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WTI原油 【見通し・予想・動向】大暴落で破産者続出するだろ…ロンガーはよ損切れよ…テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年8月20日(金)の週を終えて

2021年8月16日(月)から8月20日(金)の週を終えて
WTI原油の最新の動向を解説します。

  • API、EIAの最新の在庫の状況
  • 1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • 投機筋や個人投資家のポジション状況を見て市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のWTI原油の相場展開の見通しや予想を立てていきます。

この記事を最後まで見るメリットは
WTI原油の最新の動向をすべて把握できる事です。

たとえ途中から市場に参加したとしても
原油カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識する事ができると思います。

それでは、各章を見ていきましょう。

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WTI原油 見通し 予想 動向(2021年8月20日(金)の週を終えて)

解説の流れは以下の通りです。

  1. 原油の在庫状況
  2. ファンダメンタル分析
  3. テクニカル分析
  4. ポジション状況
  5. 週の終値の動向

WTI原油の在庫状況

API在庫の状況

1-API在庫-一覧表-2021年8月20日の週を終えて
1-API在庫-一覧表-2021年8月20日の週を終えて

市場の予想どおりでパッとしない。

EIA在庫の状況

2-EIA在庫-一覧表-2021年8月20日の週を終えて
2-EIA在庫-一覧表-2021年8月20日の週を終えて

うーん…ガソリンがちょっとイマイチって感じか。

原油の在庫の状況 まとめ

市場の予想の範囲内の増減だし
あまりパッとせず、ネタにもされてない感じが否めない。

夏のドライブシーズン中だけど、こんなイマイチだったら原油価格も微妙だよねって感じになりそう。

WTI原油 ファンダメンタルズ分析

2021年8月16日(月曜日)から8月20日(金曜日)の1週間のファンダメンタルズの解説や値動きの動向をチェックしていきます。

この1週間の原油価格の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • アメリカ政権がOPECの増産要請についてOPEC側が減産要請によって供給を増やす必要はない見解を示した事

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • 中国の7月の鉱工業生産と小売売上高の指標の伸び率が悪かった事
  • 日本の緊急事態宣言延長された事
  • FOMC議事録が公開され、年内の量的緩和縮小が意識されてドル高になった事
  • 新型コロナウイルスのデルタ株感染拡大が懸念された事

2021年8月16日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京からロンドンタイムは下げ優勢
NY時間にドカッと買い戻される感じ

中国の7月の鉱工業生産と小売売上高の指標の伸び率が悪かった事が嫌気されて原油売りの材料にされる。
また洪水の被害や新型コロナウイルスの感染が再び意識されてエネルギー需要の減退懸念が台頭してるらしい。

ただ、この日は下髭陽線になっており安値で買われた理由は
アメリカ政権がOPECの増産要請についてOPEC側が減産要請によって供給を増やす必要はない見解を示した事が好感されて
買い戻されたみたい。

タリバンがアフガニスタンの全土をほぼ制圧したニュースが出たが
原油価格に影響を及ぼしていない。

高値68.25 → 終値67.43(-82pips下落)
(7時~8時台)

2021年8月17日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京からロンドンタイムは下げ優勢
昨日と同じでNY時間にドカッと買い戻されるが強めの戻り売りが入る

日本の緊急事態宣言延長やドル高を背景に原油は売られた。
これよにって、前日のOPECの増産要請に従うつもりはないみたいな発言は相殺された感じになっている。

高値67.69 → 終値66.55(-114pips下落)
(8時台、23時~24時台)

2021年8月18日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京からロンドンに掛けて買い戻し優勢
NY時間からボコボコに売られて安値を更新してさらに掘り下げる…w

新型コロナウイルスのデルタ株感染が意識されて原油が売られた。

この日はFOMC議事録が公開され、年内の量的緩和縮小が意識されてドル高になった事で
商品価格の下落に寄与している。

高値67.47 → 終値64.42(-305pips下落)
(21時台)

2021年8月19日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京からロンドンは前日のNYの掘り下げ売りにつられてさらに安値を更新。
NY時間に底をうった感を見せて少しリバウンドして終了

前日と同じネタ(ドル高とデルタ株感染)で原油価格は下がった。

高値64.74 → 終値63.87(-87pips下落)
(8時~9時台)

2021年8月20日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京は昨日のリバウンドで買われていたが伸び悩み
ロンドンタイムからNYタイムにかけて戻り売り優勢で安値を掘り下げる

