/* youtube 所有者確認 */ /*Google Ad*/

ドル円 【予想・見通し・動向】110円でロングしたやつを一旦、狩る展開か? テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2021年6月04日(金)の週を終えて

2021年5月31日(月)から6月04日(金)の週を終えて
ドル円の最新の動向を解説します。

  • ドル円の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ドル、ユーロ、円の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のドル円の相場展開の予想や見通しを立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
ドル円の最新の動向や
ドル全体の最新の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ドル円カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

スポンサーリンク

ドル円 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年6月04日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年5月31日(月曜日)から6月04日(木曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間のドル安とドル高の要因を要約すると

ドル高の要因は以下のとおりです。

  • 5月のADP雇用統計の予想より良くてテーパリング連想でドル高に(金曜日に急激なドル安を誘う事になる)
  • 株価がダダ下がりでリスク回避のドル高

ドル安の要因は以下のとおりです。

  • ISM雇用指数が50.9と前月から悪化し、予想の54.6を下回ったことがドル売りを誘った(屁理屈だと思う)
  • ロシア政府がドル資産を売却してユーロ、元、金に資産シフトするとの報道で(一時的なドル安だった)
  • 5月非農業部門雇用者数変化(前月比)が予想よりも悪くて急激なドル安に(前回の数値よりは良かったのに…)

2021年5月31日(月曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

東京で上げて
欧州時間からズルズル下がり始め
NYタイムにドカッとドル安となって終了する

アメリカとイギリスが休みなので閑散な相場かなと思いきや
23時台に急なドル安となる。(ユーロやポンドなどの欧州通貨を含む)

なぜドル安になったのか理由は不明。

高値109.931 → 終値109.553(-37.8pips下落)

2021年6月01日(火曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

東京で下げ
ロンドンで上げ
NYでストーンと下げて東京の安値付近で買い戻されて終了

ISMの指標発表で大きく動かした感じ。

5月の製造業景況指数は良かったが
ISM雇用指数が50.9と前月から悪化し、予想の54.6を下回ったことがドル売りを誘ったらしい。

なんだこの屁理屈なネタでドル安かよ!!と思われた人が多いのではないか?
その後は株価もダダ下がりでリスク回避寄りのドル高の流れになっている。

始値109.554 → 終値109.479(-7.5pips)

2021年6月02日(水曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

東京からロンドン時間開始までドル高の展開で上げる
20時からNYタイムにかけてドル安の展開

市場を動かすネタは特になし
この日は明日の雇用統計の発表を控えて
いまいち方向感に欠ける展開でドル高からのドル安で終わる

始値109.465 → 終値109.535(+7pips)

2021年6月03日(木曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

東京で上昇始めて
ロンドン開始時にちょろっと下がったけど速攻で買い戻されて
NY時間はドルが買われまくってドル高一辺倒の日でした

ロシア政府がドル資産を売却してユーロ、元、金に資産シフトするとの報道で
一旦ドル安に振ったものの、そこから株が下落していってドル高の流れとなる。

ここでドル安にハメ込んでADP雇用統計が予想よりも良くてさらにドル高が加速しました。

5月のADP雇用統計の予想は65.0万人で結果は97.8万人となりました。
前回は74.2万人、修正値で65.4万人だったのに対して
今回の結果はかなりの伸びだった模様。

この雇用の結果を受けて利上げやテーパリングの連想相場となってドル高が加速しました。

安値109.521 → 終値110.279(+75.8pips上昇)
(6時台)

2021年6月04日(金曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

東京からロンドンにかけて上げ渋って下落し始める
NY時間に急激なドル安となる

この日は21時30分に5月の失業率と非農業部門雇用者数変化が発表される事もあり
注目されていたことから発表まで値動きは微妙だった。

というより前日にADP雇用統計が良くてドル高の流れから
この日は予想が悪い事が時前に分かっていた事もあり
実質ドル安になる雰囲気を醸し出した動きをしていた。(特にポンドドルが)

