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WTI原油 【見通し・予想・動向】モデルナCEOのポジショントークでリスク回避が加速し原油が大暴落!! テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年12月03日(金)の週を終えて

2021年11月29日(月)から12月03日(金)の週を終えて
WTI原油の最新の動向を解説します。

  • API、EIAの最新の在庫の状況
  • 1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • 投機筋や個人投資家のポジション状況を見て市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のWTI原油の相場展開の見通しや予想を立てていきます。

この記事を最後まで見るメリットは
WTI原油の最新の動向をすべて把握できる事です。

たとえ途中から市場に参加したとしても
原油カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識する事ができると思います。

それでは、各章を見ていきましょう。

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WTI原油 見通し 予想 動向(2021年12月03日(金)の週を終えて)

解説の流れは以下の通りです。

  1. 原油の在庫状況
  2. ファンダメンタル分析
  3. テクニカル分析
  4. ポジション状況
  5. 週の終値の動向

WTI原油の在庫状況

API在庫の状況

1-API在庫-一覧表-2021年12月03日の週を終えて
1-API在庫-一覧表-2021年12月03日の週を終えて

原油在庫は全体的に増加している。

指標発表後の価格は
下髭のリバウンド状態で翌日の19時まで上昇基調で300pipsぐらい伸びてる。

つまり、意味のない指標となっている。

EIA在庫の状況

2-EIA在庫-一覧表-2021年12月03日の週を終えて
2-EIA在庫-一覧表-2021年12月03日の週を終えて

ガソリン在庫と留出油の在庫が予想より増えている。
クッシング在庫も3週連続で増加傾向となっている。

さて、指標発表後の価格動向は?というと…

前日で謎に上げた分を全戻しという喜劇を起こしている…w

原油の在庫の状況 まとめ

うーん…

原油在庫の指標あんま関係なくない?

なんか思惑で動かされてる感じだから
予め仕込んでおかないと無理な気がする。

WTI原油 ファンダメンタルズ分析

2021年11月29日(月曜日)から12月03日(金曜日)の1週間のファンダメンタルズの解説や値動きの動向をチェックしていきます。

この1週間の原油価格の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • 先週、南アフリカで発見された新型コロナの変異株オミクロンについて急落からの反動で買われた
  • OPEC会合の小幅な増産維持が需給改善に繋がらないとの見方で反発した

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • モデルナCEOが新型コロナワクチンはオミクロンの効果は薄れる…みたいなインタビューが報道されリスク回避が加速
  • EIAの在庫が増えているという理由から売られた
  • アメリカでオミクロン株の感染者が初めて確認された事でエネルギー需要がやばいかもー!!と言う感じで売られた
  • オミクロン株の懸念がまだ続いてる事から戻り売りされて終わった
3-WTI原油-1週間の価格動向-1時間足チャート-2021年12月03日の週を終えて
3-WTI原油-1週間の価格動向-1時間足チャート-2021年12月03日の週を終えて

2021年11月29日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

先週、南アフリカで発見された新型コロナの変異株オミクロンについて
急落からの反動で買われたと言われている。

ちなみにバイデン大統領がオミクロンについてロックダウンの再導入にはつながらないと発言している。

しかしNY時間は再び売られて安値を目指した動きが入り
上髭陽線という、なんとも微妙な線で終わっている。

安値68.16 → 終値70.04(+188pips上昇)
(夜4時台)

2021年11月30日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

日本時間14時頃、モデルナCEOが新型コロナワクチンはオミクロンの効果は薄れる…
みたいなインタビューが報道されリスク回避が加速した。

昨日、バイデン大統領がオミクロンごときでロックダウンはしないだろうと発言してたのに
ここにきてモデルナCEOがちゃぶ台ひっくり返す展開で
一気にリスク回避が加速して株やら原油やらリスク商品が売られまくる展開となりました。

ほんとしょうもなっって感じですわ…。

ちなみにパウエル議長の発言があって
いままで早期の利上げに否定的だったのに
ここにきてインフレは一過性じゃない可能性があるから利上げしたほうがいいな
という手のひら返しをしている…。

これもこれで、しょうもなって感じですわ…。

高値71.18 → 終値66.94(-424pips下落)
(9時~10時台)

2021年12月01日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

前日のリスク回避の買い戻しでリバったものの
EIAの在庫が増えているという理由から売られた事になっている。

もう19時あたりから当日天井っぽい動きしてるから
売りネタ見つけて動いてた可能性あり。

またアメリカでオミクロン株の感染者が初めて確認された事で
エネルギー需要がやばいかもー!!と言う感じで売られている。

売りたいやつが勝手にネタ作ってる可能性あるな…。

高値69.47 → 終値65.68(-379pips下落)
(19時台、21時台)

2021年12月02日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

OPEC会合が丁度あったようで小幅な増産40バレルの維持で決定した。

直近ではオミクロン株の騒ぎで安値を更新していたようだが
どうもOPEC会合の小幅な増産維持が需給改善に繋がらないとの見方で反発したらしい…。

ふーん…。やりたい放題ですやんwと言う感じ。

23時台にドカーっと下がったけど下髭陽線を付けて買い戻されて終わった感じなので
NY勢がようやく買って来たかという感じだが、なんだかなぁ…。

安値62.42 → 終値67.36(+494pips上昇)
(23時台)

