ダウ30【見通し・予想・動向】ダウ30の右肩上がりの伝説は崩れず!なんぼでも史上最高値を更新する展開 テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年5月07日(金)の週を終えて
2021年5月03日(月)から5月07日(金)の週を終えて
アメリカ株式市場とダウ30の最新の動向を解説します。
- アメリカの株式市場とダウ30の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
- テクニカルの分析
- ダウ30とSP500の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説
これらの情報を総合的に分析して
今後のダウ30の相場展開の見通しや予想を立てて行きます。
この記事を最後まで見るメリットは
アメリカの株式市場の最新の動向や
景気に敏感な株価指数を取り扱うので最新の景気の動向をすべて把握できる事です。
もし途中から市場に参加したとしても
ダウ30カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。
それでは、各章を見て行きましょう。
ダウ30 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年5月07日(金)の週を終えて)
#ダウ30・アメ株市場・俺ニカル分析
2021年5月7日の週を終えてイエレン財務長官が景気過熱を抑える為
金利上昇が必要かも発言で株は下げた週末の雇用統計で予想より低い数値が出た事で
テーパリングや利上げはムリとの見方で
史上最高値を更新先走った投死家が勝手に死んだだけの1週間でした😇 pic.twitter.com/uMSplFg4NZ
— 旭(あきら)@生涯収支-528万円・石油トレーダー (@akira_asahi_38) May 8, 2021
上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。
解説の流れは以下の通りです。
- ファンダメンタル分析
- テクニカル分析
- ポジション状況
- 週の終値の動向
ダウ30 ファンダメンタルズ分析と値動き
2021年5月03日(月曜日)から5月07日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
この1週間の株価の上げと下げの要因を要約すると
価格が上昇した要因は以下のとおりです。
- アメリカの新規失業保険申請件数の改善がリスクONの流れ
- 非農業部門雇用者数変化が予想より低い数値を出した事でテーパリングや利上げはムリとの見方が台頭した
価格が下落した要因は以下のとおりです。
- テスラ株が下げた理由で中国の規制当局者との関係強化や政府関係担当チームの増員が報道されたのが嫌気される
- イエレン財務長官が経済の過熱を防ぐために金利が上昇する必要があると発言(ハイテクグロース株の影響が多め)
- 中国軍用機が台湾の防空識別圏に入ったとの報道
- バイデン大統領が新型コロナワクチンの特許の一時放棄を支持する発言が医薬品株を押し下げた
2021年5月03日(月曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
ダウ30だけが最強の形
SP500とナスダック100は冴えない形で終わる。
東京時間で少し売られ
ロンドンタイムで底打ち
NYタイムで爆上げで高値更新
ISM製造業景気指数が60.7となり市場予想の65に届かず終わる。
指標発表後、ダウ30は高値圏をウロウロしていたが少し下落して終わる。
ハイテクグロース株の売りが目立つ。
テスラ株が下げた理由で中国の規制当局者との関係強化や政府関係担当チームの増員が報道され
これが嫌気されている模様。
ナスダック100やSP500はダウ30と違い株価が冴えない状態で終わる。
安値33918.37 → 終値34118.72(+200.35pips上昇)
(15時台)
2021年5月04日(火曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
東京で少し売られ
ロンドンタイムで買われていたが20時台から売りが強くなる
NYタイムに突入後、安値から買いが強くなり反発して20時台の価格までV字回復して終わる
24時14分頃、イエレン財務長官が経済の過熱を防ぐために金利が上昇する必要があると発言した。
金利上昇の影響を受けやすいハイテクグロース株で構成されているナスダック100が大きく下落したと言われている。
SP500も下落。
ダウ30も影響を受けたが、素知らぬ顔で下髭を付け陽線で引けている。
しかし、この発言が出る前に、20時頃から株価は下落を始めている。
台本漏れてました…?w
ちなみに米金利が低下しているのもこの時間帯から。
リスク回避的な動きが出たのが23時頃の中国軍用機が台湾の防空識別圏に入ったとの報道が出た辺り。
何かしらの情報を掴んでた勢力が早めに動いてた可能性があると思われる。
リフィニティブの増益率見通しは4月上旬時点で24%だったのに対し
SP500構成銘柄の第1四半期の利益は47.7%増加となる見込みとなっています。
安値33772.08 → 終値34141.58(+369.5pips上昇)
(24時台)
2021年5月05日(水曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
ダウ30だけ強くて、SP500とナスダック100は冴えない上髭陰線で終わる。
東京タイムで買われ
ロンドンタイムで高値ヨコヨコタイム
NYタイムで安値に落っこちて、大幅反転上昇からの高値更新して終わる
ゴールドマンサックスやキャタピラー、シェブロンなどが買われダウ30の上昇を牽引。
目立ったネタは無し。
安値34043.70 → 終値34231.64(+188.64pips上昇)
(23時台)
2021年5月06日(木曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
東京とロンドンは高値圏でレンジを繰り返す
NYタイムで大きく上に上昇して市場最高値を更新して終わる。
23時台と28時台に2段階に分けて大陽線を付ける。
アメリカの新規失業保険申請件数の改善がリスクONの流れを作ったらしい。
新規失業保険申請件数の結果は49万8000件となり前週の59万件から改善しました。
医薬品関係の株価は冴えない。
この日、バイデン大統領が新型コロナワクチンの特許の一時放棄を支持する発言が嫌気されたようです。
安値34186.42 → 終値34565.27(+357.85pips上昇)
2021年5月07日(金曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
東京タイムは高値ヨコヨコ
ロンドンタイムで史上最高値を更新し始め、雇用統計で爆下げ
NYタイムで安値で買われて雇用発表前の水準に戻り、史上最高値を更新
この日は非農業部門雇用者数変化の発表があり市場は大荒れでした。
市場予想が97万8000人増加にたいして
結果は26万6000人増加とかなり低い数値が出てきたことでパニック相場となりました。
FX市場ではドル安、株式市場では『こんなんじゃテーパリングも利上げも無理だわ』という事になり
逆に振り落としてからの最高値更新という結果になりました。
安値34465.98 → 終値34811.25(+345.27pips上昇)
(21時台・22時台)
週ベースで見ると週の安値33772.08週から終値34811.25まで1039.17pipsも上昇している…w
ダウ30 テクニカル分析
ダウ30の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。
1週間の価格動向ダイジェスト
- 週の初めに5日転換線を下割れたと思ったら25MAで買い支えられる
- その後は5日転換線に支えられながらボリンジャーバンドの+2σを突き抜けて+3σまで上昇して週を終える
直近のレジスタンスライン
34841.62 水色のライン
34565.78を上に抜けたので
直近の日足ヨコヨコレンジのブレイクターゲットを計算すると
34270.24(4月16日の高値)
33698.86(4月20日の安値)
レンジ期間4月16日~5月04日
34270.24+571.38(レンジ幅) = 34841.62
こうなりました。
と言っても…週の終値24811.25なんだよね…。
あと30pipsくらいしかないじゃん…。
史上最高値更新しすぎて、どこまで登るのか分からなくなってきた。
まさか…週足や月足のボリンジャーバンドの+3σにある36000ドルぐらい行くんじゃないよな…?