そして21時30分に発表があり、一斉にドルストレートとドル円でドル安の流れとなる。

5月非農業部門雇用者数変化(前月比) 結果55.9万人 予想65.0万人 前回26.6万人(修正値27.8万人)
5月失業率 結果5.8% 予想5.9% 前回6.1%

結果が予想より悪かった事で、緩和の継続と早期利上げ期待が和らいだ形でドル安となったようです。

いや…前日のドル高の流れからのハメ込みでしょ?と思うんですけどね…。

高値110.327 → 終値109.399(-92.8pips下落)
(7時台・9時台)

ドル円 テクニカル分析

ドル円のテクニカル分析をしていきます。

1-2021年06月04日の週を終えて-ドル円-日足チャート
1-2021年06月04日の週を終えて-ドル円-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 転換線で3日くらいヨコヨコして急激にドル高へ
  • 次の日に打ち返されて転換線まで落ちて週を終える

直近のレジスタンス

2-ドル円-直近のレジスタンス-109-2x-日足チャート-2021年6月04日の週を終えて
2-ドル円-直近のレジスタンス-109-2x-日足チャート-2021年6月04日の週を終えて

110.19x 前回のピンバー

ちょびっと超えたけど週末に打ち返されて終わっている。

まだ抵抗としては意識されるだろう。

直近のサポート

3-ドル円-直近サポート-108-8x-日足チャート-2021年6月04日の週を終えて
3-ドル円-直近サポート-108-8x-日足チャート-2021年6月04日の週を終えて

108.8x

直近では基準線で3回ほどボトムを付けて買い支えられて反発している。
次落ちてきたとしても、75MAがこの辺をうろついているので
サポートとして意識されると思います。

ここから下がったとしてもボリンジャーバンドの-2σと
108.3xあたりでダブルボトムした場所が重なるので
底ショートしないように気を付けましょうね。

円のCFTCの大口のポジション状況

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

また、ドルインデックスやユーロドルのポジション状況を比較する事で
ドル全体の相場を把握して、ドル安なのかドル高なのか方向性を占っていきます。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

円のCFTCのポジション比較

4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年6月04日の週を終えて
4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年6月04日の週を終えて

円売りが増えてるけど、大口の円買いが地味に増えてるのが気になるなぁ。

ドル円の個人のポジション状況

5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年6月04日の週を終えて
5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年6月04日の週を終えて

週末の雇用で行って来いした状態で110円で捕まってるロンガーが多いように思う。
こうなると個人のストップ狩りを狙ってもう少し下落がありそう。

ドル自体のポジション状況を比較

6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年6月04日の週を終えて
6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年6月04日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年6月04日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年6月04日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年6月04日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年6月04日の週を終えて

大口がドルインデックスでドル買いしてるけど大して価格は上がってないんだよなぁ…。

大口はユーロ買ってるけど、個人はユーロをまだ売ってる。

うーむ。週末の雇用でドル安にハメ込んだとしたら
来週はもう少しドル安が進むんじゃないかと思う。

一旦、ドルを掴んだ連中のストップロスハントやるんじゃないか?

週の終値を比較

2020年12月04日の終値 104.180 (+18.4pips上昇)
2020年12月11日の終値 103.925 (-25.5pips下落) イギリスとEUが通商協議でもめて合意無き離脱の可能性が高まる
2020年12月18日の終値 103.260 (-66.5pips下落) FRBが緩和とゼロ金利維持 アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日の終値 103.594 (+33.4pips下落) イギリスで新型コロナウイルスの変異種が発見される
2020年12月31日の終値 103.304 (-29pips下落) イギリスとEUが通商協議で合意、アメリカで9000億ドル規模の新型コロナ追加経済対策法案が可決

