【ファンドも涙目】原油大暴落2018まとめ!!こんなに下がったのは誰のせい!?トランプおめーだよwww
2018年、私は原油の暴騰と暴落を体験し
暴騰の利益を木っ端微塵に粉砕してしまった。
このリアルタイムに体験した暴騰と暴落は
私の投機人生において良い経験をさせてもらったと思う。
さて原油は何ゆえ暴騰して
そして暴落する事になったのか?
今年1年リアルタイムに夜遅くまでチャートに張り付いて
目に焼き付けてきた暴騰と暴落の流れをまとめて行こうと思う。
原油が76ドルまで暴騰した経緯
私が原油に参戦したのは2018年2月ごろ。
1月にWTI原油は66ドルから61ドルくらいまで下がってきていた。
2月の高値も66ドルとダブルトップを形成したかのような流れであり
在庫も増え気味で60ドルを維持するのは厳しいだろうという見方だった。
原油は日足三角を上抜き66.5ドルという重要な節目を上抜いた
しかし在庫増とは裏腹に59ドル台では
しっかり買われる様子を見せていた。
これが数回にわたり買われ徐々に日足三角を形成する状況になり
上も下も収束し始めていた。
その後、原油は日足三角の62ドルを基点に上に抜き
上昇を始めるきっかけを作った。
その後4月に一度62ドルに戻ってくる様子を見せるが
これはショーターにとってはぬか喜びさせるための罠であり
よく見れば三角上抜けした位置に戻ってきただけだった。
ショーター最後の逃げ場でロングドテンする絶好のタイミングであった。
しかし多くのショーターはここから下へ行くことを夢見ていたのは私を含め事実であった。
案の定4月の前半に62ドルが押し目となり大きく反転した。
そして月足ベースでの66.5ドルという重要なレジスタンスラインを
上に抜けて終わった。
ここで完全に原油は上昇するという目線に代わった。
そして私の59ドル~61ドル台で売った原油は
ここで損切りするハメになり、ドテンロングへと切り替えた。
(国内原油の売り損失はー200万円ほど。しばらく唖然としていた)
66.5から下抜けはないだろうという思いが通じたのか
数日間ここから下へ行こうとしても買い支えが厚かった。
レンジ相場ではあったし
証拠金をなくした後に残りのお金で挑んだのもあって
かなりのストレスがあったのも事実である。
そこから9日間レンジを繰り返し
10日目あたりからレンジ上抜け開始でどんどん上昇し始めていった。
そして6月にOPEC総会があり
原油在庫を増産するのではないかという思惑から
5月の終わりに72.9ドルあたりで頭打ちで原油は売られることになる。
またトランプが原油が高いとツイートし始めたのも
この時期からである。
(このときのツイートは68ドル台で出来高が少ない時期にツイートされたので
無視されて上がっていったけどねw)
一旦、頭打ちに見えた原油だが再び上昇を始めたきっかけとは!?
6月の後半にOPEC総会が開かれ
減産方針を2018年末までにするのか
供給量が減ってるので増産するのかの議論が注目されていた。
OPEC総会前の流れは以下のとおり。
- 5月の終わりに原油高とOPECで供給を増やすという思惑から売られ
- 72.9ドルから63ドルまで売り込まれた。
OPEC総会後の流れは以下のとおり。
- 供給量が市場の予想より少ないって事で買われた
- 63ドルが底となり75ドルまで大暴騰
- 1週間で12ドル(1200pips)も上昇する大暴騰を見せた
OPEC総会後にまさかの大暴騰を見せ付けてくれた・・・w
たった1週間で12ドル(1200pips)も暴騰しやがった・・・w
国内商品先物の枚数で計算すると
1枚あたりWTI原油が1ドル(100pips)動けば5万円くらいの利益になる。
つまり12ドル動いたってことは12*5万=60万円の利益となる。
1週間で1200pipsの威力がお分かりいただけただろうか?
しかも押し目という押し目は月曜日の初押しだけで
それ以外は一気に爆上げ!!
ロンガーも月曜日以外は追っかけ買いするしか入る隙もない状況だった。
ショーターは月曜の初押しでしか逃げられない状況なわけ。
原油の一方通行は怖すぎるでしょ。
OPEC前の下落で66.5ドルあたりで買った原油ロングは決済して
原油は売りで挑んでいた。(また死ぬんかと思った)
ロング決済時に50万くらいの利益で
残りマイナス150万は売りで取り戻す勝負にでています。
12ドルの買い上げ後はやっぱり利益確定売り
あまりの急上昇に買いは続かず75ドルあたりで頭打ちとなり
そこから下落に転じる。
陰線二本目あたりの69ドルくらいで売りは決済
ここで130万円くらいの利益になったので
原資回復まで20万ぐらいの射程圏内に突入しました。
こっからまた原油ネタでややこしい問題が発生する。
イラン制裁が10月に待ち受けて76ドルまで上昇を始める
12ドル上げの利益決済後、レンジ相場から70ドルに戻れず下げに転じる。
この時、日足の上昇トレンドを下に抜けたので弱気転換か?
