WTI原油 【見通し・予想】5週間も40ドル~41ドルのレンジで動意に乏しい展開が続く テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2020年7月31日(金)の週を終えて
2020年7月31日(金)の週を終えて
WTI原油のチャートとCFTCの大口の動向、そして個人のポジション状況を見ながら
相場の分析をして今後のWTI原油の相場の見通しや
価格を予想していきます。
チャンスがあれば海外ハイレバ口座と国内先物口座を利用して、トレードしていくつもりでいます。
それでは、各章の状況を見ながら、相場を予想していきます。
WTI原油 テクニカル分析と大口と個人のポジションから相場の強弱を予想(2020年7月31日(金)の週を終えて)
#WTI原油・俺ニカル分析
2020年7月31日の週を終えて大口は買いを大きく減らし売りを増やした模様
個人は買いが多め新型コロナウイリスの感染ネタで大きく下落するも
ドル安や産油量の減少を元に買い戻しが強まる終値で見ると5週間も40~41ドルをうろついてる
レンジ抜けまで暇相場が続きそう pic.twitter.com/OhLvYBKg1f— 堅実なる投機家@-491万7112円・原油相場で負けた男 (@kenjitutouki) August 1, 2020
上記ツイートで大枠について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて解説していきます。
WTI原油の在庫状況
API在庫の状況
EIA在庫の状況
原油の在庫の状況 考察 まとめ
原油在庫が大きく減りました。
とくにEIAの在庫の減りが大きく1000万バレル級の減りは久々だと思います。
ただ原油価格は在庫の減少に対して反応したものの
高値を追っかけるようなことはなく
その日のうちに消化して終わったのを見ると
あまりネタとしては微妙なのかなと思われます。
WTI原油のCFTCのポシション状況を比較
大口は買いポジションを多く減らしているのが目立ちますね。
それに反して売りが新規で入ったようです。
原油価格は5週間も40ドル~41ドルでレンジ推移しており
動きが無いのを見てポジションを外したのかなと思われます。
WTI原油の個人のポジション状況
個人の買いが増えていますが
価格は一向に動く気配がなく
40ドル~41ドルをさまよってる状況です。
この状況を見るにレンジ抜けするまでは
何もしないのが無難なのかなと思われます。
WTI原油 テクニカル分析
先週引いたサポートラインのおさらい
- 週の前半に41.51の赤いラインまで上昇しましたが、その後は売りに押されて38ドル台まで落ち込む
- その後、ボリンジャーバンドの-3σで買い支えられて週を終えました
直近のレジスタンス
41.51と42.34の赤いライン
41.51は3月07日の週の終値です。
次に42.34ですが、ここは2018年のブラッククリスマスの最安値のラインです。
41ドルを付けても下落してくるので
このあたりは、レジスタンスとして機能するのかもしれません。
かれこれ5週間、ここを背に抜け切れてない状況が続いていますが
下に落ちる気配もなく、暇相場が続いています。
動意がつくまで、ここが重要レジスタンスになりそうに思います。
直近のサポートライン
直近で日足の25日SMAで買い支えられている所が結構あるので
25日SMAはサポートとして意識されやすいと思われます。
ここを明確に下割れてこない事には
下落しにくいのではないでしょうか。
今回は下抜けたものの、ボリンジャーバンドの-3σで買い支えられてる状態なので
まだまだサポートとしては十分機能するのかなと思われます。
WTI原油 ファンダメンタルズ分析
2020年7月27日(月曜日)から7月31日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
7月27日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
ドル安を背景に原油の割安感から買われて終了しました。
テクニカルで見ると25日SMAで買い支えられています。
安値40.47 → 終値41.63(+116pips上昇)
7月28日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
新型コロナウイルスの感染者増大でアメリカ経済の先行き不透明感から
原油需要後退懸念を背景に売りが優勢となり高値を売られる結果になる。
テクニカルで見ると41.51のラインを少し超えて
高値で売り戻されてる感じ。
高値41.91 → 終値41.07(-84pips下落)
7月29日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
原油在庫の大幅な減少を背景に買われて反発しました。
ただ振れ幅で言うと少ない感じなので
ネタとしてはイマイチなのかもしれません。
安値40.91 → 終値41.30(+39pips)
7月30日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
新型コロナウイルスの感染者拡大や
アメリカの第2四半期のGDP速報値が1947年の統計開始以来の最大の落ち込みとなったことで
株価が大きく下落し
エネルギー需要の後退懸念から原油も大きく下落。
40ドルを割れて38ドル台まで突入しました。
ただ後半はボリンジャーバンドの-3σで買い支えられて40ドルまで戻して終了している。
高値41.38 → 終値40.32(-106pips下落)
7月31日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
アメリカのエネルギー情報局が発表した月報で
5月のアメリカの原油生産は日量200万バレル減少し、1000万バレルとなったと報道。
この減少を背景に原油は買い支えられ
前日の下落が続かずに週を終えました。
安値39.64 → 終値40.44(+80pips上昇)
週の終値を比較
2020年3月07日 41.51 ←次のターゲット?
2020年3月13日 33.25 ←ターゲットクリア
2020年3月21日 23.40 ←ターゲットクリア
2020年3月27日 21.80
2020年4月03日 28.79 ←ターゲットクリア
2020年4月09日 23.18 ←ターゲットクリア
2020年4月17日 18.44
2020年4月24日 17.31 ←史上初のマイナス取引となった週の終値
2020年5月01日 19.70 ←U字回復を期待できる所まで回復した
2020年5月08日 26.10 ←暴騰w
2020年5月15日 29.79 ←押し目待ちに押し目なしで高止まりからの踏み上げ!
2020年5月22日 33.56
2020年5月29日 35.19 ←3月13日の終値をクリア!
2020年6月05日 39.07 ←ターゲットに届かず折り返す…
2020年6月12日 36.50
2020年6月19日 39.42
2020年6月26日 38.17
2020年7月03日 40.23
2020年7月10日 40.57
2020年7月17日 40.58
2020年7月24日 41.24 ←ターゲットまであと30pipsぐらい
2020年7月31日 40.44 (+80pips上昇)
まとめ
WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。
- ドル安は原油在庫の大幅減少で買われる
- 新型コロナウイルスの感染拡大やアメリカのGDPが統計開始以来の大幅な落ち込みからエネルギー需要後退懸念で売り込まれる
- 終盤はIEAの月報でアメリカの原油生産量が減った事から買い支えられて終わる
- 終値で見ると5週間も40ドル~41ドルの間をウロウロしている
- 大口は買いを減らし売りを増やす
- 個人は買いを増やす
5週間も動意にとぼしい展開が続いているので
どちらかのレンジに抜けるまでは
様子見が無難なのかなと思いました。
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