新型コロナウイルスの感染ネタで4日間連続下がっている。

この1週間、下髭を付けながらロンガーを安堵させながら安値を更新して下げてるので
なかなか悪質な下げ方してるなぁーって思いました。

まじでアフガニスタンのタリバン占拠がまったく価格に反映されてないのはロンガー可哀そうだなと思った。

高値64.01 → 終値61.92(-209pips下落)
(9時~10時台)

WTI原油 テクニカル分析

WTI原油の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

3-2021年08月20日の週を終えて-WTI原油-日足チャート
3-2021年08月20日の週を終えて-WTI原油-日足チャート

直近のレジスタンス

4-WTI原油-直近のレジスタンス-65-66-58ドル-日足チャート-2021年8月20日の週を終えて
4-WTI原油-直近のレジスタンス-65-66-58ドル-日足チャート-2021年8月20日の週を終えて

65ドル~66.58

下髭のネックラインが65.13あたりにあるので
戻り売り狙われるなら、この辺のネックラインの戻りを叩かれるかどうかって所。

もう少し上に66.58のトリプルボトムと見せかけての下抜けラインがあるので
売り買いの勝負の分かれ目はこの辺だろうなって感じです。

直近のサポート

5-WTI原油-直近のサポート-200MA-日足チャート-2021年8月20日の週を終えて
5-WTI原油-直近のサポート-200MA-日足チャート-2021年8月20日の週を終えて

200MA

62ドルの抵抗ラインで止まってるけど
ここでリバるかは不明なので、直近の200MAタッチぐらいはするんじゃないかって思ってます。

ちょうどボリンジャーバンドの-3σもあるし、200MAと合わせて
売られすぎを意識して反発するかどうか。

まぁここでリバらなかったら57ドル~55ドルは見といた方がいいかもね。
ロンガーが多いから、この辺に来てもなんら不思議に思わんわ。

WTI原油のCFTCのポシション状況を比較

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

WTI原油のCFTCのポジション状況

6-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年8月20日の週を終えて
6-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年8月20日の週を終えて

原油はオワコン。

WTI原油の個人のポジション状況

7-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月20日の週を終えて
7-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月20日の週を終えて

ロンガーはオワコン。

WTI原油のポジション状況 まとめ

ロンガーの救われる未来が見えない…。

はよ損切れやwww

週の終値を比較

2020年12月04日 46.11 (+57pips上昇) OPEC会合で減産は徐々に解消だが、市場参加者はポジティブにとらえる
2020年12月11日 46.56 (+45pips上昇) イギリスで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月18日 49.03 (+247pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日 48.29 (-74pips下落)
2020年12月31日 48.18 (-11pips下落)

2021年01月08日 52.61 (+443pips上昇) バイデン政権+上院下院が民主党が制覇、サウジが自主減産発表、協調減産もおおかたの減産幅で合意
2021年01月15日 52.11 (-50pips下落) バイデン氏が発表した財政出動は織り込み済み、原油市場では需要の回復は見込めないとアナリストが言う。中国がロックダウンで原油価格が下落
2021年01月22日 52.06 (-5pips下落) バイデン氏の就任式後、頭打ちで下落。イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持する意向
2021年01月29日 52.17 (-11pips下落) ロビンフッダーが大暴れして株式市場はネガティブな感じに。

2021年02月05日 56.95 (+478pips上昇) サウジ自主減産やアメリカで大雪に見舞われて需要が増した
2021年02月12日 59.61 (+266pips上昇)
2021年02月19日 58.93 (-68pips下落) アメリカの寒波の影響が収まり利益確定売りに。バフェット氏がシェブロンの株を購入
2021年02月26日 61.53 (+260pips上昇) アメリカの長期金利が爆上げで市場は大混乱

2021年03月05日 66.26 (+473pips上昇) OPECプラスが4月も協調減産を継続、生産も据え置き。サウジも自主減産続けるってよ
2021年03月12日 65.57 (-69pips下落)
2021年03月19日 61.42 (-415pips下落) IEAがスーパーサイクル論を否定。ゴールドマンがブレント原油80ドルに行くと予想
2021年03月26日 60.80 (-62pips下落) スエズ運河で大型コンテナ船が座礁

