ドル円 【予想・見通し・動向】雪崩の準備が整いました 来週は円高ドル安のターン来ると思います テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2021年5月07日(金)の週を終えて
2021年5月03日(月)から5月07日(金)の週を終えて
ドル円の最新の動向を解説します。
- ドル円の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
- テクニカルの分析
- ドル、ユーロ、円の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説
これらの情報を総合的に分析して
今後のドル円の相場展開の予想や見通しを立てて行きます。
この記事を最後まで見るメリットは
ドル円の最新の動向や
ドル全体の最新の動向をすべて把握できる事です。
もし途中から市場に参加したとしても
ドル円カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。
それでは、各章を見て行きましょう。
ドル円 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年5月07日(金)の週を終えて)
#ドル円・俺ニカル分析
2021年5月7日の週を終えてこの1週間を振り返ると
東京でドル円が買われ
ロンドンタイムで東京天井を戻り売りの1週間だった週末は非農業部門雇用者数変化の
ネガティブサプライズでテーパリングに先走った
投死家が死亡する展開で終わる事実確認してから動けと思った😇 pic.twitter.com/p01l2xsGPT
— 旭(あきら)@生涯収支-528万円・石油トレーダー (@akira_asahi_38) May 9, 2021
上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。
解説の流れは以下の通りです。
- ファンダメンタル分析
- テクニカル分析
- ポジション状況
- 週の終値の動向
ファンダメンタルズ分析と値動き
2021年5月03日(月曜日)から5月07日(木曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
この1週間のドル安とドル高の要因を要約すると
ドル高の要因は以下のとおりです。
- イエレン米財務長官が、経済の過熱を防ぐために金利は上昇する必要があると発言した事
- 東京時間に謎のドル円の買い圧力
ドル安の要因は以下のとおりです。
- デギンドスECB副総裁が、新型コロナワクチンの接種が進んで経済が加速すればECBは緊急緩和措置の段階的解除に着手できるとの発言
- ユーロの製造業購買部担当者景気指数(PMI)の発表があり好調だった
- 非農業部門雇用者数変化で市場予想よりかけ離れた低い数値が出てきた事
2021年5月03日(月曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
東京時間はずーっと買い圧が強くて高値を更新
ロンドンタイムで天井を付けて下落
NYタイムで底打ちして微リバウンドしてヨコヨコ終了
日本、中国、イギリスは休日だったが動きとしては十分。
16時台にデギンドスECB副総裁が、新型コロナワクチンの接種が進んで経済が加速すれば
ECBは緊急緩和措置の段階的解除に着手できるとの発言でユーロドル主導でドル安が進んだ。
またユーロの製造業購買部担当者景気指数(PMI)の発表があり好調だったことからユーロドルが買われた。
ドル円もその流れを受けてロンドンタイムから下落を開始する事になる。
高値109.695 → 終値109.055(-64pips下落)
(17時台)
2021年5月04日(火曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
毎度おなじみ東京時間で買われまくって高値更新
ロンドン時間で天井を付けて下落開始
NYタイムで底打ちしてリバウンドしてヨコヨコ終了
21時頃に中国の軍用機が台湾の防空識別圏に進入したとの報道が入り
地政学的なリスクが高まり急な円高となる。
0時台にイエレン米財務長官が、経済の過熱を防ぐために金利は上昇する必要がある
