WTI原油 【見通し・予想・動向】新型コロナウイルスのワクチンの有効性90%の情報で原油価格が急騰するが… テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2020年11月13日(金)の週を終えて
2020年11月13日(金)の週を終えて
WTI原油のチャートとCFTCの大口の動向、そして個人のポジション状況を見ながら
相場の分析をして今後のWTI原油の相場の見通しや
価格を予想していきます。
チャンスがあれば海外ハイレバ口座と国内先物口座を利用して、トレードしていくつもりでいます。
それでは、各章の状況を見ながら、相場を予想していきます。
WTI原油 見通し 予想 動向(2020年11月13日(金)の週を終えて)
#WTI原油・俺ニカル分析
2020年11月13日の週を終えてファイザーの新型コロナワクチンの
有効性が90%の有効性を確認できた報道をきっかけに
原油は急騰した。しかし国際エネルギー機関IEAは
新型コロナワクチンが出来ても
急速なエネルギー回復にはならない見解をしめし
原油は売られて終わった。 pic.twitter.com/dCj9OnyyqT— 堅実なる投機家@-461万円・原油相場で負けた分を取り戻し中 (@kenjitutouki) November 14, 2020
上記ツイートで大枠について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて解説していきます。
WTI原油の在庫状況
API在庫の状況
EIA在庫の状況
原油の在庫の状況 考察 まとめ
API在庫は全体的に予想外に減ったもののネタにはされず
EIA在庫で原油在庫が減った事の方が注目され
原油は高値で売りのネタにされて下落して週を終えています。
またリグ稼働数が増え続けている事にも留意しておく必要があると思います。
WTI原油のCFTCのポシション状況を比較
今回はアメリカの休日が挟んだので
発表が遅れるようなので次回に持ち越します。
WTI原油の個人のポジション状況
35ドルから40ドルに戻ってきて
39ドル台で買っていた個人は安堵しているのではないでしょうか。
現状の価格推移を見ると34~42ドルの
800pipsレンジなのかなと思います。
ただ、42ドルを超えて行くのは難しい感じですね。
もう少しインパクトのあるネタが来るか
個人投資家の買いが減るかしないと
難しいのではないかと思っています。
WTI原油 テクニカル分析
サポートラインの1週間のダイジェスト
- 週の始めに原油価格は急騰し3日間で37ドルから42ドルまで上昇していきました。(500pipsの値動き)
- そこからボリンジャーバンドの+2σで打ち返され下落して週を終えています
直近のレジスタンス
41.51~42.34 赤いライン
新型コロナウイルスのワクチンのポジティブな情報で
価格が急騰した原油ですが
結局のところ、このラインを超えきれずに戻り高値を売られているので
まだまだレジスタンスとして機能していると思います。
またボリンジャーバンドの+2σと重なる場所なので
それなりに意識されると思います。
直近のサポートライン
33.25 ピンクのライン
日足ダブルボトムの36.66を下割れたものの
直近ではボリンジャーバンドの-3σで大きくバウンドして
そこから36.66の手前でさらに買い増しされて上昇しているので
この付近に買いサポートがあるのかなと思われます。
ボリンジャーバンドの-2σや-3σも
この辺りにあるので、それなりに買いサポートされているのだと思われます。
WTI原油 ファンダメンタルズ分析
2020年11月09日(月曜日)から11月13日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
11月09日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
ファイザーが開発中の新型コロナワクチンが
9割がた感染を予防する効果が確認できたと発表した事をきっかけに
世界的な景気後退懸念が和らいで
エネルギー需要の見通しが楽観的な見方から原油価格は大きく上昇しました。
またサウジアラビアのエネルギー相のアブドルアズジズ氏が
協調減産についてOPEC加盟国の間で合意が得られれば
需給均衡のための減産調整は可能だと発言し
原油価格の上昇を後押ししました。
安値37.14 → 終値39.82(+268pips上昇)
11月10日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
前日に発表があった新型コロナウイルスのワクチンの
ポジティブな情報をネタに引き続き原油価格が上昇しました。
世界的な景気後退が和らいでエネルギー需要が回復するとの
楽観的な見方が広がっているようです。
安値39.40 → 終値41.78(+238pips上昇)
11月11日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
売られた要因はよく分かってないが
原油価格は下落した。
高値43.04 → 終値41.40(-164pips下落)
11月12日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
EIAの石油統計で予想外の原油在庫の増加が嫌気された事や
国際エネルギー機関(IEA)が新型コロナウイルスのワクチンの開発に進展があっても
2021年後半までエネルギー需要が急速に回復する事はない
と見通しを示した事が嫌気され
原油は前日に引き続き下落して終わりました。
また、この日に米欧英中銀のパネルディスカッションが行われましたが
FRBパウエル議長やECBラガルド総裁は
新型コロナワクチンの良好な結果は良い事だが
経済の先行きは不透明なままだと強調したのも影響していると思います。
高値42.17 → 終値40.91(-126pips下落)
11月13日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
前日のネタから景気回復からのエネルギー需要回復の期待が薄れ
原油は3日間続落して週を終えました。
高値40.92 → 終値40.12(-80pips下落)
週の終値を比較
2020年3月07日 41.51 ←次のターゲット?
2020年3月13日 33.25 ←ターゲットクリア
2020年3月21日 23.40 ←ターゲットクリア
2020年3月27日 21.80
2020年4月03日 28.79 ←ターゲットクリア
2020年4月09日 23.18 ←ターゲットクリア
2020年4月17日 18.44
2020年4月24日 17.31 ←史上初のマイナス取引となった週の終値
2020年5月01日 19.70 ←U字回復を期待できる所まで回復した
2020年5月08日 26.10 ←暴騰w
2020年5月15日 29.79 ←押し目待ちに押し目なしで高止まりからの踏み上げ!
2020年5月22日 33.56
2020年5月29日 35.19 ←3月13日の終値をクリア!
2020年6月05日 39.07 ←ターゲットに届かず折り返す…
2020年6月12日 36.50
2020年6月19日 39.42
2020年6月26日 38.17
2020年7月03日 40.23
2020年7月10日 40.57
2020年7月17日 40.58
2020年7月24日 41.24 ←ターゲットまであと30pipsぐらい
2020年7月31日 40.44
2020年8月07日 41.53 ←3月7日の終値を+2pips上回った状態
2020年8月14日 42.20 ←3月7日の終値を上回った状態
2020年8月21日 42.27 ←3月7日の終値を上回った状態
2020年8月28日 42.93 (+66pips上昇) ←42.34を上回った状態
2020年9月04日 39.42 (-351pips下落) 暴落の構え
2020年9月11日 37.30 (-212pips下落) 下落2週目
2020年9月18日 40.88 (+358pips上昇)
2020年9月25日 40.09 (-79pips下落)
2020年10月02日 37.01 (-308pips下落) ← トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染
2020年10月09日 40.55 (+354pips上昇) ← トランプ大統領が新型コロナウイルスから復帰
2020年10月16日 40.74 (+19pips上昇)
2020年10月23日 39.72 (-102pips下落)
2020年10月30日 35.72 (-400pips下落)
2020年11月06日 37.38 (+166)
2020年11月13日 40.12 (+274上昇) 新型コロナワクチンの有効性が90%を超える報道で急騰
まとめ
WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。
- 週の始めに新型コロナウイルスのワクチンの有効性90%を超える報道を元に原油価格が急騰しました
- しかし、国際エネルギー機関が新型コロナワクチンの進展があってもエネルギー需要が急速に回復するわけではないと発言し、期待感が薄れ原油価格は下落
- また、FRBのパウエル議長やECBのラガルド総裁も新型コロナワクチンの開発の進展は良い事だが、経済の先行きは不透明なままだと強調した事もエネルギー需要の回復期待が薄れた要因ともいえる
新型コロナワクチンのポジティブ情報で原油は上昇したけど
結局41.51~42.34をしっかり超えてくれないと上昇は見込めないんだよなぁ…。
ここは33ドル~42ドルの900pipsのレンジで見ておくのが無難か。
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