2021年01月08日の終値 103.954 (+65pips上昇) アメリカの長期金利が1%台を回復したのを受けてドル買いに
2021年01月15日の終値 103.861 (-9.3pips下落) バイデン氏の刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りで市場はリスク回避の流れになった
2021年01月22日の終値 103.740 (-12.1pips下落) バイデン大統領就任式完了!女性初の財務長官に任命されたイエレン氏はバイデン大統領の経済対策を支持する意向
2021年01月29日の終値 104.691 (+95.1pips上昇) ロビンフッダーが暴れた週

2021年02月05日の終値 105.306 (+61.5pips上昇) バイデン大統領が1兆9000億ドルの必要性を改めて表明
2021年02月12日の終値 104.909 (-39.7pip下落) テスラがビットコインに投資するって言ってドル安が加速
2021年02月19日の終値 105.417 (+50.8pips上昇) 日経225が30年ぶりに30000万円回復
2021年02月26日の終値 106.530 (+111.3pips上昇) アメリカの長期金利が上昇してSP500の配当利回りを超えた事で株安のドル高が進行

2021年03月05日の終値 108.206 (+167.6pips上昇) FRBパウエル議長は長期金利に介入する気はない。政策路線の変更もなし。市場参加者は失望してドル買いに
2021年03月12日の終値 108.979 (+77.3pips上昇) アメリカで1兆9000億ドルの経済対策法案が成立しました
2021年03月19日の終値 108.870 (-10.9pips下落) 日銀が長期金利の上下動を許容し、ETF買い入れを日経225からTOPIXに切り替え
2021年03月26日の終値 109.509 (+63.9pips上昇) バイデン大統領が新型コロナワクチンの普及の倍増すると発表(1億回→2億回)

2021年04月02日の終値 110.649 (+114pips上昇)
2021年04月09日の終値 109.658 (-99.1pips下落) バークシャーが円建て社債を発行。イギリスのファンドが東芝の買収を提案(2兆円規模)
2021年04月16日の終値 108.769 (-88.9pips下落) 米長期金利の大幅下落で。NZとポンド主導でドル安に
2021年04月23日の終値 107.876 (-89.3pips下落) バイデン大統領が富裕層を対象にキャピタルゲイン増税の案を出してくる。日本が緊急事態宣言
2021年04月30日の終値 109.320 (+144.4pips上昇) 早期テーパリング懸念でドル買い圧力 → FRBパウエル議長はテーパリング議論は否定している

2021年05月07日の終値 108.573 (-74.7pips下落) 非農業部門雇用者数変化が市場予想よりもかけ離れた低い数値が出た事でテーパリングや早期利上げの可能性が遠のいた
2021年06月04日の終値 109.197 (+62.4pips上昇) CPIと求人統計の上昇でインフレ懸念が台頭
2021年05月21日の終値 108.951 (-24.6pips下落) ビットコインの急落とFOMC議事録要旨でテーパリングの議論の可能性が浮上した事
2021年05月28日の終値 109.724 (+77.3pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画の報道で一気にリスクONの流れ
2021年06月04日の終値 109.399 (-32.5pips下落) 5月非農業部門雇用者数変化が予想より悪かった事で急激なドル安に

まとめ

ドル円の相場状況をまとめると

  • 3日間、日足転換線付近でヨコヨコでつまらない相場が続く
  • 木曜日のADP雇用統計が予想よりも良くてテーパリングと早期の利上げ期待からドル高の流れで110円突破する
  • しかし週末の金曜日に5月非農業部門雇用者数変化が予想より悪かった事でテーパリングや早期の利上げ期待が後退して一気にドル安になる
  • 個人投資家は110円付近でロングして捕まっており苦しい状態
  • 大口もドルをロングしたっぽいけど、たいしてドルが上昇せず肩透かしを食らった状態

来週は一旦、ドルを買った連中を狩るためにドル安に動かしてくるんじゃないかと見てる。

とりあえず俺の豪ドルUSDのロングは来週に持ち越して
伸びた所で利確したい^^

スポンサーリンク

ドル円

Posted by 旭(あきら)