と発言した事でドル高となる。
高値109.484 → 終値109.293(-19.1pips下落)
(16時台・19時台)
2021年5月05日(水曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
いつも通りの東京タイムでドル円買い
ロンドンタイムで天井をつけて下落開始
今回はNYタイムで底打ちリバしたが戻り高値を売られて安値に張り付いて終わる
21時台に4月のADP雇用統計の発表があったが強い内容だが予想よりは低い数値が出た。
予想80万人、結果74.2万人
ここではドル買い、円買いの反応となる。
ドル買い、円買いのネタとしては少し分かりにくい展開の日でした。
高値109.476 → 終値109.154(-32.2pips下落)
(15時台・16時台)
2021年5月06日(木曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
結局、流れはいつもと同じ。
東京タイムでドル円が買われまくる
ロンドンタイムで天井を付けて下落
NYタイムで戻り売りされて安値張り付き
この日、イギリス中銀は週間の国債買い入れ規模の縮小を決定した。
ただ金融引き締めには当たらないとしている。
イギリスの経済成長率は第2次世界大戦以来の大幅な伸びになる見通しのようです。
ポンドドルが上下に大きく動いて大荒れだっただけでドル円はあまり影響を受けてない感じ。
いつも通りドル円は戻り高値を売られて終了。
高値109.424 → 終値109.086(-33.8pips下落)
(13時台・14時台・22時台)
2021年5月07日(金曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
東京タイムでドル円が買われる流れは変わらず。
ロンドンタイムで高値ヨコヨコで雇用統計後、一気にドル安へ
NYタイムにリバを挟むが安値張り付きで終了
この日、非農業部門雇用者数変化の発表があった。
市場予想では97万8000人の増加の見込みでした。
しかし結果は26万6000人の増加にしかならず…期待外れの内容となり
早期利上げやテーパリングはムリじゃないか?とう流れとなりました。
これを背景にドカーーッという感じでドル円は急落し
ドルストレートもドル安でユーロドル筆頭にドカッと跳ね上げました。
高値109.283 → 終値108.573(-71pips下落)
(21時台)
この1週間ず~っと東京タイムで買われ
ロンドンで戻り高値を売られる展開になりました。
最後は週末に雇用統計のネガティブサプライズで面食らった人が多いんじゃないでしょうか…w
ドル円 テクニカル分析
ドル円のテクニカル分析をしていきます。
1週間の価格動向ダイジェスト
- 東京時間に毎度ドル円の買いが入り当日の天井高値を付ける
- ロンドン時間から東京天井をひたすら売られ週末は5日転換線25日MAを下抜けて週を終える
直近のレジスタンス
109.6xx 緑のライン
この週で、このラインで天井を付けたので
この辺がレジスタンスとして見とけばいいと思います。
4月からの下落の流れからのフィボナッチ61.8%戻しがこの辺りなので
丁度いい戻り高値になったのではないでしょうか。
直近のサポート
108.36x 緑のライン
前回割れて下落トレンドを確定させたと思わせた日足の押し安値。
今回はRSIが戻りいっぱいを試したので下値を押し込む余地は出てきたと思う。
ここ割れたら前回の底値くらいは見にいくんじゃないかな?
もしかしたら日足レベルで底割れる可能性もあるかも。
75MAとボリンジャーバンド-2σがあるので底割れの前に反発がありそうだけどね。
円のCFTCの大口のポジション状況
週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。
また、ドルインデックスやユーロドルのポジション状況を比較する事で
ドル全体の相場を把握して、ドル安なのかドル高なのか方向性を占っていきます。
基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。
円のCFTCのポジション比較
大口先輩の円売りが減ってきてますねぇ^^
こりゃぁドル円雪崩くるかぁ~?