直近のサポートゾーン
34565.78 水色のライン
日足のレジスタンスがサポートになるかどうか。
その下のオレンジのラインは
雇用統計(34467.65)や新規失業保険の内容(34195)でボリューム多めの陽線になった場所。
この辺で買い支えが来るかどうかかなぁ。
34000以下の陰線ボリューム多めのラインで踏みあげられた人が
まだ存命なら、この辺は助けに来ないと思うので
万が一、下がってきたとしても、この辺で買い圧力が強くなると想定しています。
ダウ30とSP500のCFTCのポジション比較
SP500の買いポジ利確タイミングが大口と小口で一緒なのが笑えるなぁ…。
株価が史上最高値を更新しているのを見ると売ったやつがバカを見る展開になってるな。
ダウ30とSP500の個人のポジション比較
ダウ30の売りの増え方がハンパない…。
SP500も少し売りが増えてる。
この感じを見ると結局、高い所で売りたい人が多いから下がらない気がしてきたな。
ダウ30のポジション状況 まとめ
個人投資家の心理状態を分析すると、株価が高くて買いで入れないから売りで入るしかない
という感じで値ごろ感で売りで入ってるんだろうね。
こりゃ下がらんわ。
週の終値を比較
2020年12月04日 30169.22 (+230.43pips上昇) 最高値を更新!30000ドルを突破!新型コロナワクチンの実用化期待と追加経済対策が速まるとの期待感で
2020年12月11日 30051.95 (-117.27pips下落) イギリスで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月18日 30284.56 (+232.61pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月25日 30231.38 (-53.18pips下落) 新型コロナウイルスの変異種が確認されEU各国でロックダウン措置が取られる
2020年12月31日 30420.14 (+188.76pips上昇) 最高値を更新 9000億ドル規模の新型コロナ追加対策法案が可決
2021年01月08日 31147.76 (+727.62pips上昇) 最高値更新 バイデン氏が次期大統領に承認される。上院決選投票で民主党が勝利。上院下院+大統領ともに民主党となる
2021年01月15日 30780.08 (-367.68pips下落) バイデン氏の景気刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りのネタに使われて終わる
2021年01月22日 31029.06 (+248.98pips上昇) バイデン氏の大統領就任式後に頭打ちで下落。女性初の財務長官イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持
2021年01月29日 29987.22 (-1041.84pips下落) ロビンフッダーがヘッジファンドを追い込み損失計上で株価が暴落
2021年02月05日 31193.50 (+1206.28pips上昇) バイデン大統領の経済対策が縮小される事はなく、従来の規模で行くと表明した
2021年02月12日 31493.05 (+299.55pips上昇)
2021年02月19日 31482.60 (-10.45pips下落) 長期金利が約1年ぶりに1.3%回復 バンクオブアメリカがドットコムバブル級の過熱感を警戒
2021年02月26日 30902.16 (-580.44pips下落) 長期金利が1.6%に達してSP500の配当利回り1.48%を超えて株の魅力が薄れて株価が下落
2021年03月05日 31515.09 (+612.93pips上昇) SP500の大口が大人買い。ショーターが大量に踏みあげられて週を終える
2021年03月12日 32795.54 (+1280.45pips上昇) 1.9兆ドルの新型コロナ追加経済対策法案が成立!景気敏感株主導でダウ30が最高値を更新!
2021年03月19日 32626.71 (-168.83pips下落)
2021年03月26日 33108.09 (+481.38pips上昇) バイデン大統領が2億回の新型コロナワクチンの普及を目指す。そしてインフラ投資を計画中!
2021年04月02日 33325.69 (+217.60pips上昇) ISM製造業景気指数が37年ぶりの高水準。雇用統計も予想を上回る結果を受けて株価は史上最高値更新中!
2021年04月09日 33767.00 (+441.31pips上昇)
2021年04月16日 34188.09 (+421.09pips上昇) 長期金利が大幅下落でグロース株に資金が集まる
2021年04月23日 34025.92 (-162.17pips下落) バイデン大統領が富裕層を対象にキャピタルゲイン税の増税案を出す見通し。日本が緊急事態宣言、インドの首都でロックダウン
2021年04月30日 33924.47 (-101.45pips下落)
2021年05月07日 34811.25 (+886.78pips上昇) 非農業部門雇用者数変化が予想より低い数値を出したことで利上げやテーパリングはムリという流れで株高
まとめ
ダウ30の相場状況をまとめると
- 経済指標が悪かろうがイエレン財務長官の利上げ発言があろうがダウ30だけはネガティブ情報を飲み込んで右肩上がり
- 史上最高値を更新しまくって個人投資家の売りポジションを飲み込みまくり
- 週末の雇用統計で市場予想よりもかけ離れた低い数値が出た事でテーパリングや利上げがムリみたいな流れで株高になって終わる
- 向かうところ敵無しって感じで上昇トレンドを継続中
ダウ30の右肩上がりの伝説は未だ崩れず!
下がったらなんぼでも買い状態だなぁ…。
それもこれも個人投資家が値ごろ感で売りまくってるのが悪いんだけどね。
こいつらが買い目線になるまで下がらんわ。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません