ダウ30【見通し・予想・動向】第3四半期の決算シーズンの期待感で株が買われまくり!! テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年10月22日(金)の週を終えて
2021年10月18日(月)から10月22日(金)の週を終えて
アメリカ株式市場とダウ30の最新の動向を解説します。
- アメリカの株式市場とダウ30の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
- テクニカルの分析
- ダウ30とSP500の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説
これらの情報を総合的に分析して
今後のダウ30の相場展開の見通しや予想を立てて行きます。
この記事を最後まで見るメリットは
アメリカの株式市場の最新の動向や
景気に敏感な株価指数を取り扱うので最新の景気の動向をすべて把握できる事です。
もし途中から市場に参加したとしても
ダウ30カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。
それでは、各章を見て行きましょう。
ダウ30 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年10月22日(金)の週を終えて)
解説の流れは以下の通りです。
- ファンダメンタル分析
- テクニカル分析
- ポジション状況
- 週の終値の動向
ダウ30 ファンダメンタルズ分析と値動き
2021年10月18日(月曜日)から10月22日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
この1週間の株価の上げと下げの要因を要約すると
価格が上昇した要因は以下のとおりです。
- 第3四半期の決算シーズンを楽観視している事
- ヘルスケア関係の業績見通しが明るいって事
価格が下落した要因は以下のとおりです。
- IBMの売上高予想を下回った事
- インテルの第3四半期の売上高予想が市場を下回った事が嫌気され情報技術株を圧迫した
2021年10月18日(月曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
下がったけど結局は先週のブチ上げの流れを引き継いで安い所で買い戻された。
第3四半期の決算シーズンを楽観視している事からお買い上げ相場になってるらしい。
下げた理由は中国の指標が悪かった事ぐらい。
NY時間から買い戻されて行った感じ。
安値35044.58 → 終値35252.16(+207.58pips上昇)
(22時台)
2021年10月19日(火曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
この日も前日と同様に企業決算の期待感で買われて高値を更新した。
為替市場では世界の中銀がハト派よりの発言をしている事で
早期の利上げは遠のいたんじゃないかという期待感で株がポジティブに動いてるようにも見える。
安値35204.08 → 終値35485.39(+281.31pips上昇)
(10時台)
2021年10月20日(水曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
ヘルスケア関係の業績見通しが明るいって事で買われたらしい。
ただIBMは売上高が市場予想を下回ったことが嫌気されて売られている。
安値35409.39 → 終値35575.39(+166pips上昇)
(15時台~16時台)
2021年10月21日(木曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
高値は更新はしなかったものの安い所では買われて前日高値に迫る感じで終わった。
前日のIBMの売上高予想を下回った事が嫌気されてるらしい。
安値35449.04 → 終値35623.87(+174.83pips上昇)
(0時台)
2021年10月22日(金曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析
上下に振っておしまい。
インテルの第3四半期の売上高予想が市場を下回った事が嫌気され
情報技術株を圧迫したと言われている。
FRBパウエル議長の発言でテーパリングは近く開始されるべきだと発言しているが
雇用が低水準であり来年には新型コロナウイルスのパンデミックによってインフレ圧力が弱まって
インフレが緩和される可能性があるので利上げはするべきではないと発言している。
どうもこの発言で投資家が慎重姿勢になっていると言われているらしい・・・。
とりあえずインテルがヤバ過ぎて12%も株価が堕ちている・・・。
高値35769.90 → 終値35617.11(-152.79pips下落)
(22時台~23時台、3時台)
ダウ30 テクニカル分析
ダウ30の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。
直近のレジスタンスライン
35634.16
先週ギリ超えたけど・・・ここでちょっともたついてる感じ。
ここを超えれば36091.37のライン目指すかなって感じ。
直近のサポート
先週と見通しは変わらず。
34565~34841で押し目を拾われるかどうか
先週の34022を下抜けずに押し安値を上げた事から34000台で耐えきったと見ていいだろう。
あとは34565と34841の抵抗ラインが押し目として機能するかどうか。
今のところ5日SMAと転換線がサポートになりそうな雰囲気を感じる。
ダウ30とSP500のCFTCのポジション比較
SP500はロングの利確入ったのかなぁ。
個人投資家の売りがちょっと目立つけど・・・
これ踏みあげる材料にされるんちゃうか・・・?
ダウ30とSP500の個人のポジション比較
ダウは3週連続でショーターが多い状態。
34000ドルから35600ドルと最高値付近まで上がってきてるので
売りナンピンしまくって捕まってるんだろうなと想像ができる。
あと400ドルで36000ドルとキリの良い数字になるから
ショーターを燃料にして上がるのかなぁ。
SP500は買いから売りに転じた・・・。
つまり・・・。
ダウ30のポジション状況 まとめ
個人投資家のSポジをエサにして株価が最高値更新してブチ上げそうな予感・・・。
週の終値を比較
2020年12月04日 30169.22 (+230.43pips上昇) 最高値を更新!30000ドルを突破!新型コロナワクチンの実用化期待と追加経済対策が速まるとの期待感で
2020年12月11日 30051.95 (-117.27pips下落) イギリスで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月18日 30284.56 (+232.61pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月25日 30231.38 (-53.18pips下落) 新型コロナウイルスの変異種が確認されEU各国でロックダウン措置が取られる
2020年12月31日 30420.14 (+188.76pips上昇) 最高値を更新 9000億ドル規模の新型コロナ追加対策法案が可決
2021年01月08日 31147.76 (+727.62pips上昇) 最高値更新 バイデン氏が次期大統領に承認される。上院決選投票で民主党が勝利。上院下院+大統領ともに民主党となる
2021年01月15日 30780.08 (-367.68pips下落) バイデン氏の景気刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りのネタに使われて終わる
2021年01月22日 31029.06 (+248.98pips上昇) バイデン氏の大統領就任式後に頭打ちで下落。女性初の財務長官イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持
2021年01月29日 29987.22 (-1041.84pips下落) ロビンフッダーがヘッジファンドを追い込み損失計上で株価が暴落
2021年02月05日 31193.50 (+1206.28pips上昇) バイデン大統領の経済対策が縮小される事はなく、従来の規模で行くと表明した
2021年02月12日 31493.05 (+299.55pips上昇)
2021年02月19日 31482.60 (-10.45pips下落) 長期金利が約1年ぶりに1.3%回復 バンクオブアメリカがドットコムバブル級の過熱感を警戒
2021年02月26日 30902.16 (-580.44pips下落) 長期金利が1.6%に達してSP500の配当利回り1.48%を超えて株の魅力が薄れて株価が下落
2021年03月05日 31515.09 (+612.93pips上昇) SP500の大口が大人買い。ショーターが大量に踏みあげられて週を終える
2021年03月12日 32795.54 (+1280.45pips上昇) 1.9兆ドルの新型コロナ追加経済対策法案が成立!景気敏感株主導でダウ30が最高値を更新!
2021年03月19日 32626.71 (-168.83pips下落)
2021年03月26日 33108.09 (+481.38pips上昇) バイデン大統領が2億回の新型コロナワクチンの普及を目指す。そしてインフラ投資を計画中!
2021年04月02日 33325.69 (+217.60pips上昇) ISM製造業景気指数が37年ぶりの高水準。雇用統計も予想を上回る結果を受けて株価は史上最高値更新中!
2021年04月09日 33767.00 (+441.31pips上昇)
2021年04月16日 34188.09 (+421.09pips上昇) 長期金利が大幅下落でグロース株に資金が集まる
2021年04月23日 34025.92 (-162.17pips下落) バイデン大統領が富裕層を対象にキャピタルゲイン税の増税案を出す見通し。日本が緊急事態宣言、インドの首都でロックダウン
2021年04月30日 33924.47 (-101.45pips下落)
2021年05月07日 34811.25 (+886.78pips上昇) 非農業部門雇用者数変化が予想より低い数値を出したことで利上げやテーパリングはムリという流れで株高
2021年05月14日 34331.89 (-479.36pips下落) インフレ懸念でパニック売りからのインフレ懸念後退で買い戻し
2021年05月21日 34252.23 (-79.66pips下落) インフレ懸念とビットコインの急落、テーパリングの議論が出たが株価にあまり影響はなかった
2021年05月28日 34567.93 (+315.7pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資案が報道され一気にリスクONの流れに
2021年06月04日 34748.00 (+180.07pips上昇) 週末の5月の非農業部門雇用者数変化が予想より悪くて株価がブチ上げ
2021年06月14日 34461.81 (-286.19pips下落) しつこい戻り売りの1週間だった。5月の米CPIを警戒した事や来週のFOMCを警戒したポジション整理
2021年06月18日 33304.73 (-1157.08pips下落) FOMCでまさかの利上げ前倒し予想を発表(2022年~2023年中。従来は2024年だった) 年初来の下げ幅を記録
2021年06月25日 34495.54 (+1190.81pips上昇) 先週は売り過ぎちゃたで買い戻し。バイデン大統領と超党派のインフラ投資計画が合意したとの報道で買いが強くなる
2021年07月02日 34790.03 (+294.49pips上昇) 雇用統計が良くてもFRBが早急な対応に迫られる事はないだろうとの見方でこじつけ感満載で株価が上昇
2021年07月09日 34897.85 (+107.82pips上昇) 景気回復のピークアウトで買われた債券が一服感で売られて株価が反転上昇
2021年07月16日 34694.44 (-200.41pips下落) デルタ株の感染拡大が警戒されている
2021年07月26日 35064.11 (+369.67pips上昇) デルタ株の感染拡大が警戒されて月曜日に953ドルも下落したが、火曜日に速攻で買い戻されて気づけば3指数最高値を更新した
2021年07月30日 34985.89 (+78.22pips上昇) パウエル議長の発言でテーパリングを始めるには問題が残ってる事や利上げには程遠い発言で緩和継続との見方でドル安株高となった
2021年08月06日 35213.04 (+227.15pips上昇) 失業率の改善や非農業部門雇用者数が良くて謎のポジティブで買われる(テーパリングや利上げ連想にならなかった)
2021年08月13日 35513.23 (+300.19pips上昇) 1兆ドル規模のインフラ法案を上院で可決。おまけに社会福祉や気候変動に対応した3.5兆ドル規模の財政支出法案についても予算決議を可決
2021年08月20日 35109.21 (-404.02pips下落) ダラス連銀総裁がデルタ株などで経済が失速するなら自身の金融政策の考えを調整すると匂わせ発言で買い戻し
2021年08月27日 35455.09 (+345.88pips上昇) アメリカでファイザーとビオンテック共同開発の新型コロナワクチンが正式に承認された。パウエル議長のジャクソンホール発言でハト派と受け取られて株高ドル安に
2021年09月03日 35354.98 (-100.11pips下落)
2021年09月10日 34651.30 (-703.68pips下落) 法人税21%から26.5%に引き上げ。中国の大手不動産問題が嫌気
2021年09月17日 34525.35 (-125.95pips下落)
2021年09月24日 34829.25 (+303.90pips上昇) 恒大の過度なリスクが後退して株価が激リバw
2021年10月01日 34367.72 (-461.53pips下落) インフレ懸念とアメリカの債務上限問題
2021年10月08日 34762.35 (+394.63pips上昇) アメリカの債務上限の合意で株が買い戻される
2021年10月15日 35321.12 (+558.77pips上昇) FOMC議事録で11月にテーパリング着手が分かり何故か買うネタとなる。あとは銀行系の決算が予想よりも良くて安堵感が広がる
2021年10月22日 35617.11 (+295.99pips上昇) 決算シーズンの期待感で買われたが、インテルが市場予想に届かずゴミのように売られている
まとめ
なんだかんだ理由を付けて
個人投資家のSポジションを狩ながら最高値を更新するんじゃないでしょうか。
Sしてる人ほんと悲惨だろうな…。
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