ドル円の個人のポジション状況
ドル円雪崩の準備整いましたね。
テーパリング来るで先走った109円ロンガーを狩り取ろうや。
ドル自体のポジション状況を比較
ほう…。ここで大口はユーロ買いとな。
ちょうどいいね。テーパリング来ると勘違いしてドル買いに先走った奴
刈り取る環境整ったじゃん。
このままドル安と行きましょうや。
週の終値を比較
2020年12月04日の終値 104.180 (+18.4pips上昇)
2020年12月11日の終値 103.925 (-25.5pips下落) イギリスとEUが通商協議でもめて合意無き離脱の可能性が高まる
2020年12月18日の終値 103.260 (-66.5pips下落) FRBが緩和とゼロ金利維持 アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日の終値 103.594 (+33.4pips下落) イギリスで新型コロナウイルスの変異種が発見される
2020年12月31日の終値 103.304 (-29pips下落) イギリスとEUが通商協議で合意、アメリカで9000億ドル規模の新型コロナ追加経済対策法案が可決
2021年01月08日の終値 103.954 (+65pips上昇) アメリカの長期金利が1%台を回復したのを受けてドル買いに
2021年01月15日の終値 103.861 (-9.3pips下落) バイデン氏の刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りで市場はリスク回避の流れになった
2021年01月22日の終値 103.740 (-12.1pips下落) バイデン大統領就任式完了!女性初の財務長官に任命されたイエレン氏はバイデン大統領の経済対策を支持する意向
2021年01月29日の終値 104.691 (+95.1pips上昇) ロビンフッダーが暴れた週
2021年02月05日の終値 105.306 (+61.5pips上昇) バイデン大統領が1兆9000億ドルの必要性を改めて表明
2021年02月12日の終値 104.909 (-39.7pip下落) テスラがビットコインに投資するって言ってドル安が加速
2021年02月19日の終値 105.417 (+50.8pips上昇) 日経225が30年ぶりに30000万円回復
2021年02月26日の終値 106.530 (+111.3pips上昇) アメリカの長期金利が上昇してSP500の配当利回りを超えた事で株安のドル高が進行
2021年03月05日の終値 108.206 (+167.6pips上昇) FRBパウエル議長は長期金利に介入する気はない。政策路線の変更もなし。市場参加者は失望してドル買いに
2021年03月12日の終値 108.979 (+77.3pips上昇) アメリカで1兆9000億ドルの経済対策法案が成立しました
2021年03月19日の終値 108.870 (-10.9pips下落) 日銀が長期金利の上下動を許容し、ETF買い入れを日経225からTOPIXに切り替え
2021年03月26日の終値 109.509 (+63.9pips上昇) バイデン大統領が新型コロナワクチンの普及の倍増すると発表(1億回→2億回)
2021年04月02日の終値 110.649 (+114pips上昇)
2021年04月09日の終値 109.658 (-99.1pips下落) バークシャーが円建て社債を発行。イギリスのファンドが東芝の買収を提案(2兆円規模)
2021年04月16日の終値 108.769 (-88.9pips下落) 米長期金利の大幅下落で。NZとポンド主導でドル安に
2021年04月23日の終値 107.876 (-89.3pips下落) バイデン大統領が富裕層を対象にキャピタルゲイン増税の案を出してくる。日本が緊急事態宣言
2021年04月30日の終値 109.320 (+144.4pips上昇) 早期テーパリング懸念でドル買い圧力 → FRBパウエル議長はテーパリング議論は否定している
2021年05月07日の終値 108.573 (-74.7pips下落) 非農業部門雇用者数変化が市場予想よりもかけ離れた低い数値が出た事でテーパリングや早期利上げの可能性が遠のいた
まとめ
ドル円の相場状況をまとめると
- 前週から続くテーパリング期待でドルが買われまくる。とくに東京時間にドル円が買われる
- ロンドンタイムから東京天井を売られまくりの1週間だった
- イエレン財務長官が景気過熱を抑えるために金利上昇があるかもと発言しドル高となる
- 週末に非農業部門雇用者数変化の発表があり、市場予想よりかけ離れた低い数値が出た事でテーパリングや早期利上げの期待が遠のいて一気にドル安の流れとなる
- 大口は円売りを辞めて徐々に円買いしてる
- ユーロも大口は買いを積み上げて来てる
- 個人投資家ドル円のロングで捕まる
ドル円の雪崩の準備が整ったくさいな。
一時はドル円のショートでヒヤッとしたけど、来週あたり助かりそうだな。
利益が出るまで粘ってショート握りしめるわ!!
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