2021年12月03日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

前日、急激にリバったけどオミクロン株の懸念がまだ続いてる事から戻り売りされて終わった。

結局、大丈夫なん?無理なん?どっちなん?と言う感じ。

来週も同じような感じで続けそうな気配…。

高値69.18 → 終値66.39(-279pips下落)
(23時台)

WTI原油 テクニカル分析

WTI原油の1時間足と日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

4-2021年12月03日の週を終えて-WTI原油-1時間足と日足チャート
4-2021年12月03日の週を終えて-WTI原油-1時間足と日足チャート

直近のレジスタンス

5-1-WTI原油-直近のレジスタンス-70-21-80-日足チャート-2021年12月03日の週を終えて
5-1-WTI原油-直近のレジスタンス-70-21-80-日足チャート-2021年12月03日の週を終えて

70.21
70.80

とりあえずこのあたりに重要なラインが重なり始めてるから
先週と同じで、このあたりが直近のレジスタンスだと予想する。

いまのところ売られて66ドル台に落ちてるし
しっかり抜け切るまでは上昇再開は難しいと思う。

直近のサポート

6-1-WTI原油-直近のサポート-66-58-63-33-日足チャート-2021年12月03日の週を終えて
6-1-WTI原油-直近のサポート-66-58-63-33-日足チャート-2021年12月03日の週を終えて

66.58ドル
66.33ドル

いままでの節目でリバッて来てるし
今回も同じ感じでリバるかどうか。

最終ラインは62ドルの底抜けだと思う。

WTI原油のCFTCのポシション状況を比較

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

WTI原油のCFTCのポジション状況

7-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年12月03日の週を終えて
7-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年12月03日の週を終えて

アメリカの個人の売り買いポジが激熱だけど
大口は普通に売りまくってんだな…。

こりゃまだ下か!?

WTI原油の個人のポジション状況

8-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年12月03日の週を終えて
8-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年12月03日の週を終えて

はいはい…。
個人投資家がロングロング、ナンピンロング!!

というより先週から変化ないから
ポジション増やせず捕まったまんまなんだろうな…。

終わりじゃん…。

WTI原油のポジション状況 まとめ

まさかモデルナCEOがオミクロンに既存のワクチンの効果は薄いって
ポジショントークをぶち込んで来るとはねぇ…

前日にバイデン大統領がオミクロンごときでロックダウンはしないって発言して
安堵していた人たち多いでしょ…?

個人のロングを焼き尽くしてドテンするまで下げる気か…?

週の終値を比較

2020年12月04日 46.11 (+57pips上昇) OPEC会合で減産は徐々に解消だが、市場参加者はポジティブにとらえる
2020年12月11日 46.56 (+45pips上昇) イギリスで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月18日 49.03 (+247pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日 48.29 (-74pips下落)
2020年12月31日 48.18 (-11pips下落)

2021年01月08日 52.61 (+443pips上昇) バイデン政権+上院下院が民主党が制覇、サウジが自主減産発表、協調減産もおおかたの減産幅で合意
2021年01月15日 52.11 (-50pips下落) バイデン氏が発表した財政出動は織り込み済み、原油市場では需要の回復は見込めないとアナリストが言う。中国がロックダウンで原油価格が下落
2021年01月22日 52.06 (-5pips下落) バイデン氏の就任式後、頭打ちで下落。イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持する意向
2021年01月29日 52.17 (-11pips下落) ロビンフッダーが大暴れして株式市場はネガティブな感じに。

2021年02月05日 56.95 (+478pips上昇) サウジ自主減産やアメリカで大雪に見舞われて需要が増した
2021年02月12日 59.61 (+266pips上昇)
2021年02月19日 58.93 (-68pips下落) アメリカの寒波の影響が収まり利益確定売りに。バフェット氏がシェブロンの株を購入
2021年02月26日 61.53 (+260pips上昇) アメリカの長期金利が爆上げで市場は大混乱

2021年03月05日 66.26 (+473pips上昇) OPECプラスが4月も協調減産を継続、生産も据え置き。サウジも自主減産続けるってよ
2021年03月12日 65.57 (-69pips下落)
2021年03月19日 61.42 (-415pips下落) IEAがスーパーサイクル論を否定。ゴールドマンがブレント原油80ドルに行くと予想
2021年03月26日 60.80 (-62pips下落) スエズ運河で大型コンテナ船が座礁

2021年04月01日 61.25 (+45pips上昇) スエズ運河の問題は解消。OPEC+が5月~7月に微増産するってよ。サウジも自主減産を徐々に辞めるってよ。
2021年04月09日 59.36 (-189pips下落) イランの増産懸念、OPEC+の微増産を再評価
2021年04月16日 63.07 (+371pips上昇) 中国輸入統計が良好で原油を爆買い!IEAとOPECが2021年の世界の石油需要見通しを引き上げ!
2021年04月23日 62.11 (-96pips下落) インドのロックダウンと日本の緊急事態宣言
2021年04月30日 63.46 (+135pips上昇)