2021年04月01日 61.25 (+45pips上昇) スエズ運河の問題は解消。OPEC+が5月~7月に微増産するってよ。サウジも自主減産を徐々に辞めるってよ。
2021年04月09日 59.36 (-189pips下落) イランの増産懸念、OPEC+の微増産を再評価
2021年04月16日 63.07 (+371pips上昇) 中国輸入統計が良好で原油を爆買い!IEAとOPECが2021年の世界の石油需要見通しを引き上げ!
2021年04月23日 62.11 (-96pips下落) インドのロックダウンと日本の緊急事態宣言
2021年04月30日 63.46 (+135pips上昇)

2021年05月07日 64.83 (+137pips上昇) 中国の軍用機が台湾の防空識別圏に進入したとの報道
2021年05月14日 65.46 (+63pips上昇) アメリカのパイプライン最大手がサイバー攻撃によって稼働を停止。OPEC、IEA需要見通しは良好(供給不足の可能性を指摘)
2021年05月21日 63.85 (-161pips下落) イラン核合意の進展や制裁解除の可能性が浮上、ビットコインの急落で原油価格が大きく下落
2021年05月28日 66.60 (+275pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画が報道され期待感で67ドルに到達する

2021年06月04日 69.38 (+278pips上昇) イランの制裁解除でイラン産の原油が供給されても需要面に問題は無いらしい
2021年06月11日 70.79 (+141pips上昇) OPECとIEAが新型コロナ前の水準に戻る見通しを発表し生産拡大を示唆した事で原油が買われている
2021年06月18日 71.41 (+62pips上昇) FOMCでまさかの利上げ前倒し発表(2022年~2023年中、従来は2024年)でも週ベースで安値は更新していない…
2021年06月25日 73.97 (+256pips上昇) OPECプラスが7月1日の会合で小幅な増産に留まるとの見方で買い。FRBや連銀総裁はインフレは高くなるが来年には低下する見通し

2021年07月02日 75.10 (+113pips上昇) OPECプラスの会合がUAEがゴネて来週の7月5日に延期となった
2021年07月09日 74.67 (-43pips下落) OPECプラスの会合が纏まらずUAEを筆頭に増産国が増えると懸念が出た。ECBの新戦略でインフレ2%に切り上げた事からユーロドルの上昇につられた
2021年07月16日 71.43 (-324pips下落) サウジとUAEが妥協合意。増産懸念で原油が急落。FRBパウエル議長もインフレデータが期待以上と発言して原油が売られている
2021年07月23日 72.06 (+63pips上昇) UAEの増産合意で急落後、株の買い戻しで謎の需要拡大観測で急激な買い戻しという喜劇
2021年07月30日 73.66 (+160pips上昇) FRBパウエル議長のテーパリングには時間がかかる発言と利上げには程遠い発言でインフレに対する甘い見解から急激なドル安を招く
2021年08月06日 67.97 (-569pips下落) 米中の経済指標が悪くて暴落
2021年08月13日 67.93 (-4pips下落) バイデン大統領がOPECプラスに増産の圧力をかけていた事が分かる
2021年08月20日 61.92 (-601pips下落) アフガンネタは相手にされず新型コロナのデルタ株感染拡大とFOMC議事録によるドル高の影響で安値を掘る展開

まとめ

WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。

  • 月曜しょっぱなにアフガニスタンのタリバン占拠報道が出たが原油価格は暴騰はしなかった
  • それよりも中国の7月の小売や鉱工業生産の伸びが悪くてエネルギー需要減退懸念が台頭した
  • 洪水の影響や新型コロナウイルスのデルタ株感染が意識され売りの材料にされる
  • アメリカ政権がOPECの増産要請についてOPEC側が減産要請によって供給を増やす必要はない見解を示したが、ドル高や新型コロナのネタには勝てなかった
  • 日本が緊急事態宣言を延長した事でアジア圏の新型コロナ感染拡大が意識され売りに押される
  • FOMC議事録が公表され大半のメンバーが年内の緩和縮小を唱えてる事でドル高となり商品価格の下落に寄与した
  • あとは新型コロナウイルスの感染拡大ネタがず~っと尾を引いてリバりながら安値を更新していった
  • 大口は大量にポジションを解消中
  • 個人投資家だけが高値からナンピンロングをして含み損で耐えてる模様

ロンガーさようなら。

また来世でお会いしましょう。

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原油

Posted by 旭(あきら)