WTI原油 【見通し・予想】欧州のロックダウン措置で再びエネルギー需要減退懸念が台頭!暴落に備えよう… テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2020年10月30日(金)の週を終えて
2020年10月30日(金)の週を終えて
WTI原油のチャートとCFTCの大口の動向、そして個人のポジション状況を見ながら
相場の分析をして今後のWTI原油の相場の見通しや
価格を予想していきます。
チャンスがあれば海外ハイレバ口座と国内先物口座を利用して、トレードしていくつもりでいます。
それでは、各章の状況を見ながら、相場を予想していきます。
WTI原油 テクニカル分析と大口と個人のポジションから相場の強弱を予想(2020年10月30日(金)の週を終えて)
#WTI原油・俺ニカル分析
2020年10月30日の週を終えてハリケーン『ゼータ』の影響で
石油やガス施設の従業員が退避をはじめ
石油生産に影響が出るとの事で
原油は反転上昇を見せたものの
それ以外はずっと売られた欧州での新型コロナウイルスの感染が拡大している事が
売られる要因となっている pic.twitter.com/z96DT0WFBP— 堅実なる投機家@-461万円・原油相場で負けた分を取り戻し中 (@kenjitutouki) November 1, 2020
#WTI原油・俺ニカル分析
2020年10月30日の週を終えて欧州の新型コロナウイルスの感染拡大の他に
ドル高の影響も考えられるユーロドルと比較すると分かり易い
原油はドル建てで取引されている事もあって
意識されているチャートの形も
ポジショニンも似通っており
個人の買いが多い下落注意報 pic.twitter.com/UyI94kcVrO
— 堅実なる投機家@-461万円・原油相場で負けた分を取り戻し中 (@kenjitutouki) November 1, 2020
上記ツイートで大枠について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて解説していきます。
WTI原油の在庫状況
API在庫の状況
EIA在庫の状況
原油の在庫の状況 考察 まとめ
API、EIAともに原油在庫が予想外の増加が市場でネタにされ
欧米で新型コロナウイルスの感染拡大もあって
需要懸念が再び台頭し売られる結果となっています。
またリグ稼働数が190台から200台と増えてきており
生産が増加するかもしれません。
この辺を押さえながら原油価格の推移を見て行った方がいいと思われます。
WTI原油のCFTCのポシション状況を比較
前の週に新型コロナ追加経済対策が纏まるとの期待感だけで
買われていましたが
ここにきて売りが一気に増えました。
前の週に買いで入るのは怖いと思っていた事が
ようやく、この週で大きな売りが入り
原油価格も大きく下落しているので
直観に従うものだなと思いました。
WTI原油の個人のポジション状況
前の週に40ドルで折り返して下落しているので
買いで入るのは注意しようと書きましたが
そこから、さらに下落しています。
この状況化で個人投資家は買いを増やしているので
さらなる下落を警戒したほうがいいと思われます。
WTI原油 テクニカル分析
サポートラインの1週間のダイジェスト
- 週の始めに雲の下限を下抜け
- そこから反発上昇をしたものの、5日SMAで頭を押さえられて下落を継続
- 基準線を下割れて、200日SMAも下割れて36.66のピンクのラインを下抜けて週を終えました
直近のサポートライン
33.25 ピンクのライン
日足ダブルボトムの36.66を下割れました。
現状はボリンジャーバンドの-3σで買われているので
もし、ここでバウンドしなければ次のサポートは33.25だと思われます。
直近のレジスタンス
5日SMAおよび36.66
日足のダブルボトム36.66が直近のレジスタンスだと思われます。
ここに戻れないようだと
5日SMAに沿って下落しているので
このあたりで戻り売りをされる可能性を考慮に入れながら
下落の流れを見て行った方がいいと思います。
WTI原油 ファンダメンタルズ分析
2020年10月26日(月曜日)から10月30日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
10月26日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
先週にリビアの増産ネタが引き続き意識され
供給過多になるとの懸念から原油は週の初めから下落して始まりました。
また欧州で新型コロナウイルスの感染が拡大している事で
再びロックダウン措置が導入されるとの懸念から
石油需要が再び低下する見通しが高まり原油は売られました。
OPECのバルキンド事務局長によると
世界各地で新型コロナウイルスの感染が再び広がっている中で
原油市場の回復が予想よりも時間がかかると発言しました。
下半期には回復が見られ始めると期待していたようですが
新型コロナウイルスが再び広がり始めて
経済成長と需要回復の双方が停滞しているようです。
これが嫌気され原油は下落しています。
OPECのバルキンド事務局長は
前回のマイナス取引になったような値崩れは発生しない事や
回復は継続するとの見方を発言していますが
原油は下落して取引を終えています。
高値39.72 → 終値38.58(-114pips下落)
10月27日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
