WTI原油 【見通し・予想】OPECプラスの減産が7月・8月と続くことから期待で価格が上昇 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2020年6月05日(金)の週を終えて
2020年6月05日(金)の週を終えて
WTI原油のチャートとCFTCの大口の動向、そして個人のポジション状況を見ながら
相場の分析をして今後のWTI原油の相場の見通しや
価格を予想していきます。
チャンスがあれば海外ハイレバ口座と国内先物口座を利用して、トレードしていくつもりでいます。
それでは、各章の状況を見ながら、相場を予想していきます。
WTI原油 テクニカル分析と大口と個人のポジションから相場の強弱を予想(2020年6月05日(金)の週を終えて)
#WTI原油・俺ニカル分析
2020年6月5日の週を終えて1週間買いが継続し押し目もなく
ひたすら上昇する原油OPECと非加盟国の協議が前倒しになるとの報道と
970万バレルの減産が7月以降も続くとの見方から
期待で原油は買われるちなみに前倒し予定のOPEC協議は見送りで
本日6日に開催されるようです pic.twitter.com/PaKLYdZKs7— 堅実なる投機家@-491万7112円・原油相場で負けた男 (@kenjitutouki) June 6, 2020
上記ツイートで大枠について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて解説していきます。
WTI原油の在庫状況
API在庫の状況
EIA在庫の状況
原油の在庫の状況 考察 まとめ
原油の在庫は5月26日と27日に増えましたが
6月2日と3日に再び減少に転じました。
リグ稼働数が減少を続ける中で
原油の在庫も減っているのを見ると
供給過剰懸念も薄れ始めるのではないかと思います。
どこかで供給不足のネタが出て
原油価格を押し上げる日が来るかもしれないと私は思いました。
WTI原油のCFTCのポシション状況を比較
大口の買いポジションが大きく増えています。
買いは強気で攻めていますね。
たいした押し目もなく上昇しているので
追っかけ商いしないと儲けられないと判断して
買いを入れたように思います。
WTI原油の個人のポジション状況
5月30日に少し売りが増えていたのが気がかりでしたが
案の定、原油価格が押し上げた事により
素早く損切りしてドテン買いに転じたように思います。
終値ベースのターゲットで見ると
41.51あたりまで上昇するのではないかと見ていますが
買いが増え始めているのを見ると
高値警戒感も気にしておかないといけないのかなとも思います。
WTI原油 テクニカル分析
先週引いたサポートラインのおさらい
- 33.25をクリアした状態から週が始まりました
- そこから5日線に支えられ、上昇を続けて週を終えました
直近のレジスタンス
41.51と42.34の赤いライン
41.51は3月07日の週の終値です。
直近の終値のターゲット33.25を明確に上抜けた状態で
次の終値のターゲットが41.51にあるので
ここを第1のレジスタンスとしました。
次に42.34ですが、ここは2018年のブラッククリスマスの最安値のラインです。
このあたりはボリンジャーバンドの+3σがあるので
伸び切った所を売られる場面があると思われます。
ただ強すぎる相場なので大きく伸びる事も考えるので
注意が必要です。
この付近で相場が荒れるのではないかと思います。
直近のサポートライン
不明です。
深く押さない押し目の無い相場が延々と続き
上昇を続けている中で、どこがサポートになるのか見当がつきません。
WTI原油 ファンダメンタルズ分析
2020年6月1日(月曜日)から6月5日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
6月1日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
陽線コマ足で終了しました
米中対立懸念による景気の先行き懸念から伸び悩みましたが
OPECプラスの6月の会合が前倒しで早くなるとの報道で
期待感から買い支えられました。
安値34.26 → 終値35.54(+128pips上昇)
6月2日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
陽線で高値更新して終了しました
OPECプラスは6月末に日量970万バレルの減産を770万バレルにする方向でしたが
7月か8月まで続ける事を検討していると報道された事が好感され
原油は前日の高値を更新しました。
安値35.27 → 終値36.84(+157pips上昇)
6月3日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
陰線十字足で終了しました
OPECプラスの会合が見送りになる可能性と
減産継続に向けた交渉が難航しているとの報道で
十字足で終わりました。
始値36.84 → 終値36.72 (-0.12)
6月4日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
高値更新はなく陽線で終了しました
この日にOPECプラスの協議が予定されていたが
見送りになった。
また減産合意を無視する一部の産油国への対応を巡り
調整が難航していると報道された事が嫌気された。
しかし、なぜか原油は買い支えられ、陽線で引けました。
安値36.36 → 終値37.32(+96pips上昇)
5月29日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
陽線で高値を更新して週を終えました。
雇用統計が良好な内容だったことで
株価が大幅上昇し、リスクONで原油も買われたようです。
またOPECプラスの会議が6日に開かれると明らかになった事で
減産を巡り、関係国との調整が進んだとの期待から
原油が買われたようです。
この日、高値を更新して週を終えました。
安値37.03 → 終値39.07 (+204pips上昇)
週の終値を比較
2020年3月07日 41.51 ←次のターゲット
2020年3月13日 33.25 ←ターゲットクリア
2020年3月21日 23.40 ←ターゲットクリア
2020年3月27日 21.80
2020年4月03日 28.79 ←ターゲットクリア
2020年4月09日 23.18 ←ターゲットクリア
2020年4月17日 18.44
2020年4月24日 17.31 ←史上初のマイナス取引となった週の終値
2020年5月01日 19.70 ←U字回復を期待できる所まで回復した
2020年5月08日 26.10 ←暴騰w
2020年5月15日 29.79 ←押し目待ちに押し目なしで高止まりからの踏み上げ!
2020年5月22日 33.56
2020年5月29日 35.19 ←3月13日の終値をクリア!
2020年6月05日 39.07 (+388pips上昇)
まとめ
WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。
- 週の前半は米中対立懸念で伸び悩みました
- しかし、OPECプラスの減産協議が前倒しになる事と970万バレルの減産が7月と8月も続行されるとの期待から原油価格は上昇しました
- 週の終わりには、OPECプラスの会合が見送りになった事や減産合意を無視する国の調整が難航している事から上昇は止まりましたが、なぜか買い支えられました
- その後、アメリカの雇用統計が改善された事で株価が大きく上昇し、リスクONで原油もつられて上昇。
- また、OPECプラスの会合が6日に開かれることで、協調減産の調整が進んだとの期待から高値を更新して週を終えました
なんぼでもポジティブに受け取られ、
ネガティブなネタでも大して下がらない相場になっています。
押し目もなく飛び乗るしか利益が乗らない相場って本当に嫌…。
いつになったら下がってくれるのだろうか。
週の終値のターゲットは41.51なので
ここまであと200pips程度。
週間で300~400pips上昇しているので
すぐ到達しそうですね。
いったい、どこまで上昇するんだろう。
何もできずに眺める事しかできない。
歯がゆい次第です。
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