WTI原油 【見通し・予想】原油在庫が過去最高を更新!サウジアラビアが自主的な減産を辞めると表明!!調整下落が来るか? テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2020年6月12日(金)の週を終えて
2020年6月12日(金)の週を終えて
WTI原油のチャートとCFTCの大口の動向、そして個人のポジション状況を見ながら
相場の分析をして今後のWTI原油の相場の見通しや
価格を予想していきます。
チャンスがあれば海外ハイレバ口座と国内先物口座を利用して、トレードしていくつもりでいます。
それでは、各章の状況を見ながら、相場を予想していきます。
WTI原油 テクニカル分析と大口と個人のポジションから相場の強弱を予想(2020年6月12日(金)の週を終えて)
#WTI原油・俺ニカル分析
2020年6月12日の週を終えて原油在庫がなぜか過去最高を更新している
そんな中で大口も個人も買いが増えてる状態これはワンチャン下落するのでは
週の終値で見ると39.07→36.50と落ちているので
調整下落は見ておいてもいいのでは?株と一緒に底探しの旅に出よう pic.twitter.com/Jrj0PnBHBz
— 堅実なる投機家@-491万7112円・原油相場で負けた男 (@kenjitutouki) June 15, 2020
上記ツイートで大枠について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて解説していきます。
WTI原油の在庫状況
API在庫の状況
EIA在庫の状況
原油の在庫の状況 考察 まとめ
EIAの原油在庫が2017年につけた過去最高値の5億3500万バレルを超えて
過去最高を更新しました。
各国が協調減産している中で
原油の在庫が増えてるのが気がかりですね。
原油価格もここ最近、うなぎ登りに上昇してきましたから
何かのきっかけで調整下落があるかもしれないので
高値警戒をしておいたほうがいいかもしれません。
WTI原油のCFTCのポシション状況を比較
売りも買いも全体的に増えていますが
小口の売りが唯一減っているのがきになります。
あまりにも原油価格が上昇するから
個人は売りを諦めたのでしょうか?
ということは、ワンチャン下落する可能性もありますね。
WTI原油の個人のポジション状況
売り買いの状況にあまり変化はなく
買いが多い状態で39ドルから36ドルに下落しているのを見ると
ひと山つけたように感じます。
ここから調整下落が始まるのか見物ですね。
WTI原油 テクニカル分析
先週引いたサポートラインのおさらい
- ボリンジャーバンドの+2σで高値を付けて折り返しました
- 週の終値のターゲット41.51には届かず週を終えました
直近のレジスタンス
41.51と42.34の赤いライン
41.51は3月07日の週の終値です。
直近の終値のターゲット33.25を明確に上抜けた状態で
次の終値のターゲットが41.51にあるので
ここを第1のレジスタンスとしました。
次に42.34ですが、ここは2018年のブラッククリスマスの最安値のラインです。
このあたりはボリンジャーバンドの+3σがあるので
伸び切った所を売られる場面があると思われます。
現状は、この手前の40ドルで折り返したので
もし次に、この場所に来ることになれば
一気に突き抜ける事があるかもしれません。
直近のサポートライン
不明です。
深く押さない押し目の無い相場が延々と続き
上昇を続けている中で、どこがサポートになるのか見当がつきません。
WTI原油 ファンダメンタルズ分析
2020年6月8日(月曜日)から6月12日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
6月8日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
高値を更新して下落して終了
OPECプラスの会合で7月末まで減産を延長する事で合意しましたが
サウジアラビアが自主的な減産を辞めるって表明した事が嫌気されて
下落して終了しました。
クウェートやアラブ首長国連邦も同じように自主的な減産を辞めると表明しています。
高値40.42 → 終値38.17(-225pips下落)
6月9日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
十字足で終了
前日のサウジやクウェートなどの国が自主的な減産を辞める事で
供給過剰懸念が出始めてる中で
いまいちな形で終わりました。
在庫発表待ちの状態で
警戒感から値動きが微妙な感じで終わりました。
始値38.17 → 終値38.37(+20pips)
6月10日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
上昇しましたが高値は更新せず
EIAの在庫発表で原油在庫が過去最高を更新しました。
それでも上昇した背景にFOMC後のドル安が材料にあるようです。
ただ高値を更新していくような感じではなく終わりました。
安値37.71 → 終値39.08(+137pips上昇)
6月11日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
大きく下落
FRBのパウエル議長が新型コロナウイルスの経済危機で
景気の先行き不透明感を強調した事が嫌気されて
株価が大きく下落したとともに、原油も同じように下落しました。
またEIAの在庫が過去最高を更新した事や
新型コロナウイルス第2波が警戒され
需要回復の見込みも薄れた事も合わさって失望売りを誘ったようです。
高値39.08 → 終値36.12(-296pips下落)
6月12日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
下髭陽線で終える。
リグ稼働数が199基となり、2009年6月以来の200基割れをしたことを背景に
買い支えられて週を終えました。
安値34.44 → 終値36.50(+206pips上昇)
週の終値を比較
2020年3月07日 41.51 ←次のターゲット?
2020年3月13日 33.25 ←ターゲットクリア
2020年3月21日 23.40 ←ターゲットクリア
2020年3月27日 21.80
2020年4月03日 28.79 ←ターゲットクリア
2020年4月09日 23.18 ←ターゲットクリア
2020年4月17日 18.44
2020年4月24日 17.31 ←史上初のマイナス取引となった週の終値
2020年5月01日 19.70 ←U字回復を期待できる所まで回復した
2020年5月08日 26.10 ←暴騰w
2020年5月15日 29.79 ←押し目待ちに押し目なしで高止まりからの踏み上げ!
2020年5月22日 33.56
2020年5月29日 35.19 ←3月13日の終値をクリア!
2020年6月05日 39.07 ←ターゲットに届かず折り返す…
2020年6月12日 36.50 (-257pips下落)
まとめ
WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。
- OPECプラスの会合で7月末まで大規模減産の延長を決定したものの、サウジアラビア、クウェート、アラブ首長国連邦が自主的な減産を辞めると表明した事が嫌気されて売られる
- FRBのパウエル議長が新型コロナ危機で経済の先行き不透明感を強調した事で株価が大きく下落し、原油もつられて下落した
- 原油在庫が過去最高を更新した事で需要回復の見込みが薄れ始めている
- 週の終わりはリグ稼働数が2009年6月以来の200基割れをしたことで買い支えられている
一旦、調整下落をやりそうな雰囲気です。
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