ハリケーン『ゼータ』が熱帯低気圧に勢力を弱めたものの
メキシコ湾岸の石油施設集積エリアに接近している事で
石油会社が接近に備えて海上石油施設の従業員の退避をはじめ
施設の閉鎖準備に入ってる事から
原油は供給懸念から反転上昇しました。
しかし、戻り高値では売られています。
欧米での新型コロナウイルスの感染拡大が再び意識されている事と
リビアの増産ネタが材料視されているようです。
安値38.49 → 終値38.92(+43pips上昇)
10月28日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
石油在庫統計の発表で
原油在庫が予想外の増加を受けて供給過剰懸念から売りに押されました。
またドイツでは新型コロナウイルスの第二派の対応として
ロックダウン措置を実施する事になりました。
アメリカの株式市場では大統領選前に新型コロナ追加経済対策の合意が難しいと
トランプ大統領が発言した事でリスク回避から株価が下落。
景気指標にも使われる原油もリスク回避で大きく下落して終了しました。
高値38.99 → 終値37.35(-164pips下落)
10月29日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
新型コロナウイルスの第2波が再び意識され原油は引き続き下落して終了しました。
この日はECBの理事会があり
政策について新型コロナの影響で緩和する可能性が浮上。
これを受けて大きくドル高が進み
原油はドル建てで取引されている事からドル高の影響を受け下落しました。
高値37.74 → 終値35.72(-202pips下落)
10月30日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
引き続き欧米での新型コロナウイルスの感染拡大が意識され
原油は売られて終了しました。
この日は安値の更新はせず、微下げ程度で週を終えています。
高値36.58 → 終値35.72(-86pips下落)
週の終値を比較
2020年3月07日 41.51 ←次のターゲット?
2020年3月13日 33.25 ←ターゲットクリア
2020年3月21日 23.40 ←ターゲットクリア
2020年3月27日 21.80
2020年4月03日 28.79 ←ターゲットクリア
2020年4月09日 23.18 ←ターゲットクリア
2020年4月17日 18.44
2020年4月24日 17.31 ←史上初のマイナス取引となった週の終値
2020年5月01日 19.70 ←U字回復を期待できる所まで回復した
2020年5月08日 26.10 ←暴騰w
2020年5月15日 29.79 ←押し目待ちに押し目なしで高止まりからの踏み上げ!
2020年5月22日 33.56
2020年5月29日 35.19 ←3月13日の終値をクリア!
2020年6月05日 39.07 ←ターゲットに届かず折り返す…
2020年6月12日 36.50
2020年6月19日 39.42
2020年6月26日 38.17
2020年7月03日 40.23
2020年7月10日 40.57
2020年7月17日 40.58
2020年7月24日 41.24 ←ターゲットまであと30pipsぐらい
2020年7月31日 40.44
2020年8月07日 41.53 ←3月7日の終値を+2pips上回った状態
2020年8月14日 42.20 ←3月7日の終値を上回った状態
2020年8月21日 42.27 ←3月7日の終値を上回った状態
2020年8月28日 42.93 (+66pips上昇) ←42.34を上回った状態
2020年9月04日 39.42 (-351pips下落) 暴落の構え
2020年9月11日 37.30 (-212pips下落) 下落2週目
2020年9月18日 40.88 (+358pips上昇)
2020年9月25日 40.09 (-79pips下落)
2020年10月02日 37.01 (-308pips下落) ← トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染
2020年10月09日 40.55 (+354pips上昇) ← トランプ大統領が新型コロナウイルスから復帰
2020年10月16日 40.74 (+19pips上昇)
2020年10月23日 39.72 (-102pips下落)
2020年10月30日 35.72 (-400pips下落)
まとめ
WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。
- リビアの生産が増えるとの事が引き続き意識されで供給懸念で原油が売られる
- 欧州で新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためにロックダウン措置が再び取られエネルギー需要減退懸念が台頭し原油は売られる
- アメリカの新型コロナ追加経済対策の協議が大統領選前に合意を得られない事からリスク回避で原油は売られる
- 大口は売りに切り替え、個人投資家だけ買いのナンピンで耐えてる感じ
結局41.51を超えれず36.66のダブルボトムのラインを下割れたし
需要面も欧州が新型コロナウイルスの影響でロックダウン措置を取って弱くなるだろうし
個人はナンピン買いで耐えてるし…
ヤバイ下落くるかもね…
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