と誰もがそう思っていた。
するとイランの原油輸出ゼロにする!という
アメリカのイラン制裁が実施されるネタが浮上してきた。
イラン制裁が10月に実施されるわけだから
64ドルの節目に上昇転換が始まった。
今回は一方通行ではなく押し戻りを繰り返しながら76ドルに達成するという
少し難しい展開です。
70ドルの上昇トレンドを回帰してからは
76ドルまではすんなり上がっていきました。
とりあえず68ドル~64ドルでナンピンしたロングポジションは
70ドルくらいで決済して撤退。
これで原資回復(200万円)して48万円くらいプラスとなりました。(248万円)
めでたしめでたしと思いますが
ここから暴落の悲劇に襲われます。
原油が45ドルまで暴落した経緯
さて10月で76ドルの達成感が出てまいりました。
週足を見ればわかると思いますが
いってもせいぜい77ドル~80ドルくらい。
3ドル~4ドルくらいの値幅が限界かなと思っていました。
週足チャネルも77ドルが限界ラインだったので
このくらいが妥当だろうなと思っていました。
だから75ドルあたりで売りで入ったのに一時的な上昇を警戒してしまい
一時陽線で売りポジ解消するというヘマをやらかしました。
案の定ダマシで
おまけにイラン原油輸出ゼロ制裁はトランプが緩和したことで
半年間延期となりました・・・w
また76ドルまで上昇したのは
イランの原油輸出ゼロで原油の供給が足りない!!と市場が騒ぎ始め
6月のOPEC会合の増産では足りない!!と市場不安を煽り
OPECが緊急会合を開いて100万くらいサウジが増産すると発表した後でした。
そんな中でイラン制裁の原油輸出ゼロ制裁は半年間延期・・・w
トランプさんマジ!?と思いました。
ここから原油の在庫がダブつくという懸念から売りが徐々に加速することになります。
さらに追い討ちをかけるように原油弱気ネタがどんどん浮上してきます。
10月に原油が弱気相場になった要因まとめ
- イラン原油輸出ゼロ制裁の延期 半年間
- サウジはイラン原油ゼロ制裁に合わせて100万増産したばかり(すぐには変更できない)
- サウジ記者殺害によるサウジ国家の信用不安が浮上
- サウジ記者殺害にサウジ王子の関与が疑われる(トルコがチクる)
- トランプがサウジ王子は記者殺害に関与はしていないとサウジに恩を売る
- サウジに恩を売ったトランプが12月のOPEC総会で減産はしてほしくないとツイート
- トランプがサウジに恩を売ったのでサウジは12月のOPEC総会で思い切った減産はできないだろうという思惑が蔓延する
こんだけの弱気ネタが10月からOPEC総会の12月3日まで続いた。
在庫増のダブつき懸念からOPEC減産できないだろう懸念で原油は大暴落!!
値幅はなんと27ドル!!(2700pips)
この原油大暴落にトランプは大喜び。
原油はもっと下がれとツイートする。
しかし、この原油大暴落が経済のリセッション懸念を呼び込み
株が下落に転じ始める。
これまでダウは24250ドルを耐えてきた。
しかしOPECが12月3日に減産したにもかかわらず
すでに原油が大暴落していることから経済はリセッションの不安が蔓延しており
復活の兆しは遠のいた。
ここからダウが崩れ始め原油も12月3日のOPEC減産後の一時上昇をしただけで
50ドルを割れてしまう事になる。
そしてあれよあれよと株が落ちて
原油も45ドルまで落ち込んでしまう。
俺の70ドル、69ドル、64ドル、55ドル、50ドルのナンピンは
48ドルに下抜けた時点で損切りとなる。(-386万円)
そして原油はとうとう45ドルまで落ちてきた。
利益を全部吹っ飛ばしてマイナスになり
最悪のブラッククリスマス前日に至る。
株が暴落を開始したばかりなので
原油が復活するのは当分先かなと思われる。
おわりに
アメリカのトランプ大統領よ
あなたが原油安に導いた結果、株はリセッション懸念が蔓延し
株高一強の時代も終わりを告げようとしている。
原油安にするべきではなかった事を後悔するがいい。
ダウの日足と週足
日経225の日足と週足
ここに挙げてる日足や週足のチャートを見てみろ。
こうなったら口先介入だけじゃ止まらなくなるのが相場。
株の大暴落は始まったばかり。
トランプよ口先介入だけでは相場が動かなくなる
というのを痛感するといい。
株の下落に歯止めがかからなくなる事で現実を見るハメになるだろう。
原油は60ドルでも経済が回り
その前には100ドルでも経済は回っていた。
ぶっちゃけると70ドルなんて平均なんだよ
やり過ぎた事を後悔するといい。
グッバイ!!株一強時代!!
社会人は大恐慌によるリストラに備えようね!
おつかれい!
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