WTI原油 【見通し・予想】2020年の石油需要が上方修正で買い戻しが強まる テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2020年7月10日(金)の週を終えて
2020年7月10日(金)の週を終えて
WTI原油のチャートとCFTCの大口の動向、そして個人のポジション状況を見ながら
相場の分析をして今後のWTI原油の相場の見通しや
価格を予想していきます。
チャンスがあれば海外ハイレバ口座と国内先物口座を利用して、トレードしていくつもりでいます。
それでは、各章の状況を見ながら、相場を予想していきます。
WTI原油 テクニカル分析と大口と個人のポジションから相場の強弱を予想(2020年7月10日(金)の週を終えて)
#WTI原油・俺ニカル分析
2020年7月10日の週を終えて新型コロナウイルスの感染者増大を受けて
エネルギー需要が減退するとの懸念から売り込まれたがIEAの石油需要の見通しが前回より良かった事や
新型コロナウイリスのワクチン情報により株価が
戻した事を背景に買い戻しが強まる緩やかに上昇かな pic.twitter.com/jH5gBaMeaW
— 堅実なる投機家@-491万7112円・原油相場で負けた男 (@kenjitutouki) July 11, 2020
上記ツイートで大枠について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて解説していきます。
WTI原油の在庫状況
API在庫の状況
EIA在庫の状況
原油の在庫の状況 考察 まとめ
原油在庫が再び増えました。
しかし、市場参加者は原油在庫の上昇はあまり気に留めてない様子。
どちらかというとガソリン在庫の減りや
リグ稼働数の減り具合を好感しているようです。
WTI原油のCFTCのポシション状況を比較
全体的にポジションは減っているようです。
特に大口の買いポジションの減り具合が目立ちますね。
ここ最近、高値を更新せずに
高止まりのレンジを繰り返しているので
この辺りで利益確定売りしているのでしょうか。
WTI原油の個人のポジション状況
買いポジションが僅かに減って
売りポジションが僅かに増えています。
週の終値でみるとジワジワと上げている形。
ここで個人の売りが膨らんでくると
もう一段上昇がありそうな雰囲気を感じますね。
WTI原油 テクニカル分析
先週引いたサポートラインのおさらい
- 週の前半に41ドルを付けました
- その後、高止まりした後に下落して日足の25SMAで買い支えられ反転上昇して週を終えています
直近のレジスタンス
41.51と42.34の赤いライン
41.51は3月07日の週の終値です。
次に42.34ですが、ここは2018年のブラッククリスマスの最安値のラインです。
日足25SMAに買い支えられて上昇しているのを見ると
やはりここを試さない事には終われないのかなと思い始めました。
直近のサポートライン
直近で日足の25日SMAで買い支えられている所が
4か所ほど存在するので
25日SMAはサポートとして機能すると思われます。
WTI原油 ファンダメンタルズ分析
2020年7月6日(月曜日)から7月10日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
7月6日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
アメリカで新型コロナウイルスの新規感染者が増えている事で
夏のガソリン需要が減るとの見方から
原油は売られました。
しかし、アメリカのISM非製造業景況指数が57.1となり
前回の45.4から改善したのを受けて
リスクONで原油は買われて、その日を終えました。
安値39.45 → 終値40.27(+82pips上昇)
7月7日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
この日はいまいちな十字足でおわる。
新型コロナウイルスの感染者増大が意識されて
高値を抑えられたようです。
始値40.58 → 終値40.46(-12pips)
7月8日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
この日、原油の在庫統計に反応した形。
原油在庫はAPI、EIAともに増えたものの
ガソリン在庫が減った事により
前日からガソリン需要が減るとの思惑から一転して
買いの流れになりました。
安値40.28 → 終値40.85(+57pips上昇)
7月9日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
この日、前日のエネルギー需要回復のネタから一転して大きく下落しました。
これは新型コロナウイルスの感染者が1日の中で過去最多を記録した事が要因で
再び経済の停滞が意識され、エネルギー需要が後退するとの見方が出てきた事が原因です。
高値40.97 → 終値39.57(-140pips下落)
7月10日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
前日に引き続き、売り込まれていた原油が
安値で大きく買われて反転上昇しました。
この日、国際エネルギー機関(IEA)が、2020年の世界の石油需要を
従来の予想から上方修正した事がキッカケで
需給見通しに期待感から原油が買われ、反転上昇しました。
2020年の石油需要は790万バレル減少の日量9210万バレルになると予想されています。
また、リグ稼働数の発表があり
この日も減少した事で、2009年6月以来の低水準が好感され
原油の買いを後押ししたようです。
テクニカルで見ると
ちょうど日足の25日SMAあたりで買い支えられて反転上昇しています。
安値38.52 → 終値40.57(+205pips上昇)
週の終値を比較
2020年3月07日 41.51 ←次のターゲット?
2020年3月13日 33.25 ←ターゲットクリア
2020年3月21日 23.40 ←ターゲットクリア
2020年3月27日 21.80
2020年4月03日 28.79 ←ターゲットクリア
2020年4月09日 23.18 ←ターゲットクリア
2020年4月17日 18.44
2020年4月24日 17.31 ←史上初のマイナス取引となった週の終値
2020年5月01日 19.70 ←U字回復を期待できる所まで回復した
2020年5月08日 26.10 ←暴騰w
2020年5月15日 29.79 ←押し目待ちに押し目なしで高止まりからの踏み上げ!
2020年5月22日 33.56
2020年5月29日 35.19 ←3月13日の終値をクリア!
2020年6月05日 39.07 ←ターゲットに届かず折り返す…
2020年6月12日 36.50
2020年6月19日 39.42
2020年6月26日 38.17
2020年7月03日 40.23
2020年7月10日 40.57 (+34pips上昇)
まとめ
WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。
- 新型コロナウイルスの感染者増大が懸念され原油価格は下落しました
- しかし、国際エネルギー機関IEAが2020年の石油需要見通しを従来の予想から上方修正した事が好感され、週末に大きく買い戻されました
- テクニカルで見ると日足の25日SMAで買い支えられてる状態です
- 大口はポジションを全体的に減少させてる状態
- 個人は売りポジションをジワジワ増やしている状態
この感じを見ると
やはりターゲットの41.51は見にいかないと
気が済まないのではないかと予想しています。
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