2021年05月07日 64.83 (+137pips上昇) 中国の軍用機が台湾の防空識別圏に進入したとの報道
2021年05月14日 65.46 (+63pips上昇) アメリカのパイプライン最大手がサイバー攻撃によって稼働を停止。OPEC、IEA需要見通しは良好(供給不足の可能性を指摘)
2021年05月21日 63.85 (-161pips下落) イラン核合意の進展や制裁解除の可能性が浮上、ビットコインの急落で原油価格が大きく下落
2021年05月28日 66.60 (+275pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画が報道され期待感で67ドルに到達する

2021年06月04日 69.38 (+278pips上昇) イランの制裁解除でイラン産の原油が供給されても需要面に問題は無いらしい
2021年06月11日 70.79 (+141pips上昇) OPECとIEAが新型コロナ前の水準に戻る見通しを発表し生産拡大を示唆した事で原油が買われている
2021年06月18日 71.41 (+62pips上昇) FOMCでまさかの利上げ前倒し発表(2022年~2023年中、従来は2024年)でも週ベースで安値は更新していない…
2021年06月25日 73.97 (+256pips上昇) OPECプラスが7月1日の会合で小幅な増産に留まるとの見方で買い。FRBや連銀総裁はインフレは高くなるが来年には低下する見通し

2021年07月02日 75.10 (+113pips上昇) OPECプラスの会合がUAEがゴネて来週の7月5日に延期となった
2021年07月09日 74.67 (-43pips下落) OPECプラスの会合が纏まらずUAEを筆頭に増産国が増えると懸念が出た。ECBの新戦略でインフレ2%に切り上げた事からユーロドルの上昇につられた
2021年07月16日 71.43 (-324pips下落) サウジとUAEが妥協合意。増産懸念で原油が急落。FRBパウエル議長もインフレデータが期待以上と発言して原油が売られている
2021年07月23日 72.06 (+63pips上昇) UAEの増産合意で急落後、株の買い戻しで謎の需要拡大観測で急激な買い戻しという喜劇
2021年07月30日 73.66 (+160pips上昇) FRBパウエル議長のテーパリングには時間がかかる発言と利上げには程遠い発言でインフレに対する甘い見解から急激なドル安を招く

2021年08月06日 67.97 (-569pips下落) 米中の経済指標が悪くて暴落
2021年08月13日 67.93 (-4pips下落) バイデン大統領がOPECプラスに増産の圧力をかけていた事が分かる
2021年08月20日 61.92 (-601pips下落) アフガンネタは相手にされず新型コロナのデルタ株感染拡大とFOMC議事録によるドル高の影響で安値を掘る展開
2021年08月27日 68.65 (+673pips上昇) アメリカでファイザーとビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンが正式承認されてエネルギー需要回復期待が台頭した

2021年09月03日 69.20 (+55pips上昇) OPECプラスが2022年の需要増加の見通しを出したのに一段の増産はしないと発表した事が好感された
2021年09月10日 69.58 (+38pips上昇)
2021年09月17日 71.89 (+231pips上昇) ハリケーン『アイダ』と『ニコラス』の影響
2021年09月24日 73.96 (+207pips上昇) 中国恒大集団のデフォルトリスクについて過度なリスク警戒感が後退

2021年10月01日 75.72 (+176pips上昇) 中国当局が供給をしっかりしろ!との一部報道が好感されて爆買いされる
2021年10月08日 79.50 (+378pips上昇) OPECプラスが微増産40万バレルを維持した事で需給ひっ迫懸念が台頭。おまけに天然ガスの高騰で石油に資金が転換してきているらしい
2021年10月15日 82.47 (+297pips上昇) サウジが増産する気はないと表明してホイワイトハウスの要請を無視した形となる。需給ひっ迫懸念で買われる
2021年10月22日 84.15 (+168pips上昇) 相変わらず需給ひっ迫懸念で買われている。FRBは早期利上げに消極的な発言をしている。
2021年10月29日 83.28 (-87pips下落)

2021年11月05日 81.34 (-194pips下落) OPECプラスは40万バレル増産維持で決定。サウジの日量1000万バレル報道で価格が急落
2021年11月12日 80.82 (-52pips下落) バイデン大統領がエネルギー価格高騰に対処する報道で原油が売られる
2021年11月19日 75.64 (-518pips下落) 欧州で再び新型コロナウイルスの感染再拡大が懸念され価格が急落。オーストリアは来週22からロックダウン
2021年11月26日 68.16 (-748pips下落) 南アフリカで新型コロナウイルスの変異株が見つかり市場全体でリスクOFFからの大暴落!!

2021年12月03日 66.39 (-177pips下落) モデルナCEOがオミクロン株に既存のワクチンの効果は薄れるかも発言でリスク回避が加速!!

まとめ

結局のところ、俺のリアル口座は11月11日の謎上げで変な事しなかったら
デモもリアルも爆益だったという事が分かった…。

今現在、就活をしているので
このデモ口座の爆益1000万円を見ながら
残りの人生を謳歌しようと思います…。

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原油

Posted by 旭(あきら)