
個人的には上昇すると思うのですが
個人の買いポジションが多めなので下げてから上げてくるのか
すんなりいくのかが微妙なところではあります。
WTI原油 テクニカル分析
先週引いたサポートラインのおさらい
- 週の前半に41.51の赤いラインを超えて、さらに42.34を上抜けました
- その後、日足の200日SMAを上抜けましたが、ボリンジャーの+3σで打ち返されて下落しました
- 週の終わりでは下落の流れを引き継いだものの、41.51のラインを+2pipsほど上回る形で週を終えました
直近のレジスタンス
41.51と42.34の赤いライン
41.51は3月07日の週の終値です。
次に42.34ですが、ここは2018年のブラッククリスマスの最安値のラインです。
41ドルを付けても下落してくるので
このあたりは、レジスタンスとして機能するのかもしれません。
今回、この2つを超えて43.50まで伸びましたが
そこから戻りを売られて下落しているのを見ると
やはりレジスタンスとして意識されていると思います。
しかし、週の終値で見ると41.51を2pipsほど上で終わっているのを見ると
レジサポ転換を試している最中なのかな?と思うので
上昇の余地を警戒しつつ値動きを見て行ったほうがいいと思われます。
直近のサポートライン
直近で日足の25日SMAで買い支えられている所が結構あるので
25日SMAはサポートとして意識されやすいと思われます。
ここを明確に下割れてこない事には
下落しにくいのではないでしょうか。
今回は下抜けたものの、一目均衡表の基準線で買い支えられて
そこから25日SMAにもどって支えられながら上昇していってます。
WTI原油 ファンダメンタルズ分析
2020年8月3日(月曜日)から8月7日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
8月3日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
この日は原油に関するネタはなく
経済指標が良くて僅かに上昇した程度で終わりました。
アメリカの製造業景気指数が2カ月連続で上昇した事を背景に
原油は買われたようです。
安値39.57 → 終値40.76(+120pips上昇)
8月4日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
アメリカで新型コロナウイルスの追加刺激対策の協議が行われているが
この日、民主党のシューマー上院内総務がホワイトハウスとの協議は
適切な方向に向かっていると発言した事が好感されて
原油が買われ始め前日の高値を更新する結果となりました。
安値40.12 → 終値41.50(+138pips上昇)
8月5日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
原油在庫の予想を上回る大幅な減少と
前日の新型コロナ追加対策の協議への期待感
そしてドル安による原油の割安感から
前日に引き続き上昇しました。
この日、43.50の高値をつけて
一時的に200日SMAを超えましたが
一旦、戻り高値を売られる形で終わりました。
安値41.45 → 終値42.18(+73pips上昇)
8月6日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
節目を達成した事から利益確定売りに押されて終わりました。
高値42.64 → 終値41.95(-69pips下落)
8月7日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
前日の利益確定売りの流れを引き継いだ事と
アメリカの議会で新型コロナウイルスの追加経済対策の協議がまとまらず
物別れに終わった事を背景に
リスク回避で原油が売られて終了しました。
高値42.20 → 終値41.53(-67pips下落)
週の終値を比較
2020年3月07日 41.51 ←次のターゲット?
2020年3月13日 33.25 ←ターゲットクリア
2020年3月21日 23.40 ←ターゲットクリア
2020年3月27日 21.80
2020年4月03日 28.79 ←ターゲットクリア
2020年4月09日 23.18 ←ターゲットクリア
2020年4月17日 18.44
2020年4月24日 17.31 ←史上初のマイナス取引となった週の終値
2020年5月01日 19.70 ←U字回復を期待できる所まで回復した
2020年5月08日 26.10 ←暴騰w
2020年5月15日 29.79 ←押し目待ちに押し目なしで高止まりからの踏み上げ!
2020年5月22日 33.56
2020年5月29日 35.19 ←3月13日の終値をクリア!
2020年6月05日 39.07 ←ターゲットに届かず折り返す…
2020年6月12日 36.50
2020年6月19日 39.42
2020年6月26日 38.17
2020年7月03日 40.23
2020年7月10日 40.57
2020年7月17日 40.58
2020年7月24日 41.24 ←ターゲットまであと30pipsぐらい
2020年7月31日 40.44
2020年8月07日 41.53 (+109pips上昇) ←3月7日の終値を+2pips上回った状態
まとめ
WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。
- アメリカの新型コロナウイルスの追加刺激策の協議が適切な方向に向かっている事を背景に原油価格が上昇しました
- 原油在庫が予想を上回る減少を背景に原油が上昇し43.50ドルを付けました
- その後は利益確定売りに押され原油が下蔵しました
- 週の終わりには、アメリカの新型コロナの追加対策法案の協議が物別れに終わった事により、リスク回避で原油が売られました
- 終値で見ると3月7日の41.51を+2pips上回る形で終わる
- 個人の買いが多め
- 大口は売り買い共に多い
節目で売り買いが活発している事を見ると
値動きが激しくなってくるのかなと思います。
今のところ上目線でいますが
追っかけ商いで戻りを売られてるケースを見ると
最低でもサポートが意識される25日SMAや一目均衡表の基準線
ボリンジャーバンドの-3σまで引き付けてトレードしていくのが
無難な選択だと思います。
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