WTI原油 【見通し・予想】下落警戒 新型コロナウイルスによる需要が低下し在庫も増えるみたい テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2020年10月16日(金)の週を終えて
2020年10月16日(金)の週を終えて
WTI原油のチャートとCFTCの大口の動向、そして個人のポジション状況を見ながら
相場の分析をして今後のWTI原油の相場の見通しや
価格を予想していきます。
チャンスがあれば海外ハイレバ口座と国内先物口座を利用して、トレードしていくつもりでいます。
それでは、各章の状況を見ながら、相場を予想していきます。
WTI原油 テクニカル分析と大口と個人のポジションから相場の強弱を予想(2020年10月16日(金)の週を終えて)
#WTI原油・俺ニカル分析
2020年10月16日の週を終えて新型コロナウイルス感染第2波を警戒した
需要の低下と来年のOPECプラスが協調減産を
縮小する見通しから嫌気されて
原油は伸び悩んでいるチャートの形も少し悪い
見た感じ下落しそうな雰囲気を感じる
株価もイマイチだし
一緒に下落しそう pic.twitter.com/N3BZ21U5ek— 堅実なる投機家@-461万円・原油相場で負けた分を取り戻し中 (@kenjitutouki) October 18, 2020
上記ツイートで大枠について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて解説していきます。
WTI原油の在庫状況
API在庫の状況
EIA在庫の状況
原油の在庫の状況 考察 まとめ
在庫状況はクッシング在庫以外どれも多めに減少しているようです。
市場のネタとしてはインパクトが大きく、原油価格は上昇したものの
新型コロナの影響で需給見通しが低下する予想を受けて
その場限りの展開となっています。
WTI原油のCFTCのポシション状況を比較
トランプ大統領が新型コロナウイルスから復帰して1週間がたちましたが
ポジション状況は全体的に減って
小口だけが買っている状態となっています。
原油価格はというと、需給見通しが低下する予想を受けて伸び悩んでいます。
この感じを見ると、高値を更新していくような雰囲気は無さそうに思います。
WTI原油の個人のポジション状況
トランプ大統領が新型コロナウイルスから復帰して1週間がたちましたが
この週は原油価格は上昇したものの、週で見ると19pipsしか伸びていません。
新型コロナウイルスの影響で需給見通しの低下予想が響いているのか
在庫が減っていても高値を追っていくような展開にはなっていません。
そんな中で個人は買ったり売ったりを繰り返しているので
トランプ大統領の発言に翻弄されているように思います。
WTI原油 テクニカル分析
サポートラインの1週間のダイジェスト
- 週の始めに下落したものの、25日SMAで買い支えられています
- その後、41ドル台に突入したものの伸び悩んで週を終えています
直近のサポートライン
36.66 ピンクのライン
トランプ大統領が新型コロナウイルスから復帰した事で
ここを耐える形で反転上昇したのを見ると
サポートとして意識されているラインだと思われます。
25日SMAもわりと買い支えが強いので、そちらも意識しておくと良いと思います。
直近のレジスタンス
41.51~42.34の赤いライン
このラインは長い間、上下を繰り返しながらの攻防を繰り広げ
その後、大きく反転下落した場所でもあるので
レジスタンスとして意識されると思います。
直近では、41ドル台に突入後、打ち返されて伸び悩んでるので
それなりにレジスタンスとして意識されていると思います。
WTI原油 ファンダメンタルズ分析
2020年10月12日(月曜日)から10月16日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
10月12日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
メキシコ湾岸に発生したハリケーン『デルタ』の勢力が弱まり
アメリカで石油や天然ガスの施設が再開した事や
ノルウェーの石油・ガス田でストライキが終了した事で
供給懸念が和らいで原油は下落しました。
高値40.55 → 終値39.48(-107pips下落)
10月13日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
中国の貿易統計が良かった事を背景に原油は反発しました。
安値39.34 → 終値40.16(+82pips上昇)
10月14日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
中国の原油輸入の増加で上昇しました。
中国は世界最大の原油輸入国であり、需給引き締まり観測から
原油価格は前日に引き続き上昇しました。
安値39.81 → 終値41.09(+128pips上昇)
10月15日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
新型コロナウイルスの感染者が増加している事を受けて
国際エネルギー機関(IEA)は世界の原油在庫は増加すると予想した。
これを受けて原油価格は下落したものの
APIやEIA在庫統計で原油在庫が大幅に減ったのを背景に
安値拾いの買い戻しが入って終了しました。
高値41.27 → 終値40.91(-36pips下落)
10月16日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
OPECプラスで新型コロナウイルスによる影響で
需要回復が予想以上に遅れていることから
2021年には日量20万バレルの供給過多になる恐れがあるとの見通しを示した事が嫌気され
原油価格は下落して終わりました。
ただ安いところでは買い戻しが入ってるようです。
高値41.02 → 終値40.74(-28pips下落)
週の終値を比較
2020年3月07日 41.51 ←次のターゲット?
2020年3月13日 33.25 ←ターゲットクリア
2020年3月21日 23.40 ←ターゲットクリア
2020年3月27日 21.80
2020年4月03日 28.79 ←ターゲットクリア
2020年4月09日 23.18 ←ターゲットクリア
2020年4月17日 18.44
2020年4月24日 17.31 ←史上初のマイナス取引となった週の終値
2020年5月01日 19.70 ←U字回復を期待できる所まで回復した
2020年5月08日 26.10 ←暴騰w
2020年5月15日 29.79 ←押し目待ちに押し目なしで高止まりからの踏み上げ!
2020年5月22日 33.56
2020年5月29日 35.19 ←3月13日の終値をクリア!
2020年6月05日 39.07 ←ターゲットに届かず折り返す…
2020年6月12日 36.50
2020年6月19日 39.42
2020年6月26日 38.17
2020年7月03日 40.23
2020年7月10日 40.57
2020年7月17日 40.58
2020年7月24日 41.24 ←ターゲットまであと30pipsぐらい
2020年7月31日 40.44
2020年8月07日 41.53 ←3月7日の終値を+2pips上回った状態
2020年8月14日 42.20 ←3月7日の終値を上回った状態
2020年8月21日 42.27 ←3月7日の終値を上回った状態
2020年8月28日 42.93 (+66pips上昇) ←42.34を上回った状態
2020年9月04日 39.42 (-351pips下落) 暴落の構え
2020年9月11日 37.30 (-212pips下落) 下落2週目
2020年9月18日 40.88 (+358pips上昇)
2020年9月25日 40.09 (-79pips下落)
2020年10月02日 37.01 (-308pips下落) ← トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染
2020年10月09日 40.55 (+354pips上昇) ← トランプ大統領が新型コロナウイルスから復帰
2020年10月16日 40.74 (+19pips上昇)
まとめ
WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。
- ハリケーン『デルタ』の影響が弱まりアメリカで石油生産施設の再開された事から原油価格は下落
- ノルウェーでストライキが収拾した事で供給懸念が和らいで原油価格は下落
- 中国で原油輸入が増えた事で、需要引き締まり観測から原油は反転上昇
- しかし、41.51を超えられず高止まり
- OPECプラスで新型コロナウイルスの影響で石油需要見通しが低下している事で価格が伸び悩んでいる
需要見通しが悪いし、41.51を超えられなけりゃ下落かなぁ…。
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