WTI原油 OPECプラスの協調減産延長が期待されて原油はうなぎ登り!!テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場を予想 2020年5月29日(金)の週を終えて
2020年5月29日(金)の週を終えて
WTI原油のチャートとCFTCの大口の動向、そして個人のポジション状況を見ながら
相場の分析をしていきます。
チャンスがあれば海外ハイレバ口座と国内先物口座を利用して、トレードしていくつもりでいます。
それでは、各章の状況を見ながら、相場を予想していきます。
WTI原油 テクニカル分析と大口と個人のポジションから相場の強弱を予想(2020年5月29日(金)の週を終えて)
#WTI原油・俺ニカル分析
2020年5月29日の週を終えて
今後のWTI原油の価格予想や見通しについてもう週の終値33.25をクリアしたので
目先は41ドルか45ドルしかなくなってきてるたいした押し目もなく上昇していく原油価格
追っかけ商い出来る奴しか
儲ける事ができないイヤらしい相場が続く pic.twitter.com/3MdIKwQ9Zi— 堅実なる投機家@-491万7112円・原油相場で負けた男 (@kenjitutouki) May 30, 2020
上記ツイートで大枠について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて解説していきます。
WTI原油の在庫状況
API在庫の状況
EIA在庫の状況
在庫の状況 まとめ
API、EIAともに原油在庫がなぜか増えています。
減っているのはクッシング在庫のみ。
とはいえリグ稼働数が減り続けてる状況なので
一時的な増加なのかなと思います。
WTI原油のCFTCのポシション状況を比較
大口の売りポジションが減少傾向にありましたが
ここにきて売りが増えています。
ただ原油価格の上昇が止まらない現在
売りが増えてるのは少し警戒すべきか…。
WTI原油の個人のポジション状況
2020年3月14日の週の終値を上に抜けて終えました。
その状況の中で、買いが減って売りが少し増えてます。
次の上値ターゲットが41.5になるので
この売りをこなして上昇していくのか
動向を見ておく必要があると思います。
WTI原油 テクニカル分析
先週引いたサポートラインのおさらい
- 週の前半は33.25のピンクのラインを少し上回った状態で推移していました
- 週の中盤から後半にかけて33.25のピンクのラインを下押しました
- しかし、週の後半は下押した所を買い戻され33.25のピンクのラインを大きく上抜けて週を終えました
直近のレジスタンス
41.51と42.34の赤いライン
41.51は3月07日の週の終値です。
直近の終値のターゲット33.25を明確に上抜けた状態で
次の終値のターゲットが41.51にあるので
ここを第1のレジスタンスとしました。
次に42.34ですが、ここは2018年のブラッククリスマスの最安値のラインです。
このあたりはボリンジャーバンドの+3σがあるので
伸び切った所を売られる場面があると思われます。
ただ強すぎる相場なので大きく伸びる事も考えるので
注意が必要です。
この付近で相場が荒れるのではないかと思います。
直近のサポートライン
不明です。
深く押さない押し目の無い相場が延々と続き
上昇を続けている中で、どこがサポートになるのか見当がつきません。
WTI原油 ファンダメンタルズ分析
2020年5月25日(月曜日)から5月29日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
5月25日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
下髭十字足で終了しました
アメリカ市場は休場なので
たいしたネタは無く、値動きも微妙な感じで終わりました。
始値33.56 → 終値33.69(+13pips)
5月26日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
少し上昇して終了しました
ロシアの産油量が減産合意で設定した規模に近づいたとの報道が好感されました。
またノバク・エネルギー相が現在の減産規模を6月以降も続ける事などを
協議する見通しと報じられた事も原油価格を押し上げる要因となりました。
ノバク・エネルギー相は国際原油市場の需給が
今後2カ月で均衡するとの見方をしているようです。
安値33.37 → 終値34.14(+77pips上昇)
5月27日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
下落して終了しました
中国政府が香港に国家安全法を導入する事を巡って
トランプ大統領が中国当局者や緊急帰還などへの制裁を検討しているとの報道や
ポンペオ国務長官が香港に認めてきた関税やピザ発給などの優遇措置の停止に繋がる可能性があると発言
これを受けて米中対立懸念から原油は売られました。
この日、ロシアのプーチン大統領がサウジアラビアのムハマンド皇太子と電話会談して
原油のさらなる減産に向けた緊密な調整に合意したと発表しましたが
原油価格はそれほど動きませんでした。
高値34.30 → 終値32.20(-210pips下落)
5月28日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
前日の流れを引き継いで続落していましたが、
大きく買い戻されて終了しました
OPECと非加盟国で構成するOPECプラスが
6月9日から10日にテレビ会議を開いて、7月以降も減産延長についてどうするか
協議するようです。
この協議の発表の前に、前日ロシアのプーチン大統領とサウジアラビアのムハマンド皇太子が
電話会談して原油のさらなる減産に向けた緊密な調整に合意したと発表していたことから
OPECプラスの会議が協調減産の延長が期待されて
原油は大きく買い戻されました。
安値31.12 → 終値33.63(+251pips上昇)
5月29日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
前日の買い戻しの流れを引き継いで
続伸して33.25のラインを上抜けて週を終えました。
あとはEIAの在庫でクッシング在庫の減りと
経済活動の再開が欧米で続いている事から
石油需要の回復が期待されて原油価格を押し上げました。
米中対立懸念はどこへ行ったのやら…。
週の終値を比較
2020年3月07日 41.51 ←次のターゲット
2020年3月13日 33.25 ←ターゲットクリア
2020年3月21日 23.40 ←ターゲットクリア
2020年3月27日 21.80
2020年4月03日 28.79 ←ターゲットクリア
2020年4月09日 23.18 ←ターゲットクリア
2020年4月17日 18.44
2020年4月24日 17.31 ←史上初のマイナス取引となった週の終値
2020年5月01日 19.70 ←U字回復を期待できる所まで回復した
2020年5月08日 26.10 ←暴騰w
2020年5月15日 29.79 ←押し目待ちに押し目なしで高止まりからの踏み上げ!
2020年5月22日 33.56
2020年5月29日 35.19 ←3月13日の終値をクリア!
まとめ
WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。
- 香港への国家安全法を巡る米中対立懸念から原油は売られました
- しかし、サウジアラビアとロシアが減産に向けた協議をした事とOPECプラスの減産協議を開く事で協調減産の延長が期待されて原油が上昇しています
深い押しもなく原油はうなぎ登り状態です。
週足の33.25を上抜けたので次の終値のターゲットが41.51と
それなりの値幅があり、たいした押し目もなく上昇していく事を考えると
追っかけ商いしか儲からない嫌な相場展開が続くんだろうなと予想しています。
あぁ…早く深い押しきてくれ…。
買うに買えない難しい相場は嫌じゃ…。
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