ダウ30【見通し・予想・動向】ロビンフッター狩りを警戒せよ!!株価は高騰するかもしれん… テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2020年12月18日(金)の週を終えて
2020年12月14日(月)から12月18日(金)の週を終えて
アメリカ株式市場とダウ30の最新の動向を解説します。
- アメリカの株式市場とダウ30の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
- テクニカルの分析
- ダウ30とSP500の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説
これらの情報を総合的に分析して
今後のダウ30の相場展開の見通しや予想を立てて行きます。
この記事を最後まで見るメリットは
アメリカの株式市場の最新の動向や
景気に敏感な株価指数を取り扱うので最新の景気の動向をすべて把握できる事です。
もし途中から市場に参加したとしても
ダウ30カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。
それでは、各章を見て行きましょう。
ダウ30 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2020年12月18日(金)の週を終えて)
#ダウ30・俺ニカル分析
2020年12月18日の週を終えてアメリカの経済対策の合意期待や
FRBが低金利と債券購入は
インフレが著しるしく上ったと感じるまで続ける
と発表した事で
緩和バブルが続くとの見方から株が上昇傾向にあり個人投資家の売りが多く
下がってもすぐ押し目を買われる相場 pic.twitter.com/kJdLJ5lDat— 堅実なる投機家@-466万円・原油相場で負けた分を取り戻し中 (@kenjitutouki) December 19, 2020
上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。
解説の流れは以下の通りです。
- ファンダメンタル分析
- テクニカル分析
- ポジション状況
- 週の終値の動向
ダウ30 ファンダメンタルズ分析と値動き
2020年12月14日(月曜日)から12月18日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
この1週間でインパクトがあった出来事は
- 新型コロナワクチンの材料出尽くしで株価は下落
- しかし、FOMCの声明や経済対策の進展期待で株価は安値で速攻で買われ反転上昇する
12月14日(月曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
この日はファイザーとビオンテックが共同開発する新型コロナワクチンの接種が始まり
経済の正常化期待から株価は日本時間から欧州時間にかけて上昇していたものの
ワクチン株の売りやディズニーの株価が投資判断で引き下げられた事が嫌気され株価は下落しました。
アストラゼネカがアレクシオンの買収報道でアレクシオンが30%も急伸し
SP500を押し上げはしましたが
アメリカ時間になると株価指数は軒並み利益確定売りなどに押され下落していきました。
この日はワクチン株の材料出尽くしで売られた側面もあり株価は下落に押されて終了しました。
高値30322.44 → 終値29911.29(-411.15pips下落)
12月15日(火曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
アップルがiPhone生産計画を前年同期比で3割増す方針が報道され株価の上昇を牽引しました。
またアメリカの経済対策の協議の進展期待などを背景に
前日ワクチン株の材料出尽くしで売られていた株価指数は
安値で切り返し反転上昇して終了しました。
安値29873.62 → 終値30214.47(+340.85pips上昇)
12月16日(水曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
11月のアメリカの小売売上高が前月比1.1%減少となり2カ月連続でマイナスになった事や
googleが反トラスト法違反で提訴された事でアルファベットが下落したりで
株価にとってはマイナスな面もありましたが
近いうちにアメリカの経済対策が纏まるとの期待感や
FOMCで低金利維持や債券購入継続の声明を背景に株価は下げ渋る展開で終わりました。
始値30214.47 → 終値30167.14(-47.33pips)
12月17日(木曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
新規失業保険申請件数が悪かった事で
アメリカの経済支援策が近いうちに纏まるだろうとの期待感が高まった事や
FRBが雇用の最大化と物価安定へ前進するまで現行の資産購入継続し
事実上のゼロ金利や量的緩和を維持すると発表した事を背景に株価が上昇しました。
この日はドル安が大きく動いたこともあって、株やコモディティなどに資金が流入したと思われます。
安値30145.94 → 終値30302.29(+156.35pips上昇)
12月18日(金曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
この日のうちに9000億ドル規模の追加対策案がまとまるか不透明な事や
繋ぎ予算が期限切れになる可能性も浮上した事で
不透明感から株価は下落。
イギリスとEUとの通商協議の先行き不透明感が出たこともあり
リスク回避や株価の限月最終日ともあって売りに押される場面もありましたが
最終的には安値で買い支えられて下髭で終わりました。
始値30302.29 → 終値30284.56(+17.73pips)
ダウ30 テクニカル分析
ダウ30の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。
1週間の価格動向ダイジェスト
- 週の初めに新型コロナワクチンの材料出尽くしから高値から売り落とされたものの、次の日、速攻で買い戻される
- その後、下がっても5日SMAや転換線で速攻で買い支えられ終値ベースで最高値を更新していく日々が続く
直近のレジスタンス
最高値を更新して上昇してきているので、どこがレジスタンスか不明です…。
とりあえず直近のレンジ幅を抜けたら、次のターゲットもそのレンジ幅になりうると考えると
30900ドル~31000ドルあたりがレジスタンスになると思いますが
あくまでも目安なので過信しすぎないようにしましょう。
直近のサポートゾーン
29987 もしくは5日SMA、転換線
新型コロナワクチンの材料出尽くしで高値で売られたものの
結局29987を割れても、速攻で買い戻されたのを見ると
このラインがレジサポ転換してサポートに切り替わったと思われます。
その後、急落を警戒されてはいますが
5日SMAや深く押しても転換線で買い戻しが強くなるので
直近では5日SMAや転換線付近で買い戻しが入るのかを見て行ったほうがいいと思われます。
ダウ30とSP500のCFTCの大口のポジション比較
週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。
ここでSP500のポジション状況と比較しているのは
ポジションの量がダウ30と比べて多い事とチャートの形もさほど変わらない事から
母数の多いSP500と比較する事で流れを掴みやすくする為です。
基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。
ダウ30とSP500のCFTCのポジション比較
SP500は売り買い共に減りはしましたが
まだまだ売りポジションが買いより多い状況です。
ダウ30は買いが減って売りが増えてるようです。
とりあえず株価は両方とも売りが多めのようです。
特にSP500の小口投機の売りがむちゃくちゃ増えてる!!!!
市場では11月に大きく上げたんだから12月はそんなに上がらない
もしくは急落を警戒したほうがいいと言われていますが
下手したら大口や小口のロスカットを巻き込んで大きく上昇するかもしれないので
火柱を警戒する必要があると私は思います。
ダウ30とSP500の個人のポジション比較
売りポジションが少し減っていますが
株価が最高値を更新しているので
売りで捕まってる人が多いように思います。
株価はダウ30、SP500ともに最高値を更新していってる状況であり
大口投機も売りで大量に捕まっているし
SP500の小口の売りが大量に入ってるのが気になります…。
新型コロナショックで個人投資家が増えたこともあり
調子にのってポジションが増えたらどうなるのか…
どこかで制裁が入りそうな気がするので
株価の急落を警戒するより、株価が火柱を出して個人投資家を焼き尽くす事のほうを
警戒すべきだと私は思います。
私は怖くなったのでショートポジションを損切しました。
ダウ30のポジション状況 まとめ
SP500の小口投機が大量に売りを入れてきている事を警戒したほうがいい。
ダウ30はまだまだ売りポジで捕まってる人が多い。
急落や暴落を警戒したほうがいいと巷で言われているが
どちらかというとロビンフッター狩りで個人のショーターが火柱で焼かれる事を
警戒した方がいいと思う。
週の終値を比較
02月21日 29017 ←クリア(2020年11月13の終値)
02月29日 25534 ←ここを超えると上昇に弾みがつきそう
03月13日 23017 ←ここを明確に超えてきた
03月20日 19198 ←ここを底打ちと判断
03月27日 21549
04月03日 21053
04月09日 23792
04月17日 24269
04月24日 23776
05月01日 23730
05月08日 24391
05月15日 23604
05月22日 24476
05月29日 25505
06月05日 27089
06月12日 25548
06月19日 25669.02
06月26日 25090
07月03日 25747.36
07月10日 26100.60
07月17日 26633.92
07月24日 26436.68
07月31日 26442.10 (+5.42pips上昇)
08月07日 27428.27 (+986.17pips上昇)
08月14日 27873.87 (+445.6pips上昇)
08月21日 27912 (+38.13pips上昇)
08月28日 28647.36 (+735.36pips上昇)
09月04日 28095.96 (-551.4pips下落)
09月11日 27620.05 (-475.91pips下落)
09月18日 27741.48 (-121.43pips下落)
09月25日 27184.74 (-556.74pips下落) ※下落4週目 反転上昇して引け
10月02日 27694.43 (+509.69pips下落) ※トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染
10月09日 28644.35 (+949.92pips上昇) ※トランプ大統領が新型コロナウイルスから復帰
10月16日 28526.56 (-117.69pips下落)
10月23日 28299.23 (-227.33pips下落)
10月30日 26545.21 (-1754.02pips下落) ※新型コロナ追加経済対策の協議が纏まらない事と大統領選前の不透明感から大暴落
11月06日 28349.67 (+1804.46pips上昇) ※アメリカの大統領選があった週
11月13日 29482.67 (+1133pips上昇) 新型コロナワクチンの有効性が90%を超えると発表される
11月20日 29195.77 (-286.9pips下落)
11月27日 29938.79 (+743.02pips上昇) 最高値更新!バイデン氏の次期政権移行プロセスを容認した事
12月04日 30169.22 (+230.43pips上昇) 最高値を更新!30000ドルを突破!新型コロナワクチンの実用化期待と追加経済対策が速まるとの期待感で
12月11日 30051.95 (-117.27pips下落) イギリスで新型コロナワクチンの接種開始
12月18日 30284.56 (+232.61pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種開始
まとめ
ダウ30の相場状況をまとめると
- 新型コロナワクチンの材料出尽くしで株価は売られたものの、次の日に速攻で買い戻されて陽転する
- FOMCで緩和継続や低金利維持、債券購入を継続すると発表された事を背景に、安値に落ちてもすぐ買い戻される
- 雇用が悪くても新型コロナ追加経済対策が近く纏まるとの期待感が台頭し株価は安値に落ちてもすぐ買い戻される
- 終値ベースで最高値を更新中
- SP500の小口投機の売りがめちゃくちゃ多い事に警戒しよう。下手したらロスカットで株価がブチ上げるかも?
株価が下がってもすぐ買い戻されるので
ダウ30のショートポジションをロスカットしました。
ワクチン好材料出尽くしで売られても下がらないもん。
むしろ次の日速攻で買い戻されてるもん。
暴落なんかこないよ…。
だって個人投資家の売りが多いもん…。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません