【相場予想】WTI原油 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2020年2月21日(金)の週を終えて
2020年2月21日(金)の週を終えて
WTI原油のチャートとCFTCの大口の動向、そして個人のポジション状況を見ながら
相場の分析をしていきます。
チャンスがあれば海外ハイレバ口座と国内先物口座を利用して、トレードしていくつもりでいます。
それでは、各章の状況を見ながら、相場を予想していきます。
WTI原油 テクニカル分析と大口と個人のポジションから相場の強弱を予想(2020年2月21日(金)の週を終えて)
#WTI原油・俺ニカル分析
— 堅実なる投機家@未来の石油王 (@kenjitutouki) February 23, 2020
2020年2月21日の週を終えて
・大口は売りを大きく減らした
・小口はずーっと売りを積み増している
・個人はここで売りと買いが50%50%に拮抗した
ファンダ
・ベネズエラ制裁+追加制裁
・コロナウイルスの影響で原油需要減の見込み
・OPECはそれ見越して減産拡大するか? pic.twitter.com/z0KAmP1GjE
上記ツイートで大枠について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて解説していきます。
WTI原油の在庫状況
API在庫の状況
2月の原油のAPI在庫は増えてる流れのようですね。
EIA在庫の状況
2月の原油のEIA在庫は増えている状況ですね。
リグ稼働数も減る雰囲気はなく横ばいです。
WTI原油のCFTCのポシション状況を比較
- 大口は売りポジションを大きく減らしたようです。
- 小口は売りを積み上げていってるようです。
WTI原油の個人のポジション状況
個人の保有ポジションは50%50%で拮抗しました。1月8日(水曜日)の大天井から下落トレンドが続き、
59ドル台から買い増しされてきた個人の売り買い状況が
ようやくここにきて50%50%になりました。
WTI原油 大口と個人のポジション分析
2020年2月4日、11日、18日の流れを追ったて感じた事は
2月4日(火曜日)と5日(水曜日)に49.30と49.42ドルをつけたあたりに個人が耐え切れずにドテン売りに回ったのだと思われます。
そこから500pipsもリバウンドしましたから、
このあたりで一旦、底打ちになるのかを見定める必要があると思います。
WTI原油 チャート分析
WTI原油は2019年10月3日から2020年1月8日まで、
上昇トレンドを形成しながら65.62ドルまで上昇しました。
その期間は4カ月間、続きました。
しかし、きたる2020年1月8日に大きく上昇してから、下落していくことになります。
下落ラインを引いて、2020年2月4日(火曜日)と5日(水曜日)にいったん下げ止まって
大きくリバウンドします。
ここで短期のダブルボトムを形成。
次に、いったん下落ラインを上抜けましたが、戻り売り圧力が強くて
2月6日(木曜日)、7日(金曜日)、10(月曜日)に売り戻される形となります
途中で買いが強くなり2月12日(水曜日)に大きくリバウンドしました。
いまのところ、火曜と水曜日の在庫発表日は、2週ともリバウンドデーになっています。
さて、2020年2月17日(月曜日)から21日(金曜日)の週を分析していきます。
- 17日(月曜日)ワシントン生誕日でアメリカは休場
- 18日(火曜日)下髭を付けて終了
- 19日(水曜日)大きく上昇!
- 20日(木曜日)一旦、基準線で叩き売られる
- 21日(金曜日)売られはしたものの、下髭で終える
ここまでの分析を終えて、チャートにサポートとレジスタンスになると思われる場所に
ラインを引きました。
ピンク色の線は49.30と49.42あたりで強くリバウンドしているので
目先のサポートラインはここだろうという事で引きました。
黄色の線が2本あると思いますが、
- 54.35に線を引いた理由は、1月27日、28日、29日に横ばいした後に売られて落ちていった所だから
- 56.08に線を引いたのは、1月16日に底打ちと見せかけてリバウンドして、下に突き抜けて、一目均衡表の雲を下抜けて、大きく下落したから
これらを理由にレジスタンスラインだろうと思って線を引いています。
赤色のラインは、結構なレジスタンスになるだろうと思った場所です。
ここは、黄色のラインに到達するまえに、リバウンドで底打ち感だしておいて下落した場所であり
また、日足チャートを先にいくと、一目均衡表の雲の上限にブチ当たるのが57ドルあたりになります。
この2つの要因があたる場所なので抵抗ラインとして機能してくるだろうと思いました。
もし、これらのレジスタンスを上に抜けた場合、60ドルを目指すのではないでしょうか。
WTI原油 ファンダメンタルズ分析
2020年2月17日(月曜日)から21日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
要点をまとめると以下のようになります。
- 17日(月曜日)アメリカ休場 (ワシントン生誕日のため)
- 18日(火曜日)コロナウイルスの影響でOPECは減産幅を拡大するだろうと期待され、原油価格が買われ上昇する
- 19日(水曜日)アメリカがロシアの大手石油会社ロスネフチに制裁を科す。子会社がベネズエラの原油輸出を支援しているというのが制裁の理由。
- 19日(水曜日)アメリカが追加でベネズエラの石油流通を減らす措置をとった事で原油が買われ上昇する
- 19日(水曜日)中国が景気刺激策を打ち出した事と、コロナウイルスの感染拡大が減少した事を報告して、コロナリスクの影響が和らいで原油が買われる
- 20日(木曜日)原油在庫が予想より積み増さなかったことで、原油は買われたが、コロナウイルスの影響が再び懸念され、上値は限定的に…。
- 21日(金曜日)コロナウイルスの感染拡大が再燃し、原油は売られる。またOPECの協調減産を急がないWSJで報道され原油は売られて週を終えた。
21日(金曜日)のOPECの協調減産を急がない報道は、サウジのエネルギー相が否定している。
このファンダメンタルズの状況を見ると、
コロナウイルスの影響が薄れたのに、週の後半でコロナウイルスの感染拡大の懸念が再燃して
原油が売られてる展開になっている。
3月頃に落ち着くといいが…
日本でも感染者が出てるようだし、事態の収束はまだまだ先か…?。
とはいえ、週間ベースでは、500pipsもリバウンドしていますから
最初のインパクトは薄れている展開になるかも?
まとめ
- 大口は売りを大きく減らした
- 小口は売りを積み増してる状況
- 個人はようやく売り買い50%50%とポジション状況が拮抗した
- テクニカルでは49.3~49.4が目先の底か?
- 目先のテクニカル抵抗は54.35と56ドルあたりに潜んでいそう
- ファンダメンタルズでは、コロナウイルスの影響が薄れるかが鍵に
- OPECの協調減産の拡大があるのか?ないのか?発言次第で価格が動きそう
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません