WTI原油 【見通し・予想】方向を見定める動き テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2020年9月25日(金)の週を終えて
2020年9月25日(金)の週を終えて
WTI原油のチャートとCFTCの大口の動向、そして個人のポジション状況を見ながら
相場の分析をして今後のWTI原油の相場の見通しや
価格を予想していきます。
チャンスがあれば海外ハイレバ口座と国内先物口座を利用して、トレードしていくつもりでいます。
それでは、各章の状況を見ながら、相場を予想していきます。
WTI原油 テクニカル分析と大口と個人のポジションから相場の強弱を予想(2020年9月25日(金)の週を終えて)
#WTI原油・俺ニカル分析
2020年9月25日の週を終えて・リビアの石油施設封鎖措置を解除した事
・新型コロナウイルスの感染者が欧州各国で急増
・アメリカの景気刺激策が大統領選前に決まるのが難しいとの懸念これらネガティブな情報で原油は下落
週間在庫統計で原油在庫が減ってのが唯一の救い pic.twitter.com/9A0gAMvaMF
— 堅実なる投機家@-471万円・原油相場で負けた分を取り戻し中 (@kenjitutouki) September 26, 2020
上記ツイートで大枠について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて解説していきます。
WTI原油の在庫状況
API在庫の状況
EIA在庫の状況
原油の在庫の状況 考察 まとめ
引き続きエネルギー需要減退懸念で原油価格は下落してはいるものの
在庫統計の減り具合が着目されて買われている状況です。
また市場予想でも減る事がネタにされており
最近の傾向は原油在庫で価格を動かしている節があるので
注目しておいた方がいいかもしれません。
WTI原油のCFTCのポシション状況を比較
大口の売りと小口の買いの減少が目立ちますね。
大口は前の週で売りで踏みあげられた状態だったので
ポジションを切った可能性が高いですね。
小口は原油価格が40ドルから上がらないのを見て手仕舞いしているように思えます。
WTI原油の個人のポジション状況
個人の買いが少し増えていますね。
ただ40ドルを超えきれないのを見ると
買いで入るのは微妙なのかなと思いました。
WTI原油 テクニカル分析
サポートラインの1週間のダイジェスト
- 週の始めに41.51に到達できず大きく下落
- その後、転換線に支えられジワジワと上昇して引ける
直近のサポートライン
一目均衡表の雲の下限と転換線
直近では一目均衡表の雲の下限と転換線が重なっており
原油は下落してもこのあたりで買い支えられてジワジワ上昇している事から
このラインが直近のサポートだと思われます。
ここを下抜けてくるようだと次のターゲットとして
36.66 ピンクのラインを目指す展開になるのではないでしょうか。
直近のレジスタンス
41.51~42.34の赤いライン
このラインは長い間、上下を繰り返しながらの攻防を繰り広げ
その後、大きく反転下落した場所でもあるので
レジスタンスとして意識されると思います。
直近では、一目均衡表の雲の上限と41.51が重なり
そこから大きく下落しているのを見ると
レジスタンスとして意識されていると思います。
WTI原油 ファンダメンタルズ分析
2020年9月21日(月曜日)から9月25日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
9月21日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
この日は3つのネガティブな内容で原油価格は下落しました。
- リビア東部の軍事組織がトリポリ政府とエネルギー収入を公平に分配するとの事で合意した。これを受けて石油生産の封鎖措置を1ヵ月解除すると発表しました
- 欧州各国で新型コロナウイルスの感染者が急増していることでエネルギー需要の懸念が台頭しました
- アメリカの景気刺激策がアメリカの大統領選前に成立するのが難しいとの懸念から株価が下落し、リスク回避の動きとなる
高値41.25 → 終値39.56(-169pips下落)
9月22日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
週間在庫統計の予想で原油在庫の減少が見込まれている事から
需給引き締まり観測で原油は買い支えられた。
また欧州で新型コロナウイルスの感染者が急増しているとあるが
経済的な影響は限定的にとどまるだろうとの見方が出ているようで
それもあって原油の下げは限定的にとどまってる模様。
始値39.56 → 終値39.74(+18pips)
9月23日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
週間在庫統計で需給引き締まり観測で買われていた原油だが
結果が出ると利益確定売りに押されて終了しました。
また協調減産を免除されているリビアの生産再開も需要面で嫌気されているようで
売りの材料となった。
欧州などで新型コロナウイルスの感染拡大が
エネルギー需要減退を招くと引き続き意識されているようです。
高値40.70 → 終値39.57(-113pips下落)
9月24日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
週間在庫統計の発表で利益確定売りに押された原油ですが
ここで再び原油在庫の減りが評価され買い戻される動きとなりました。
安値39.11 → 終値40.16(+105pips上昇)
9月25日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
アメリカや欧州各国で新型コロナウイルスの新規感染者が増加しており
第2波への警戒感からエネルギー需要減退懸念が台頭して原油は売られましたが
この日は十字足で引けています。
始値40.16 → 終値40.09(-7pips下落)
週の終値を比較
2020年3月07日 41.51 ←次のターゲット?
2020年3月13日 33.25 ←ターゲットクリア
2020年3月21日 23.40 ←ターゲットクリア
2020年3月27日 21.80
2020年4月03日 28.79 ←ターゲットクリア
2020年4月09日 23.18 ←ターゲットクリア
2020年4月17日 18.44
2020年4月24日 17.31 ←史上初のマイナス取引となった週の終値
2020年5月01日 19.70 ←U字回復を期待できる所まで回復した
2020年5月08日 26.10 ←暴騰w
2020年5月15日 29.79 ←押し目待ちに押し目なしで高止まりからの踏み上げ!
2020年5月22日 33.56
2020年5月29日 35.19 ←3月13日の終値をクリア!
2020年6月05日 39.07 ←ターゲットに届かず折り返す…
2020年6月12日 36.50
2020年6月19日 39.42
2020年6月26日 38.17
2020年7月03日 40.23
2020年7月10日 40.57
2020年7月17日 40.58
2020年7月24日 41.24 ←ターゲットまであと30pipsぐらい
2020年7月31日 40.44
2020年8月07日 41.53 ←3月7日の終値を+2pips上回った状態
2020年8月14日 42.20 ←3月7日の終値を上回った状態
2020年8月21日 42.27 ←3月7日の終値を上回った状態
2020年8月28日 42.93 (+66pips上昇) ←42.34を上回った状態
2020年9月04日 39.42 (-351pips下落) 暴落の構え
2020年9月11日 37.30 (-212pips下落) 下落2週目
2020年9月18日 40.88 (+358pips上昇)
2020年9月25日 40.09 (-79pips下落)
まとめ
WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。
- リビアで石油施設封鎖が解除され原油供給が増えることが意識され原油が売られる
- 欧州各国で新型コロナウイルス感染者が急増し第2波を警戒したエネルギー需要減退懸念で原油は売られる
- アメリカで追加景気刺激策が大統領選前に決まらない懸念から株価が下落しリスク回避により原油は売られる
- 唯一の上げ材料は週間石油統計で在庫が減っている事
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